来世はエノコログサでも良しとせん (博士の東大助手の頃 明治33年:本と標本の山) NHKテレビの連続ドラマで、牧野富太郎博士がテーマになっている。これにちなんで、かどうか知らないが、静岡県立の「ふじのくに地球環境史ミュージアム」で牧野博士の企画展があるというので、足を運んだ。 1部屋分の展示という規模は小さいものだったが、博士のつくった押し花標本、手紙などが見られて興味深いものだった。押し花標本には1911年、牧野などと書いてあり、セピア色っぽくなっているが、ゆうに100年は経っているものなので、こんなに長持ちするものなのかと感心させられる。新聞紙に大きく自筆メモ書きしてあるのも生々しい。 …