JR東日本の特急形交直流電車。
1989年にJR東日本初の新製特急形電車。登場当初、車体の白いボデーから「タキシードボディ」と呼ばれた。
当時常磐線で運用されていた、陳腐化が進む485系の置き換えとして登場。従来の鉄道車両に見られない面構成と、白色その物をキャラクターカラーとして採用した存在感。また正面に設置された大型のLEDディスプレイ・客室内のLED案内装置等、新世代の鉄道車両としてのインパクトを重視して設計された。走行機器についても、ボルスタレス台車の採用・130kmでの運用対応などの一新を図った。
「スーパーひたち」に使用され、日立製作所のおひざ元を走行するが、製造は全て川崎重工業が担当した。
当初は勝田車両センターに配置され「スーパーひたち」全列車と「フレッシュひたち」の一部で運転されていたが、E657系が登場したためこれら列車からは2013年3月のダイヤ改正に合わせて定期運用を離脱し(同年10月〜2015年にかけて、E657系の設備工事に伴う車両補充で「フレッシュひたち」1往復に充当)、一部の編成は順次直流専用の1000番台化され大宮車両センターに転属、翌2014年より「あかぎ」などに充当されている。