科学コミュニケーション(Scinece Communication)とは、科学的な知識・情報の生産・組織化・流通・伝達・交換・利用という一連の流れを表す概念。
サイエンス・コミュニケーション、科学技術コミュニケーションとも表記される。
近年注目されている社会学的な文脈では、科学知識や研究活動についての(主に)科学者と一般市民の間のコミュニケーションを指す。仲介や解説といったコミュニケーションの支援を総合的に行う役割として、科学コミュニケーターがある。
図書館情報学的な文脈では、学術情報流通・伝達に係る科学者や一般市民の間のコミュニケーションを指す。この場合の用法では「学術コミュニケーション(Scholary Communication または Scientific Communication)」ともいわれ、主に研究者同士のコミュニケーションを扱う*1。
関連用語として、科学技術コミュニケーション、サイエンスコミュニケーション、サイエンスカフェ、Public Understanding of Science、Public Understanding of Research、カフェシアンティフィーク、サイエンスカフェ、サイエンスバー、サイエンスフェスティバル、科学技術社会論(STS)などがある。
*1:倉田敬子. "第1章 情報メディアから見る学術コミュニケーション". 学術情報流通とオープンアクセス. 勁草書房, 2007, p.6 ISBN978-4-326-00032-6