毘沙門堂門跡へは、山科駅から緩やかな坂道をずっと登っていく 毘沙門天を辞書で調べてみると、ブリタニカ国際大百科事典には次のように説明されている。 仏像の四天王の1つで、北方の守護神。四天王がそろっているときは多聞天といい、独尊のものを毘沙門天という。四天王像としては法隆寺金堂の『多聞天像』が古く、単独では鞍馬寺本堂の『毘沙門天像』 (平安時代後期)、高知雪蹊寺の『毘沙門天像』 (湛慶作、鎌倉時代)などが著名。日本の民間信仰では七福神の1つでもあり、福徳を司る神として広く信仰されている。 都七福神めぐりでは、東寺の兜跋(とばつ)毘沙門天が七か所の一つに選ばれている。また「寅の月、寅の日、寅の刻」…