木材は、私たちの暮らしに温もりと安らぎを与えてくれるだけでなく、持続可能な社会を築く上で欠かせない資源です。資源の多くを海外に頼る日本にとって、その輸入を支える港湾物流は、まさに国の暮らしを支える「大動脈」と言えるでしょう。今回は、その大動脈の中でも、東京港という心臓部で「木材・住宅関連製品」の物流を専門に担い、実に75年以上の歴史を誇る老舗、望月海運株式会社の決算を読み解きます。第105期決算では23百万円の純利益を確保。堅実な経営を続ける同社の強さの源泉と、未来への航路に迫ります。 20250331_105_望月海運決算 決算ハイライト(令和7年3月31日現在) 資産合計: 1,048百万…