先日報道されたフジテレビの問題社員による不適切な行動が明るみに出て、会社としてのコンプライアンスや組織のあり方が問われる出来事でした。もちろん、企業としての責任や再発防止策が重要なのは言うまでもありませんが、このニュースを見て、私はふと昔のことを思い出しました。 私が学生だった昭和の時代、今でいう「ブラック部活」や「体罰」は、ある意味日常の一部でした。当時は「それが当たり前」とされ、誰も声をあげようとはしなかった──いや、あげられなかったのかもしれません。けれど私は、子供ながらに「これはおかしい」と感じていました。 部活動では、顧問の先生から蹴られたり、平手打ちされたりすることもありました。今…