記憶に残る言葉 朝から寝ているんじゃない! そんなに眠ければ窓を開け放てばいい! 寒くて眠れない! 老後に私小説でも書いた折にこの一節を入れる予定である。いつの記憶かというと、自身が中学生の頃に現代文の教師が言い放ったものだと思う。初冬の頃、一限から突っ伏している生徒が多数おり頭にきたのだろう。自身を含む起きている生徒まで寒さに震えさせるような処罰はやめてほしいと思ったことを覚えている。顛末は、寝ていた生徒達が身体を起こし、それ以上のことは起きなかった。初めから起きていればいいのだ。単に礼儀の問題である。礼儀を欠くと人は怒る。例え寒い中、窓が開けられたとしても、それを体罰とは思わなかっただろう…