④うちを怒らすと怖いおすえ。 京で生まれ育って訳あって都落ちしてきた京女猫の「ぶるう」。仔猫の時から教え込まれた言葉と言えば、「おきばりやすぅ」、「考えときますわぁ」、「主人にきいてみますぅ」、「よろしおすなあぁ」、「へえ、おおきにぃ」思ってもいない社交辞令・お愛想のフレーズばかり。 そう。彼女ロシアンブルーは、いけずな京都人しか飼ってはいけない猫だった! 憐れんだ「ぎをん」東男の主人にすら、言うのはお愛想。「おこしやすぅ」 ・・・・・・・・・・ ご主人が、うちに耳打ちしたんどす。「おいおい、ぶるうよ。ほら、最近まで多重介護してたあのZizzy(じじぃ)さん。なんでもお母さんがお亡くなりになり…