とある、お出かけからの帰りの電車の中。母校の美大の卒展日程が目に入った。家に帰ろうとしていたけれど、次の駅で乗り換えれば会場へ行けそうだった。電車を乗り換えて会場へ行く。「卒展を観ていると、絶対過去の自分を顧みることになるんだよな。」なんて思いながらひとつひとつの作品を観ていく。ある作品の前で足が止まった。私も同じ素材で同じようなことをしていたな。と感慨深くなる作品。どんな人が作っているのか気になりポートフォリオを読んでいると、制作者の学生が話しかけてくれた。作品のことや、今後のことについて話を聞いてみると、卒業前後の過去の私とそっくりだった。初めましてなのに、言っている言葉がすごくよくわかる…