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ぐだぐだfreedom

南関競馬重賞史ジャンプ
序文 注記・参考文献表
第一部:1955 1956 1957 1958 1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967
第二部:1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983
第三部:1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994
第四部:1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005
第五部:2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
終わりに
索引:ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ・ラ・ワ行 英字

そのほか記事
シリーズ?物:競馬観戦系 荒尾廃止 日韓競馬2013 東京オリンピックと南関東競馬 『競週地方競馬』を読む
単発雑文:ホウセント・フクパーク考 プレイアンドリアルについて ビーボタンダッシュ 地方競馬の売上
そのほか、まあ駄文ばかり色々と……

2016-03-21

1956年――秋の特別(タカトシ)ほか

はてなダイアリーの仕様上、同日付で投稿している索引のデータ量が増えるとこの記事がケツから消えてしまうので再アップ。

<1956年>
 重賞制もひとまず1年目を終え、あれやこれやと細かな手入れとさらなる発展が図られた。大井のわけがわからないワード賞群は6月のアラ系古馬のものを除いて全廃されると、ほぼ同条件で金盃・銀盃が設立される。八王子記念も時期を6月に移動し、開設記念相当の大井記念とされた。そのほか、ダイオライト記念、平和賞が正式に重賞となり、大井でのちの羽田盃の前身たる大井盃が新設。川崎でもアラブ4・5歳特別がアラブチャレンジャーに改名された上で、年末に対を為すアラブチャンピオンがあらたに設けられている。とりわけアラブチャンピオンは1968年まで秋の特別(アラブ大賞典)よりも開催時期が遅く、賞金もある時期までは同額であったことからその名のごとく「暮れの南関東アラブ最強決定戦」としての役割を果たした。

 また、この年だけやたらとアラブの3・4歳の特別戦が多いのも特徴である。新馬の入厩数の増加に従い、賞金の区切りなどでまだまだ試行錯誤があったのだろう。

 しかしながら、サラブレッドでの元中央馬の勢いは相変わらず。一方でアラブ戦線はというと、クラシックこそ逃したもののじわじわと才能を開花させつつあるトモスベビーを中心に、フクパーク・ホウセントに続く新たな最強アラブ伝説が生まれようとしていた。
 
<レース・メモリアル>
●秋の特別 10月24日 大井競馬場 アラ系ハンデ 2400m 1着賞金:40万円
1枠1番  ニユーマルタケ(牡5) 倉持(53)
2枠2番 ▲グレートリバー(牡4) 谷口(54)
3枠3番 ○タカトシ(牡4) 須田茂(53)
4枠4番  ラツキーライフ(?) 平山明(48)
4枠5番 ◎トモスベビー(牡4) 広野(57)
5枠6番  ザイ(牡?5) 鈴木富(51)
5枠7番 ×ヨンダービー(牡6) 井上(56) 
6枠8番  ダイゴオー(?) 柏木(49)
6枠9番 △ギンパイ(牡4) 八木正(54)

 中央から回った高齢馬が幅を利かせていたサラブレッドのレースと異なり、4歳・5歳が中心の非常にフレッシュな出馬表。ホウセント・フクパーク以降はある程度勝ち進むと斤量面から実質「勝ち抜け」となりサラの条件級へ回らなければならない事情があったにせよ、地方競馬アングロアラブ競馬の関係の重みをしみじみと感じさせられる。

 そして、そんなメンバーの中で1番人気に押されたのがトモスベビーである。すでに4歳の3月には古馬のC級に混じって勝ち負けを繰り返していたが、重賞戦線では冴えない結果続き。4歳馬の大一番たる春の特別でも、タカオーの逃げ切り勝ちを許しての3着どまりだった。それが5月末のアラブチャレンジャーで待望の重賞初勝利を挙げると、2週後のワード賞で古馬の一線級も撃破。ここでも春の上り調子をそのままで、南関アラブのトップを奪取することが期待されていた。

 そのトモスベビーの前に立ちふさがったのが、フクパークに続く「西からの怪物」タカトシだ。この馬を語るには、まずはそのひとつ上の兄、タチホワイトについてから始めねばなるまい。タチホワイトは南関東でデビューすると、4歳春までに古馬A級戦も含めた11連勝に、レコードを更新すること2回。その圧倒的な着差から早くもポスト・ホウセントの最有力候補と目された才能溢れる優駿だった。だが、4歳4月にしてナイト、オマタドロツプスらへと果敢に挑戦した川崎・4・5歳特別のレース中、突然の悲劇が訪れる。レース中に鞍ずれから騎手がバランスを崩すと、2コーナーでそのまま大逸走。体勢がたて直せないまま一直線に外ラチへとぶち当たって……このケガがもとでタチホワイトの競走馬生命は絶たれ、第一回目の春の特別はダイゴカゲミツのもとへと転がりこむ。

 タカトシのデビューは北海道、次いで関西公営に転じ4歳の春までに40戦34勝という、圧倒的な数字を叩き出した。愛馬を南関東へと送り出す関係者の「関西公営競馬の実力は、決して東京モンなんぞに劣りゃしない」という誇りに賭けて、そしてタカトシにとっては亡き兄の魂を弔うためにも、「日本一アラブ」の称号は絶対に掴み取りたい勲章だったことだろう。

 そんな気迫を爆発させるように、タカトシは勢いよくゲートを飛び出すと逃げにかかる。2400mの長丁場のこと、我こそはと鈴を付けに行く勇気のある馬はおらず、2馬身ほどの間を置いてギンパイ・トモスベビー・ザイの3頭が並び、激しく牽制の火花を散らした。そしてこれが生涯通算2500勝の名手・須田茂の腕前か、タカトシは向こう正面で一瞬だけペースを落として息を入れると、まだまだ先は長い残り800mからのロングスパート。虚を突かれた後続も慌てて追い出したが、一度ついた差はなかなか縮まってはくれない。直線に入りトモスベビーが後方から必死に食らいつこうするが、もはやタカトシは人馬ともに無我夢中で前へ前へと、さあ残り200のハロン棒、そしてゴール板を駆け抜けて……まだまだ走り足りやしない!アラブの2400mで2:39.0は、当時のレコードタイムである。

<秋の特別 結果>
1着 3枠3番タカトシ R2:39.0
2着 4枠5番トモスベビー 2 1/2
3着 1枠1番ニユーマルタケ 1 1/2

アラブチャンピオン 12月31日 川崎競馬場 アラ系定量 距離:2000m 1着賞金:40万円
1枠1番 ○タカトシ(牡4) 須田茂(56)
2枠2番 ×サチアヅマ(牡4) 宮下仁(56)
3枠3番  グレートリバー(牡4) 谷口(56)
4枠4番 ◎トモスベビー(牡4) 井上(56)
5枠5番  ギンパイ(牡4) 永田(56)

 その後もタカトシは長い休養を挟みもしたが、超A級のアラブとして活躍。1958年には再び秋の特別をトモスベビーの半弟・タカクラホマレらを抑えて制し、自身のレコードも再度更新している。一方、トモスベビーはタカトシに出走権がない*1ホウセント記念を勝つと、大晦日の川崎で行われたアラブチャンピオンへ。この年だけ定量で行われたここで単勝1.4倍の圧倒的な1番人気に支持されると、1万8000人の観衆を前に2着のサチアヅマを5馬身千切る楽勝。真っ赤な夕日と煙のない工場街の煙突を背に、来る翌年のさらなる飛躍を力強く誓った。

アラブチャンピオン 結果>
1着 4枠4番トモスベビー 2:11.1
2着 2枠2番サチアヅマ 5
3着 1枠1番タカトシ 1 3/4
4着 5枠5番ギンパイ 大
5着 3枠3番グレートリバー 
単勝:4番140円 複勝:4番110円 2番190円 6枠連単:4→2 270円

タカトシ(牡) 廿楽長市郎厩舎(大井) 1953年生まれ 出生地不明 父トシシロ 母弟扇(ニーフアン)アラブ血量50.00%?
3・4歳(北海道・関西公営)40戦34勝
4歳:秋の特別、アラブチャンピオン3着、オープン級2勝
5歳:オープン級9勝
6歳:秋の特別、オープン級5勝

タチホワイト(牡) 所属不明 1952年生まれ 出生地不明 父不明 母弟扇(ニーフアン)アラブ血量不明
3歳:全日本アラブ争覇2着
4歳:オープン級2勝

ニユーマルタ(牡) 倉持十九二厩舎(大井) 1952年生まれ 出生地不明 父マルタケ 母不明 アラブ血量不明
4歳:ホウセント記念、ブルーバードカップ2着、オープン級1勝
5歳秋の特別3着、銀盃3着、川崎開設記念(アラ)3着
6歳:銀盃2着

グレートリバー(牡) 谷口源吾厩舎(船橋) 1953年生まれ 出生地不明 父方景 母ミスアブラール(アブラール)アラブ血量31.25%
4歳船橋記念春の特別2着、アラブチャレンジャー3着、オープン級4勝、キング賞、4歳特別2勝
5歳:アラブチャンピオン3着、オープン級4勝

ヨンダービー(牡) 所属不明 1951年生まれ 青森産 父グツドニユース 母善来(不明)アラブ血量30.07%
6歳:秋の重賞(金杯)

<そのほか有力馬>
ケンチカラ(牡) 伊藤正美厩舎(大井) 1952年生まれ 稗田牧場生産 父トキノチカラ 母サンキスト(ミンドアー)
3歳(中央):5戦1勝(20.1万円)
4歳(中央):10戦4勝(102.0万円)
5歳(中央):11戦3勝(95.3万円)
5歳:秋の鞍
6歳:大井記念新春盃3着
 小岩井が誇る名牝系・フロリースカツプ系のうち、シラオキを経由しないラインの中ではもっとも牝系が繁栄しているサンキストの直子。彼女は1959年の天皇賞(秋)有馬記念を制した希代の名牝・ガーネツト(1955年産・父トサミドリ)や、1955年の秋の目黒記念を勝ったハヤオー(1951年産・父シゲハヤ)を出した偉大な繁殖牝馬である。中央ではオープン入りがやっとだったが、南関東に転入すると良血が開花。見事に秋の鞍をアタマ差で制した。翌年も大井記念を勝っている。

カネエイカン(牡) 森田正一厩舎(大井) 1950年生まれ 浦河産 父プリメロ 母シマハナ(セントライト)
5歳(中央):ダイヤモンドS3着
6歳(中央):目黒記念(春)2着、オールカマー2着、ダイヤモンドS3着
7歳川崎開設記念(サラ)、川崎記念大井記念2着、オープン級8勝
8歳:ゴールデンウエーブ記念3着、オープン級1勝
こちらもやはりフロリースカツプの一統。中央のクラシックではダービーで落馬競走中止するなど結果を残せなかったが、古馬になってからクラシックディスタンス以上の長距離で真価を発揮している。7歳で南関東に転じると、開設記念、初夏の川崎記念川崎古馬重賞を2勝にオープン級8勝の大暴れ。しかしその後は残念ながら脚部不安で秋シーズンを全休し、翌年の正月・新春ハンデでようやくの復帰(8着)。さすがに昨年の勢いはなかったが、この年もゴールデンウエーブ記念で3着した。この馬といい、タフなプリメロ産駒が地方のダートに適応した例は多い。

オートネ(牡) 森田正一厩舎(大井) 1953年生まれ 浦河産 父プリメロ 母キヤラバン(月友)
3歳(中央):4戦1勝(44.0万円)
4歳(中央):1戦0勝(7万円)
4歳:春の鞍、大井盃、桜花賞3着、オープン級1勝
5歳:秋の鞍3着、オープン級5勝
6歳:大井記念秋の鞍2着、川崎記念2着、川崎開設記念3着、新春盃3着
7歳:川崎開設記念2着、川崎記念3着、オープン級2勝
8歳(高知):4戦2勝
中央でデビュー後5戦するも、早々に見切りを付け南関東へ。やはりプリメロ産駒らしく南関東の水があったのか、見事に大井盃・春の鞍を逃げ切ってみせた。その後も重賞戦線で好走を続けたのち、8歳で四国高知競馬場へと移籍。年内に4戦2勝、そして1961年に岩手の奥陸牧場で種牡馬入りした。……のはずが、繁殖牝馬が集まらなかったのか、1962年末に10歳で南関東へと復帰。C3級に格付けされている。

トサオー(牡) 杉村繁盛厩舎(川崎) 1953年生まれ 出生地不明 血統・アラブ血量不明
3歳:全日本アラブ争覇3着、3歳特別2勝。
4歳:春の特別、オープン級2勝
 同名に1959年の天皇賞(春)を勝ったトサオーがいるが、両馬は当然ながら別馬である。春の特別で鞍上の杉村騎手をゲート入り前に振り落とし、同騎手は鎖骨骨折で全治一ヶ月のケガ。だがそれを押しての気迫の騎乗で、勢いよくゲートを出ると乾坤一擲の逃げ切り勝ちを決めた。その勢いに乗ってか5月中に古馬のオープン級を2勝しているが、その後は故障でもしたのかそのまま引退してしまっている。

サチアヅマ(牡) 関口三治厩舎(船橋) 1953年生まれ 出生地不明 血統・アラブ血量不明
3歳:3歳特別2勝
4歳船橋記念アラブチャンピオン2着、アラブチャレンジャー2着、ホウセント記念2着、オープン級5勝
5歳:アラブチャレンジャー3着、ワード賞3着、オープン級2勝
 重賞戦線では目立たない存在だったが、それでもコツコツと賞金を積み上げて4歳5月には浦和栄冠賞船橋・銀の鞍と呼び物競走を連勝。とりわけ後者はレコードでの勝利だった。しかしグレートリバーとの同着で地元・船橋記念を勝ったものの、トモスベビーに阻まれて年内の重賞では2着が3回。翌年も好走こそしているが、二つ目のタイトル奪取はならないままで終わっている。

ナンシーシヤイン(牡) 栗田武厩舎(大井) 1952年生まれ 白老産 父トビサクラ 母シヤインステーツ(ステーツマン)
3歳(中央):8戦4勝(74.3万円)
4歳(中央):スプリングS
5歳金盃オープン級2勝
6歳:金盃2着、新春盃2着、オープン級1勝
7歳:金盃3着、新春盃2着、オープン級5勝
8歳:金盃2着、大井記念2着、オープン級5勝
1953年の朝日杯3歳Sで2着したゴールデンゲートは全姉(1951年産)。スプリングSを勝ってクラシックに名乗りをあげるも、皐月賞は16頭中16着、建て直したダービーも5着止まり。5歳で南関東に移籍すると、この年の勝ち星も含めて金盃で4連続好走という珍しい戦績を残している。

アランデール(牝) 小暮嘉久厩舎(大井) 1952年生まれ 豪州産 父Propontis 母フリローラ(Frill Prince)
5歳クイーン賞オープン級2勝
6歳:キヨフジ記念2着、オープン級1勝
6歳(中央):8戦2勝(172.9万円)
7歳(中央):金杯(東)2着
濠サラの中では出世に時間がかかったが、5歳秋にようやくオープン入りするとクイーン賞を制している。6歳ではキヨフジ記念を2着した程度だったが、中央入りすると年末の有馬記念ハクチカラの4着と大健闘。翌正月の金杯でもオンワードゼアの2着した。繁殖としても1965年の第1回関東オークスを勝ったスターコキトール(1962年産・ 父テイエポロ)を出したほか、孫の代にコスモドリームの父ブゼンダイオーがいる。

フレツチヤー(牝) 鳥飼元脩厩舎(川崎) 1953年生まれ 出走地不明 父ホウシユウ 母ヒメカツプ(開銀)アラブ血量25.00%
3歳:3歳特別2勝
4歳ブルーバードカップ、オープン級1勝
牝馬限定戦で施行されたブルーバードカップを勝った。繁殖として、記念すべき浦和所属馬初の重賞制覇を果たしたトモスチヤ(1960年産・父トモスベビー)を出している。

フリスコダウ(牡) 田中利衛厩舎(大井) 1952年生まれ 三石産 父Burning Dream 母ミスブラツクアウト(Teddy Weed)
3歳(中央):朝日杯3歳S3着
4歳(中央):20戦5勝(139.1万円)
5歳(中央):3戦0勝(6.5万円)
5歳ダイオライト記念オープン級1勝、ライジングライト賞
米国からの持ち込み馬として中央でデビュー。重賞では朝日杯で3着した程度だったが、南関に回ってダイオライト記念を勝った。

重賞レース全戦績>

日付レース名距離条件1着賞金勝ち馬勝ち時計騎手(斤量)調教師(所属)2着3着
01.01川崎紅ばら賞2700アラ系障害不明不明不明不明不明不明不明
01.08大井新春盃2400サラ系ハンデ不明トキノダイゴ(牡6)2:36.0中野(55)不明カツリユウブゼントシユキ
02.08川崎開設記念(サラ)2000サラ系ハンデ60カネエイカン(牡7)2:08.8小筆(57)森田正一(大井)ケイセイ(アタマ)スヰートハート(2 1/2)
02.09川崎開設記念(アラ)2000アラ系ハンデ不明ナイト(牡6)2:12.2鈴木春(62)不明ダイゴカゲミツ(2 1/2)ニユーマルタケ(3/4)
02.15船橋ブルーバードカップ1600アラ系4歳牝馬別定30フレツチヤー(牝4)1:47.4鳥飼(56)鳥飼元脩(川崎)ワカトラ(3/4)トキカネ(3)
02.26大井千鳥1600アラ系4歳牡馬別定不明ギンパイ(牡4)1:45.4永田(55)八木正雄(川崎)ワールドカツプ(6)オマタ(3/4)
03.04川崎キヨフジ記念1700サラ系牝馬ハンデ50ミスアサヒ(牝7)1:51.0安藤徳(62)安藤徳男(大井)スヰートハート(2 3/4)チヤネルアイル(3 1/2)
03.15船橋ダイオライト記念1600サラ系4・5歳ハンデ50フリスコダウ(牡5)1:54.2須田茂(56)田中利衛(大井)ホウネン(1 1/2)ペテガリ(2)
03.21大井銀盃2000アラ系ハンデ不明ノブタカ(牡7)2:13.0井上(57)不明シーグル(3)ニユーマルタケ(1)
04.05浦和桜花賞1600サラ系4歳別定50ミナミパーク(牡4)1:45.4勝又衛(54)鈴木春吉(川崎)コスモライト(ハナ)オートネ(アタマ)
04.18大井大井1800サラ系4歳別定60オートネ(牡4)1:56.4栗田武(57)栗田金吾(大井)ミナミパーク(4)シゲタカラ(9)
05.01大井春の特別1800アラ系4歳定量不明トサオー(牡4)2:01.0杉村(57)杉村繁盛(川崎)グレートリバー(3/4)トモスベビー(1 1/2)
05.15大井春の鞍2000サラ系4歳定量100オートネ(牡4)2:10.0栗田武(57)栗田金吾(大井)シゲタカラ(7)ミナミパーク(3)
05.27川崎アラブチャレンジャー1600アラ系4・5歳ハンデ不明トモスベビー(牡4)1:45.0鳥飼(58)三潟隆五郎(川崎)サチアヅマ(1)グレートリバー(2)
06.08大井ワード賞2000アラ系ハンデ不明トモスベビー(牡4)2:11.1鳥飼(57)三潟隆五郎(川崎)タイカン(3/4)ユドラフオー(2)
06.27大井大井記念2400サラ系ハンデ80ブゼントシユキ(牡6)2:35.0荒山(59)森田正一(大井)カネエイカン(6)トキツオロシ(1 1/2)
07.15川崎川崎記念2200サラ系ハンデ不明カネエイカン(牡4)2:21.1?小筆(64)森田正一(大井)アカギオロシ(4)イチヨシノ(2 1/2)
07.29船橋船橋記念1800アラ系4・5歳ハンデ35サチアヅマ(牡4)1:58.4粕谷(58)関口三治(船橋)グレートリバー*2(同着)ラツキーオー(3)
08.08船橋NTV盃2000サラ系ハンデ60ホマレオー(牡6)2:06.0朝倉(56)栗田金吾(大井)クロマツオー(2 1/2)スヰートハート(2)
08.12川崎百合2000アラ系ハンデ60ギンパイ(牡4)2:11.2永田(51)八木正雄(川崎)タイカン(3/4)ナイト(2 1/2)
08.16川崎ゴールデンウエーブ記念2000サラ系ハンデ不明カブト(牡4)2:08.2長沢保(52)大山末治(大井)ミナミパーク(2)クロマツオー(アタマ)
09.13大井金盃2400サラ系ハンデ70ナンシーシヤイン(牡6)2:36.1朝倉(54)栗田武(大井)カブト(1 1/2)クロマツオー(1 1/2)
09.21浦和秋の重賞(金杯)*32000アラ系ハンデ40ヨンダービー(牡6)R2:12.2井上(54)不明タイカン(1)ギンパイ(2)
10.12大井秋の特別2400アラ系ハンデ40タカトシ(牡4)R2:39.0須田茂(53)廿楽長市郎(大井)トモスベビー(2 1/2)ニユーマルタケ(1 1/2)
10.17船橋平和賞1200サラ系3歳25エイシヨウ1:16.1須田茂(53)関口三治(船橋)マルミドリ(4)アスナロ(アタマ)
10.23川崎紅ばら賞2700アラ系障害不明ヤマハルオR3:11.3杉村(57)不明ホシタカラ(3)タイカン(アタマ)
11.17川崎全日本アラブ争覇1500アラ系3歳不明サンチヤゴ1:39.0朝倉(53)鳥飼元脩(川崎)エムグレイス(1)フクシマ(2)
11.18川崎全日本三歳優駿1500サラ系3歳50エイシヨウ1:38.0須田茂(53)関口三治(船橋)チノヤマ(1)トキツホマレ(1/2)
12.01船橋クイーン賞1800サラ系牝馬50アランデール1:54.3倉持(56)小暮嘉久(大井)スヰートハート(1)ダツシングラス(アタマ)
12.05大井ホウセント記念2000アラ系4歳不明トモスベビー2:13.1井上(61)三潟隆五郎(川崎)サチアヅマ(1 1/2)ギンパイ(3)
12.31川崎アラブチャンピオン2000アラ系不明トモスベビー2:11.1井上(56)三潟隆五郎(川崎)サチアヅマ(5)タカトシ(1 3/4)

<オープン級レース全勝ち馬一覧>
サラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.02川崎オープン2000サラ系イチサチホマレ2:08.4
01.18浦和浦和記念2000サラ系タイカンオー2:08.1
01.29船橋金の鞍2000サラ系カネエイカン2:08.0
02.02大井オープン2000サラ系ケイセイ2:10.1
02.16船橋金の鞍2000サラ系タイカンオー2:08.0
02.19浦和梅花賞サラ系2000ホウネン2:08.2
02.22浦和浦和記念2000サラ系カネエイカン2:07.2
02.26大井オープン2000サラ系カネエイカン2:08.1
03.01川崎オープン2000サラ系イチサチホマレ1:51.1
03.11大井オープン2000サラ系カネエイカン2:08.0
03.22大井オープン1800サラ系カネエイカン1:54.2
04.04浦和浦和記念2000サラ系イチヨシノ2:08.3
04.08大井オープン2000サラ系イチヨシノ2:09.2
04.15川崎オープン1700サラ系ハタオーR1:57.0
04.25船橋金の鞍2000サラ系カネエイカン2:08.0
05.04大井オープン1800サラ系スヰートハート1:54.1
05.09浦和浦和記念2000サラ系カネエイカン2:07.4
05.23船橋金の鞍2000サラ系イチヨシノ*42:07.2
05.30川崎A級特別1700サラ系カネエイカンR1:48.4
06.05浦和浦和記念2000サラ系イチヨシノ2:10.0
06.10大井オープン1800サラ系ブゼントシユキ1:55.4
06.17船橋金の鞍2000サラ系トキツオロシ2:08.1
06.22川崎オープン1700サラ系ストロング1:50.2
07.04浦和浦和記念2000サラ系ホウネン2:20.0
07.22浦和浦和記念2000サラ系フリスコダウ2:09.1
07.26船橋金の鞍2000サラ系スヰートハート2:07.0
08.05大井オープン1800サラ系タカオー1:54.3
08.26川崎A級特別1700サラ系カブト1:50.1
09.09浦和浦和記念2000サラ系ダツシングラス2:09.3
09.19浦和浦和記念2000サラ系クロマツオー2:11.1
10.03大井オープン特別1800サラ系オートネ1:53.4
10.09船橋金の鞍1800サラ系ダツシングラス1:53.2
10.21船橋金の鞍1800サラ系アサクニ1:53.1
11.05浦和浦和記念2000サラ系アランデール2:11.2
11.21浦和浦和記念2000サラ系アランデール2:10.3
12.09大井オープン特別2000サラ系ナンシーシヤイン2:07.3
12.14船橋金の鞍1800サラ系アサクニ1:54.0
12.16大井特ハンデ1800サラ系ナンシーシヤイン1:54.4
12.19大井オープン特別2000アラ系ノブタカ2:11.1
12.24浦和浦和記念2000サラ系スヰートハート2:08.0

●アラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.03川崎オープン2000アラ系フクオーR2:10.3
01.08大井オープン2000アラ系ダイゴ2:11.4
01.17浦和栄冠賞1600アラ系ミネハタ1:45.0
01.27船橋銀の鞍1800アラ系ダイゴカゲミツ1:56.0
02.01大井オープン2000アラ系ホースニユース2:12.2
02.14船橋銀の鞍1800アラ系バラパーク1:58.1
02.21浦和栄冠賞1600アラ系ダイゴカゲミツ1:44.0
02.28大井オープン1700アラ系ヒダカスズラン1:53.0
03.04川崎オープン1700アラ系ヨーカ1:53.0
03.14船橋銀の鞍1800アラ系ヨーカ1:57.2
04.01浦和栄冠賞1600アラ系ナイト1:44.4
04.07大井オープン1800アラ系ダイゴカゲミツ1:58.0
04.20大井A級特別2000アラ系シーグル2:12.3
04.26船橋銀の鞍1800アラ系ヤマミドリ1:56.2
05.03大井オープン2000アラ系不明不明
05.07浦和栄冠賞1600アラ系サチアヅマ1:44.8
05.13大井A1・A2特別1800アラ系トサオー1:57.1
05.19船橋キング賞1600アラ系グレートリバー1:44.2
05.22船橋銀の鞍1800アラ系サチアヅマ1:55.2
05.31浦和栄冠賞1600アラ系トキノサチ1:45.0
06.15船橋銀の鞍1800アラ系サチアヅマ1:46.1
06.20川崎オープン1700アラ系トモスベビー1:51.4
06.26大井オープン1800アラ系トサオー1:59.2
07.17川崎オープン1700アラ系タイカンR1:51.1
07.21浦和栄冠賞1600アラ系ダイゴオー1:46.0
08.03大井A1・A2特別1700アラ系タイカン1:50.3
08.09船橋銀の鞍1800アラ系サチアヅマR1:55.1
08.25川崎オープン1700アラ系ヨーカ1:57.8
08.31大井オープン1700アラ系グレートリバー1:50.2
09.07浦和栄冠賞1600アラ系ナイト1:44.2
09.16大井オープン1800アラ系ザイ1:57.4
10.08船橋銀の鞍1800アラ系グレートリバー1:56.8
10.19船橋銀の鞍1800アラ系グレートリバー1:57.0
10.25川崎オープン特別1700アラ系ギンパイ1:57.1
10.31大井オープン特別1800アラ系ザイ1:56.2
11.04船橋栄冠賞1600アラ系グレートリバー1:46.1
11.19浦和栄冠賞1600アラ系タイカン1:46.0
11.15川崎A1・A2特別1700アラ系トモスベビー1:52.3
11.25大井オープン特別2000アラ系トモスベビー2:12.3
12.02船橋銀の鞍1800アラ系タカトシ1:56.0
12.07大井オープン特別1800アラ系タカトシ1:58.1
12.12船橋銀の鞍1800アラ系サチアヅマR1:55.1
12.25浦和栄冠賞1600アラ系フレツチヤー1:45.4
12.27川崎オープン特別1700アラ系ダイゴ1:52.3

サラ系4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.11大井4歳特別1600サラ系4歳コスモライト1:44.8
01.30船橋銀の星1500サラ系4歳グレートリバー1:39.3
02.04大井4歳特別1500サラ系4歳シゲタカラ1:40.1
02.11川崎4歳特別1500サラ系4歳カブト1:37.0
03.08大井4歳特別1500サラ系4歳ヴイーノホワイト1:40.0
04.08大井4歳特別1600サラ系4歳オーダー1:46.1
04.23大井4歳特別1600サラ系4歳トモホマレ1:45.0
04.29船橋ライジングライト賞1800サラ系4歳フリスコダウ1:54.2
05.03大井4歳特別1600サラ系4歳不明不明
10.25川崎ローレルハンデ1400サラ系3歳マルミドリ1:32.2

●アラ系4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.03川崎4歳特別1400アラ系4歳オマタ1:34.8
01.05川崎4歳特別1400アラ系4歳トモスベビー1:31.8
01.08大井4歳特別1600アラ系4歳チバヒカリ1:46.2
01.10大井4歳特別1600アラ系4歳ギンパイ1:43.0
01.12大井4歳特別1600アラ系4歳オマタ1:49.2
01.20大井4歳特別1500アラ系4歳クモツバキ1:33.0
01.23大井4歳特別1500アラ系4歳テルスミ1:42.4
01.29船橋4歳特別1500アラ系4歳タエジュ1:42.1
02.02大井4歳特別1500アラ系4歳トモタカオー1:43.4
02.09川崎4歳特別1500アラ系4歳シズナイオー1:42.1
02.10川崎4歳特別1500アラ系4歳ワールドカツプ1:40.2
02.11川崎4歳特別1500アラ系4歳トモスベビー1:39.2
02.17船橋4歳特別1500アラ系4歳カブト1:37.8
02.25大井4歳特別1500アラ系4歳オオギホマレ1:45.4
02.29大井4歳特別1500アラ系4歳マイペツト1:45.6
03.02川崎4歳特別1500アラ系4歳ミスドウリヨウ1:42.2
03.03川崎4歳特別1400アラ系4歳ツキラツク1:35.0
03.07大井4歳特別1500アラ系4歳ツキラツク1:42.0
03.10大井4歳特別1500アラ系4歳チクマホープ1:42.4
03.16船橋銀の星1600アラ系4歳フツキーオー1:45.3
03.18船橋4歳特別1500アラ系4歳チバヒカリ1:40.0
03.23大井4歳特別1500アラ系4歳シユンホー1:36.0
03.26川崎4歳特別1400アラ系4歳ムサシミナモト1:35.0
03.27川崎4歳特別1500アラ系4歳レビユーホー1:51.4
04.07大井4歳特別1500アラ系4歳セントカツプ1:42.1
04.09大井4歳特別1500アラ系4歳グレートリバー1:38.4
04.13川崎4歳特別1400アラ系4歳コクリユウ1:35.2
04.14川崎4歳特別1500アラ系4歳エゾニシキ1:43.0
04.19大井4歳特別1500アラ系4歳ミネステーツ1:42.4
04.20大井4歳特別1500アラ系4歳リキトウ1:48.0
04.27船橋銀の星1600アラ系4歳ホウコウ1:44.7
05.21船橋銀の星1600アラ系4歳オマタ1:44.3
06.16船橋銀の星1600アラ系4歳カブト1:46.2
09.25川崎3歳特別1300アラ系3歳フクアキラ1:26.2
10.24川崎ビクトリーハンデ1400アラ系3歳サンチヤゴ1:33.1
12.13船橋銀の星1200アラ系3歳サンチヤゴ1:16.1
12.17大井3歳特別1400アラ系3歳ズイホウ1:31.3
12.31川崎3歳特別1500アラ系3歳フクシマ1:38.1

●アラ系障害

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.16浦和オープン2000アラ系障害テルギク2:16.3
01.21大井障害特別2700アラ系障害テルギク3:11.0
01.29船橋オープン2400アラ系障害テンニシキ2:52.4
02.19浦和オープン2000アラ系障害タイカン2:16.2
03.02川崎オープン2500アラ系障害ジヤイアンツ3:00.1
03.18船橋オープン2400アラ系障害テンニシキ2:50.8
04.01浦和オープン2000アラ系障害タイカン2:16.2
04.15川崎障害特別2700アラ系障害アラワシ3:08.3
04.16川崎オープン2500アラ系障害ダイゴ2:56.4
06.14船橋A1特別2000アラ系障害ハツピークイン2:15.3
06.17船橋障害特別2400アラ系障害アゲヒビキ2:55.3
09.10浦和オープン2000アラ系障害ホシタカラ2:15.2
11.22浦和オープン特別2000アラ系障害ミヤヒカリ2:18.2
12.23浦和オープン特別2000アラ系障害アーリーホース2:13.3

●繋駕

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.27船橋金の鈴2400繋駕マツクスホール4:08.0
02.13船橋金の鈴2400繋駕ホシトロ4:13.1
02.23浦和A級特別2000繋駕不明不明
03.13船橋金の鈴2400繋駕ミスワカクサR3:45.8
04.04浦和特別2000繋駕グツドチーフ3:25.0
04.24船橋金の鈴2200繋駕ホツカイグレース3:46.1
05.07浦和特別2000繋駕センダチ3:28.0
06.13船橋金の鈴2400繋駕ホシトロ4:04.2
07.02浦和特別2000繋駕クインガード3:23.4
07.19浦和特別2000繋駕センダチ3:30.0
07.26船橋金の鈴2400繋駕グツトチーフ4:04.2
08.07船橋金の鈴2400繋駕ベストフアード4:07.0
09.05浦和特別2000繋駕クインガード3:33.0
09.17浦和特別2000繋駕ウエストクイン3:35.4
10.05船橋金の鈴2400繋駕ウエストクイン4:08.4
10.16船橋金の鈴2400繋駕ミスワカクサ4:11.2
11.29船橋特別2400繋駕ウエストクイン4:05.2
12.10船橋金の鈴2400繋駕ベストフアード4:08.4
12.22浦和特別2000繋駕グツトチーフ3:27.0

*1ホウセント記念は3歳時に南関東で出走歴のある馬のみ出走できた。

*2木村万(53)

*3こがね賞表記の文献も存在。

*4ゴールデンウエーブ南関復帰初戦(2着)

2016-03-06

1966年――ワード賞(タガミホマレ)、アラブ大賞典(オーバマイン)ほか

<1966年>

公営日本一(サラ)ゴウカイオー(24) オリコ(1)、ハヤユウ(1)17戦4勝 東京大賞典金盃3着、シーサイドカップ
最良のサラ4歳馬オリコ(満票)13戦6勝 関東オークス桜花賞しらさぎ賞
最良のサラ荘馬ハヤユウ(17) ゴウカイオー(9)19戦12勝 スプリンターハンデ、オープン級5勝
公営日本一(アラ)オーバマイン(満票)17戦7勝 アラブ大賞典、アラブチャンピオン、白百合
最良のアラ4歳馬カヤヌマカツプ(24) フジノツキ(1)、該当馬なし(1)21戦6勝 アラブ大賞典2着、白百合賞2着
最良のアラ荘馬オーバマイン(満票)前述

 東京大賞典に続いて、この年からアラブ大賞典も別定戦へと衣替え。センジユのように超酷量を克服する走りも見物ではあるとはいえ、これにより真のチャンピオン決定戦としての地位を完全に確立したといって良いだろう。とはいえ、東京大賞典アラブ大賞典の両競走は天皇賞を範とした勝ち抜け競走となっており、この年もサラブレッドへの挑戦を続けていたアデルバウエルが出走できないという憂き目にあった。結局同馬は引退レースとして川崎アラブチャンピオンを選んだが、65.5キロという斤量が祟って4着に敗れている。
 3歳戦線でヒカルタカイがデビューを迎えていたとはいえ、その真価を覚醒させるのはもう少し先のこと。全体として調子の乱高下が激しい走りをする馬が多く、混沌とした1年であった印象を受ける年である。そしてこの1966年の南関東競馬を語るのならば、あのタガミホマレが南関東へやってきたことを取り上げないわけにはいかないのだが……
<レースメモリアル>
ワード賞 7月7日 大井競馬場 アラ系ハンデ 距離:2000m 雨・稍重 1着賞金:170万円
1枠1番 △ブロウニー(牡6) 竹島(51.5)
2枠2番 ×イソミドリ(牡5) 佐々木竹(58)
3枠3番 ○ダイナナライト(牡5) 高橋三郎(54)
4枠4番 ▲ベンケーオーザ(牡7) 福永二(59)
5枠5番  ゴールデンオーギ(牡6) 渥美(51)
6枠6番  キタノムサシ(?) 赤間清(50.5)
7枠7番 ◎タガミホマレ(牡5) 田畑(59)
7枠8番 △カガミヤマ(牡6) 中之丸(59)
8枠9番  タカクラホープ(牝7) 長沢忠(50)
8枠10番  ミツヒロチカラ(?) 五百蔵(49)

 さて、困った。

 現役時代の強さもさることながら、種牡馬としてはセイユウの持っていた年間種付け数記録を大幅に塗り替え、リーディングサイアーに輝くこと8回。タガミホマレはもはや伝説の域に達した名馬として、アングロアラブ競馬が消滅した現在に至ってもその名を記憶され続けている。それは、同馬が1994年に没してから15年以上経った2010年、NARグランプリ2009で特別表彰馬に選出されたことからも明らかだろう。

 一方で、南関東重賞史にあって、タガミホマレの存在は意外なほどに小さい。もとより、アデルバウエルがサラブレッドへ挑戦し、このころのアングロアラブ戦線は小粒さが拭えなかったところ。その中で半年ほどの間にこのワード賞で重賞タイトルを1つに準重賞で3勝を挙げると、あっという間に関西へと舞い戻ってしまった。その実力は大一番・アラブ大賞典で圧倒的な1番人気に支持されたことからも周知のことであったであろうが、同じように関西から南関東へと転じたミヤマシユーホーなどと比べると、その戦績はインパクトで見劣る。

 つまるところ、タガミホマレにとって、南関東競馬場での日々は一時の仮住まいに過ぎないのではないか。その本来あるべき場所は、フクパークに始まりワシュウジョージサンバコールへと至る兵庫アラブ熱戦譜の流れであり、日高三石町は中村畜産・中村和夫氏の立身出世物語のキー・ピースなのだろう。タガミホマレは西へと帰った。宮崎から九州アラブとしては破格の150万円で買い上げられ、走れば走るほど酷量を貰いながらも勝ち続けた兵庫へと戻ってきた。それはアラブ大賞典を最後に種牡馬入りさせる名目で買い上げたはずの中村畜産と元オーナー・田上氏とでなんらかの約束が交わされた結果なのかもしれないが、ともあれ兵庫の怪物が東から関西のファンの前へ凱旋するのは実にフクパーク以来の出来事である。その後も12戦連続連帯、サマーハンデでの71キロを背負っての勝利。競走馬晩年は東からやってきたハヤチネヤマのスピードを前に差し損ねることが増え、引退レースの兵庫大賞典でも、下馬評度外視のファンの支持で1番人気に押し上げられながら2着に敗れている。だがその敗戦すら、あの吉田勝彦アナがそうであるように、ファンに愛され語られる物語のエピソードへと昇華されていった。そして種牡馬としての成功により、関西の競馬場ファンが父馬としてタガミホマレの名を聞かない日はなかったはずだ。

 時代が下り、大井ハイセイコーが現れ、川崎ロジータが輝いたように、あのころの兵庫にはタガミホマレがいた。そんな特別な存在に、後世からしょうもない定規をあてて、やれなんだのとすること自体が、たぶん無粋というものなのだろうね。

<ワード賞 レース結果>
1着 7枠7番 タガミホマレ R2:06.6
2着 3枠3番 ダイナナライト 2
3着 7枠8番 カガミヤマ 2
4着 2枠2番 イソミドリ 3/4
5着 1枠1番 ブロウニー ハナ
6着 4枠4番 ベンケーオーザ 4
7着 8枠10番 ミツヒロチカラ 2
8着 8枠9番 タカクラホープ 1 1/2
9着 6枠6番 キタノムサシ アタマ
5枠5番 ゴールデンオーギ 右前肢裂蹄により出走取消

審前 (1 6)2 4 8 3 10 7 9
二角 2(1 6)4 8 3-10 7-9
正面 2(1 6)4 7 8 3 10-9
四角 1 6(8 7)2 4 3-10 9
単勝:1番180円 複勝:1番110円 3番130円 8番230円 8枠連勝複式:3-7 230円

タガミホマレ(旧名:キイカチドキ)(牡) 田村任三郎厩舎(大井) 1962年生 尾崎竹男(宮崎県)生産 父ミネフジ 母バイオレツト(ミネオカ)アラブ血量32.66%
3歳(関西公営):3歳特別。
4歳(関西公営):春の銀賞、秋の銀賞、スポーツニッポン賞、白鷺賞2着、サマーハンデ2着、日刊スポーツ賞3着
5歳(関西公営):新春賞兵庫大賞典2着
関西公営通算:39戦26勝
5歳:ワード賞、朝凪賞、椿特別、スプリンターハンデ、オープン級1勝
南関東通算:13戦5勝(602万円)
6歳(関西公営):兵庫大賞典園田金盃、サマーハンデ、姫山菊花賞2着
7歳(関西公営):兵庫大賞典2着
関西公営通算:60戦36勝(2215.2万円)
通算:73戦41勝(2817.2万円) NARグランプリ2009 特別表彰馬

カガミヤマ(牡) 1961年生まれ 所属・血統不詳
4歳:千鳥賞2着、4歳特別1勝
5歳:朝凪賞、オープン級2勝
6歳:ワード賞3着、オープン級3勝

ブロウニー(牡) 所属不明 1961年生まれ 浦河産 父トモスベビー 母コンドル(ダツシング)アラブ血量26.95%
6歳:アラブ大賞典2着、オープン級1勝
7歳:銀盃3着、オープン級1勝
通算:72戦17勝(986.6万円)

ダイナナライト(牡) 所属不詳 1962年生まれ 産地不詳 父ニユーバラツケー 母バアーン(カツフジ)アラブ血量34.66%
4歳(東海公営):名古屋杯(秋)。
5歳:ワード賞2着、オープン級2勝

イソミドリ(牡) 所属不詳 父トモスベビー 母父マンヨシ(万青)アラブ血量? 
4歳(関西公営):戦績不詳
4歳:アラブチャンピオン3着
5歳:銀盃、迎春ハンデ、オープン級2勝
6歳:椿特別、オープン級1勝

アラブ大賞典 12月8日 大井競馬場 アラ系別定 距離:2400m 曇・良 1着賞金:250万円
1枠1番  イソミドリ(牡5) 須田茂(57)
2枠2番 △ユワンボシ(牡6) 宮下紀(57)
3枠3番  キタノムサシ(?) 高橋三(57)当日疾病取消
4枠4番  サキチ(牡7) 大和田五(56)
4枠5番 ◎タガミホマレ(牡5) 田畑(57)
5枠6番  トモスチヤ(牡7) 福永尚(56)
5枠7番 △バラセイユウ(牡6) 松浦備(57)
6枠8番 ★カヤヌマカツプ(牡4) 佐々木竹(55)
6枠9番  グリントツプ(牡5) 小筆(57)
7枠10番 ×ギンソウ(牝5) 成田(55)
7枠11番 ○オーバマイン(牡5) 荒山(57)
8枠12番 ×フジノツキ(牡4) 赤間清(55)
8枠13番  ブロウニー(牡6) 竹島(57)

 そして、そのタガミホマレをアラブ大賞典で破りこの年の公営日本一に輝いたのが、セイユウ産駒のオーバマインである。3・4歳時はほとんど目立たない存在であったが、大ベテラン・荒山徳一を背に好位から早めに押し切るスタイルを会得し開眼。地元の船橋記念こそ逃げるギンソウを捉えきれず2着だったが、その後は白百合賞・シルバーカップと重賞を連勝。このアラブ大賞典でも緩めの流れを見て取るやグリントツプの番手をぴったりマークし、直線始めで悠々と先頭へ。差し手に回るタガミホマレは3コーナーから捲り気味に発進したが、2400mの長丁場に大外を回る展開が響き直線半ばで伸びを欠いてしまう。オーバマインとともに好位から抜け出したカヤヌマカツプを、最後の直線に賭けたギンソウが猛追しアタマ差の3着まで迫った。

 オーバマインは、こののちクリスマスに行われた川崎アラブチャンピオンも制し、その絶頂期で競走馬生活を終えている。アデルバウエルの例を見るまでもなく、オーバマインも来年はサラブレッドへ挑戦するか酷量の中を戦うかの選択となるわけで、高価格で買い上げて貰えるこのタイミングでの引退は好判断なのだろう。なお、種牡馬としての繁殖登録名は、「オーバーマイン」と横文字表記を正しく発音したものとなっている。

アラブ大賞典 レース結果>
1着 7枠11番 オーバマイン 2:35.7  
2着 6枠8番 カヤヌマカツプ 1 1/2
3着 7枠10番 ギンソウ アタマ
4着 4枠5番 タガミホマレ 3/4
5着 2枠2番 ユワンボシ 1 1/2
6着 8枠13番 ブロウニー 3/4
7着 6枠9番 グリントツプ ハナ
8着 4枠4番 サキチ ハナ
9着 5枠7番 バラセイユウ 1 1/2
10着 5枠6番 トモスチヤ 1/2
11着 7枠11番 イソミドリ 2
12着 8枠12番 フジノツキ 3
3枠3番 キタノムサシ 疝痛出走取消

三分割ラップ:53.1-51.4-38.36
一四 (1 11)(4 8)(一団)7 12 2 5
審前 (1 9)11 4 8 (6 13)10 7 (12 5)2
二角 9 11 1(6 8)4 3 10 5 7 12 2
正面 9 11 6 8(1 13)4 10 5 7 12 2
四角 9 11 (6 8 5)13 10(1 4)7 2 12
単勝:11番1330円 複勝:11番240円 8番340円 10番580円 8枠連勝複式:6-7 1880円

オーバマイン(繁殖名:オーバーマイン)(牡) 佐藤勘市厩舎(船橋) 1962年生まれ 新出清生産(三石町) 父セイユウ 母ライトハート(オーライト)アラブ血量26.75%
5歳:公営日本一(アラ)、最良のアラ壮馬アラブ大賞典、アラブチャンピオン、白百合賞、シルバーカップ、船橋記念2着、オープン級1勝
通算:43戦20勝(1537万円)

カヤヌマカツプ(牡) 所属不詳 1963年生まれ 藤沢牧場生産(静内町) 父ヤマジヨー 母ミスニホン*1(シゲハヤ)アラブ血量26.95%
3歳:3歳特別1勝。
4歳:最良のアラ4歳馬アラブ大賞典2着、白百合賞2着

トモスチヤ(牡) 稲垣義雄厩舎?(浦和) 1960年生まれ 出生地不詳 父トモスベビー 母フレツチヤ(ホウシユウ)アラブ血量26.95%
5歳:シルバーカップ、百合賞2着、船橋記念3着
6歳:オープン級4勝
7歳:紅ばら賞、障害オープン級3勝
通算:142戦19勝(1587.7万円)

グリントツプ(牡) 所属不詳 1962年生まれ 出生地不詳 父カツラシユウホウ 母アラビヤ*2マルタケ)アラブ血量25.00%
4歳:ホウセント記念2着
5歳:シルバーカップ2着、グローリーカップ、オープン級3勝
6歳:オープン級1勝

<そのほか有力馬>
ゴウカイオー(旧名:ゴウカイ)(牡) 小暮嘉久厩舎(大井) 1959年産まれ 鎌田牧場産(浦河町) 父ヒンドスタン 母ミアンダー(Mieuxce)
3歳(中央):2戦0勝(23.5万円)
4歳(中央):4戦2勝(88.5万円)
5歳(中央):京都記念(秋)、阪急杯朝日チャレンジカップ2着、鳴尾記念3着
6歳(中央):鳴尾記念京都記念(秋)2着、迎春賞3着、朝日チャレンジカップ3着
7歳(中央):2戦0勝(52.5万円)
中央通算:33戦9勝(1476.5万円)
7歳:東京大賞典3着、オープン級3勝
8歳:公営日本一(サラ)東京大賞典金盃3着、シーサイドカップ、オープン級2勝
南関東通算:34戦7勝(1501.6万円)
 中央時代はやや出世が遅れたものの、関西の重賞戦線の常連として長らく活躍。7歳の冬に南関東へ転じると、船橋の金の鞍でゲイリングらを下すレコード勝ちをいきなり飾る。その後は好不調の波が激しい戦績が続いたが、8歳の7月には準重賞のシーサイドカップで再びレコードを記録。そして年末の大一番・東京大賞典では、この馬の勝負時に騎乗することが多かった松浦備を背にグランプリを奪取し、公営日本一に輝いた。南関東では9歳3月での定年制が敷かれていたためその後は出走することなく、佐賀競馬場へと転出したようである。

ハヤユウ(牡) 青野四郎厩舎(川崎) 1962年 武田牧場産(新冠郡) 父チヤイナロツク 母ロンジー(ビツグヴイ)
3歳:3歳特別1勝
4歳:ユースカップ、東京都ダービー2着、羽田盃3着、ニューイヤーカップ3着
5歳:最良のサラ荘馬スプリンターハンデ、オープン級5勝
通算:42戦17勝(1947.8万円)。
 ハイセイコーと同じく大井の輸入した豪サラ・ダルモーガンを祖母に持ち、父も同じチヤイナロツクであるから、3/4同血ということになる。東京都ダービーでの2着を始め3歳時から世代の上位馬として活躍を続けていたが、5歳となったこの年は下半期をオープンで走っての6勝を含む19戦して12勝という盤石の成績。暮れには重賞制覇を目指して東京大賞典へと臨んだが、最後に一歩伸びを欠いての4着に終わっている。この際競走中に種子骨を骨折しており、結果的には無冠のままの引退となった。ただし、公営日本一の選定に於いてはその年間を通じた安定感と快足ぶりが評価され、ゴウカイオーを抑えて最良のサラ荘馬に選出されている。引退後は九州種牡馬入りしたが、走った産駒は1頭だけと寂しい。

オリコ(牝) 三橋三吉厩舎(川崎) 1963年産まれ タイヘイ牧場(青森県) 父ゴールドアロー 母カツラマサル(ミナミホマレ)
3歳:4戦3勝(144万円)
4歳:最良のサラ4歳馬関東オークス桜花賞しらさぎ賞ニューイヤーカップ東京ダービー2着、キヨフジ記念2着、東京王冠賞3着、オープン級1勝、4歳特別1勝
5歳:9戦1勝(210万円)
6歳:東京盃
通算:36戦13勝(2520.7万円)
 川崎抽選馬としてデビューすると、いきなり川崎の950m戦を57.5秒のレコードで駆け抜け「キヨフジの再来」とも囁かれた。その評判に違わず、年が明けると浦和ニューイヤーカップをなんなく制し、以後も佐々木竹見を背にクラシック戦線を荒らし回り牝馬ながらに最良のサラ4歳馬を受賞した。5歳時はやや調子を落としたものの、6歳には1200mの東京盃を制するなどその快足ぶりは確かであった。引退後は三石の名門・大塚牧場繁殖入りしたが、その子孫はオリコヒメ(1977年産・父テユーダーペリオツド)の子に準オープン時代の万葉ステークスを勝ったホクセツギンガ(1989年産・父ワツスルタツチ)が出た程度に終わっている。なお、その牝系は戦前に輸入された濠州産馬フアツシヨンメードに始まり、アメリカンファミリー31号族(始祖:Monkey Mare[1740年産?])という珍しいもの。

ソロナオー(旧名:アサヒヒカル)(牡) 小池滋厩舎(大井) 1961年産まれ 新冠産 父ソロナウエー 母ロングラン(クモハタ)
4歳(中央):10戦3勝(154.0万円)
5歳(中央):15戦1勝(294.0万円)
中央通算:25戦4勝(448.0万円)
6歳:東京オリンピック記念、スプリングカップ
7歳:川崎開設記念3着、新春盃、オープン級1勝
 中央時代はアサヒヒカルの名で走ったが、ウメノチカラレコード勝ちした新潟記念で5着したのがせいぜい。5歳の年末には、父ソロナウエーから名をとったソロナオーへ名を変えて南関東へと転出する。2月にさっそく大井B級準重賞・スプリングカップを勝ち上がり、秋には2400mの東京オリンピック記念を制覇。この年は23戦して5勝、獲得賞金も1000万円を越えるという活躍をみせた。翌年の川崎開設記念でも3着となっている。

イチシデン(牡) 野口周三厩舎(浦和) 1963年産まれ 産地不詳 父エイトラツクス 母ライトニング(トサミドリ)
3歳:平和賞3着、ローレルハンデ
4歳:羽田盃東京ダービー3着、ニューイヤーカップ3着、ゴールドカップ3着
5歳(北関東):第二スタンド竣工記念2着
どうしても馬質では他の三場に後れを取ることが多かった浦和所属馬であるが、この馬は3歳時から川崎のローレルハンデを勝ち、船橋の平和賞でも3着するなどの好成績。そして羽田盃ではカズサリユウをハナ差で退け、クラシックのタイトルを奪取した。ただし、地元のニューイヤーカップゴールドカップの二重賞ではともに3着だったのが惜しまれるか。その後は早々に転出したのか、はたまた遠征したのかははっきりしないが、5歳時には宇都宮重賞に出走している。もっとも、ここでは当時の北関東古馬最強馬であったグレートサンキュウの前に敗れて2着だった。

スカーレツト(異名:タツミ)(牡) 森谷光雄厩舎(大井) 1961年産まれ 松橋吉松生産(浦河町) 父ダイナナホウシユウ 母安俊(月友)
4歳:4歳特別1勝
5歳:東京大賞典2着、オープン級2勝
6歳:金盃オープン級1勝
7歳:オープン級1勝
南関東通算:64戦19勝(2216.2万円)
7歳(中央障害):3戦1勝(120.0万円)
通算:67戦20勝(2436.2万円)
 デビュー以来皐月賞までの11連勝を始めとする偉大な戦績を残しながらも、馬格の小ささを指摘されのちにJRA表彰馬入りを果たせなかったダイナナホウシユウの産駒の中では、一応は一番の稼ぎ頭ということになる。4歳時までは特別を1勝した程度の条件馬に過ぎなかったが、5月には船橋で金の鞍を勝利。夏には中央入りして北海道シリーズへ参戦する計画もあったようだが、結局は南関東に残留し年末にはゴウカイオーらを抑えて東京大賞典で2着。そしてこの年の春には金盃を制した。7歳2月末に大井オープン戦を勝ったのを最後に名前をタツミに変え中央入りすると、障害戦を使われていたが11月の福島開催で第二障害飛越に失敗。落馬競走中止のうえで、骨折による予後不良安楽死の処置が採られている。牝系は第三ミラから安俊を経る流れであり、本馬の半姉セイシユン(1954年産・父ヴイーノーピユロー)の子である中央牡馬クラシック二冠馬ヒカルイマイ(1968年産・父シプリアニ)を筆頭に、ミラの牝系では戦後もっとも多くの活躍馬を輩出した。

インターフレーム(牡) 小暮嘉久厩舎(大井) 1963年産まれ 出生地不詳 父インターナシヨナル 母マルジ(マルヌマ)アラブ血量25%
3歳:アラブジュニアー、3歳特別1勝
4歳:アラブダービーブルーバードカップ2着、ホウセント記念3着
 小暮厩舎所属馬として、高橋三郎を背にアラブダービーを制覇。同騎手は前年のギンソウに続き、同競走二連覇となっている。秋になってからもホウセント記念で3着に来ているのだが、ムラのある戦績が災いして最良のアラ4歳馬の選考からは漏れてしまった。

ギヤルソンヌ(牝) 所属不詳 1960年産まれ 出生地不詳 父フクパーク 母ミスサンコ(マルヌマ)アラブ血量34.17%
5歳(中央):アラブ大障害(秋)2着
6歳(中央):アラブ大障害(秋)。
6歳:障害オープン級4勝
 フクパーク産駒の中ではほとんど唯一の活躍馬であり、中央時代の父と同じく関西の障害競馬で走った。5歳時には阪神で行われていた関西アラ系障害の大一番・秋のアラブ大障害を制しているが、事実上この年限りで中央競馬におけるアラ系障害番組は終了。春木所属で一定馬齢以上の馬は入障させるなどして障害馬資源に恵まれていた関西公営ではなく、層の薄い南関東へと活路を見出した。さすがにここでは格が違ったか、数少ないA級戦で4勝を挙げている。

アサホープ(牡) 所属不詳 1961年産まれ 出生地不詳 父ハマノオー 母スエヒロオー(ナカヒカリ)アラブ血量25.34%
4歳:4歳特別1勝
5歳:オープン級1勝
6歳:アラブチャンピオン2着、オープン級3勝
 マスタングやギンソウと同じくハマノオーの1頭で、4歳時からこつこつと堅実に走っている。この年はオープン級でも勝ち星を挙げ、年末のアラブチャンピオンではオーバマインの2着となり高配当を演出した。引退後は種牡馬入りしたが、目立った活躍馬は出ていない。

ヒデミドリ(牡) 森谷光雄厩舎(大井) 1962年産まれ 三石産 父トサミドリ 母カピクア(Opua)
3歳:全日本三歳優駿3着
4歳(中央):16戦2勝(346.0万円)
5歳(中央):3戦0勝(18.0万円)
中央通算:19戦2勝(364.0万円)
5歳:ダイオライト記念大井記念3着、オープン級1勝
 3歳時にタマノニシキの全日本三歳優駿で3着すると、クラシック戦線を目指して中山・鴨田次男厩舎へと転出する。しかし、弥生賞・スプリングカップともに7着と結果を残せず。NHk杯も12着と大敗し、結局条件戦で2勝を挙げたのみで南関東へと復帰。ダイオライト記念を制している。

ヒノデキング(牡) 所属不詳 1961年産まれ 荻伏産 父パールダイヴアー 母フエアエラ(Rockefella)
3歳(中央):3戦1勝(40.0万円)
4歳(中央):20戦3勝(399.5万円)
5歳(中央):金鯱賞3着、筑紫
中央通算:49戦10勝(1088.5万円)
6歳:金盃2着、NTV盃3着
 中央競馬時代は、関西オープン戦線の中堅級としてそれなりの走り。南関東に転じてからも金盃での2着をはじめ堅実に走ったが、トップ層には手が届かなかった。

<全重賞成績>

施行日競馬場レース名距離条件1着賞金(単位:万円)勝ち馬勝ち時計騎手(斤量)調教師(所属)2着(着差)3着(着差)
01.23浦和ニューイヤーカップ1600サラ4歳牡55・牝53150オリコ(牝4)1:42.5佐々木竹見(53)三橋三吉(川崎)タカノリ(2 1/2)イチシデン(5)
01.26船橋ブルーバードカップ1600アラ4歳別定80ハナノキネン(牡4)1:42.8渥美(57)森谷光雄(大井)インターフレーム(1/2)ヤマノガイカ(4)
02.09川崎開設記念2150サラ4歳以上ハンデ400エイコウザン(牡6)2:16.2松浦備(49)井上宥蔵(川崎)アンドロンクレス(2 1/2)ブラツクメイジ(1 1/2)
02.23船橋報知グランプリカップ1800サラ4歳以上ハンデ200テツリユウ(牡6)1:53.5佐々木竹見(61)武井歌治(川崎ラツキーナイト(クビ)モリホープ(ハナ)
03.09大井銀盃2000アラ5歳以上ハンデ120イソミドリ(牡5)2:09.7佐々木竹見(58)不明バラセイユウ(2)ブロウニー(1)
03.13船橋ダイオライト記念2000サラ4歳以上ハンデ300ヒデミドリ(牡7)2:06.3溝辺(49)森谷光雄(大井)ブラツクメイジ(クビ)ラツキーナイト(ハナ)
03.24大井千鳥1600アラ4歳別定100ハナノキネン(牡4)1:42.3渥美(55)森谷光雄(大井)ミスユワブチ(クビ)クレーモード(ハナ)
04.11大井金盃2400サラ5歳以上ハンデ300スカーレツト(牡6)2:33.1荒山(55)森谷光雄(大井)ヒノデキング(3/4)ゴウカイオー(1 1/2)
04.19浦和桜花賞1600サラ4歳牝馬別定200オリコ(牝4)1:42.7佐々木竹見(55)三橋三吉(川崎)パーツサツマ(4)ダイニチフジ(2 1/2)
04.26大井アラブダービー1800アラ4歳別定200インターフレーム(牡5)1:56.1高橋三郎(57)小暮嘉久(大井)ミスユアブチ(クビ)ハナノキネン(クビ)
05.04船橋船橋記念1800アラ4歳以上ハンデ150ギンソウ(牝6)1:53.0成田(51)松浦武助(船橋)オーバマイン(5)ホマレホウオン(2)
05.12大井羽田盃1800サラ4歳別定350イチシデン(牡5)1:55.1赤間清(57)野口周三(浦和)カズサリユウ(ハナ)タカノリ(1 1/2)
06.09大井東京ダービー2000サラ4歳別定700シンオウ(牡5)2:07.6高柳(57)武森辰己(大井)オリコ(2)イチシデン(2)
06.19大井大井記念2400サラ4歳以上ハンデ400ブラツクメイジ(牡7)2:32.0高橋三郎(51)八木正雄(川崎)モリカブト(アタマ)ヒデミドリ(クビ)
07.01川崎報知オールスターカップ2000サラ4・5・6歳別定ファン投票400ヒガシモア(牡6)2:07.2佐々木竹見(57)青野四郎(川崎)エイコウザン(1 1/2)パールマウンテン(クビ)
07.07大井ワード賞2000アラ4歳以上ハンデ170タガミホマレ(牡5)R2:06.6田畑(59)田村任三郎(大井ダイナナライト(2)カガミヤマ(2)
07.27川崎関東オークス1700サラ4歳牝馬55230オリコ(牝4)1:49.0佐々木竹見(55)三橋三吉(川崎)ゴルトホース(3)ボールドハロー(6)
08.10船橋NTV盃2000サラ4歳以上ハンデ400コトブキノニ(牡5)R2:04.4海方(54)出川己代造(船橋)リユウボート(6)ヒノデキング(1 1/2)
08.24川崎百合2000アラ4歳以上ハンデ150オーバマイン(牡5)2:10.0荒山(52)佐藤勘市(船橋)カヤヌマカツプ(1)バラセイユウ(3/4)
09.07船橋クイーン賞1800サラ4歳以上牝馬ハンデ180マツエ(牝5)1:53.0溝辺(51)宮下佐平(船橋)ゴルトホース(クビ)アビリテイ(1)
09.15浦和しらさぎ賞2000サラ4歳別定250オリコ(牝4)2:08.5佐々木竹見(59)三橋三吉(川崎)スワツプフレンド(3)トキノコトブキ(2)
10.10大井東京オリンピック記念2400サラ4歳以上ハンデ300ソロナオー(牡7)2:33.8若林(52)小池滋(大井)タリヤートツプ(1/2)ミロン(1 1/2)
10.16川崎キヨフジ記念2000サラ4歳牝馬ハンデ200フミヒロ(牝6)2:08.5竹島(56)井上宥蔵(川崎)オリコ(クビ)キヨクトー(1 1/2)
11.01船橋平和賞1500サラ3歳別定180ジンライオー(牡3)1:36.2佐々木竹見(52)南栄蔵(大井)オールカツプ(ハナ)ミナミガンリユウ(1)
11.10浦和シルバーカップ2000アラ4歳以上ハンデ150オーバマイン(牡5)R2:08.3荒山(54)佐藤勘市(船橋)グリントツプ(ハナ)ユワンボシ(1 1/2)
11.15大井東京王冠賞2000サラ4歳別定450カズサリユウ(牡4)2:07.0荒山(57)田中利衛(大井)スズロングラン(1 1/2)オリコ(3/4)
11.20川崎全日本アラブ争覇1600アラ3歳牡54・牝52150リキスユリ(牡3)1:44.5須田茂(54)高橋成実(大井)タヤギグレード(3)ハヤテン(2 1/2)
11.23大井ホウセント記念2000アラ4歳別定120ヤマノガイ(牡4)2:09.3田畑(54)田村仁三郎(大井)ワンモアー(3)インターフレーム(クビ)
11.30川崎全日本二歳優駿1600サラ3歳牡54・牝52300ヒカルタカイ(牡3)1:42.6竹山(54)鏑木文一郎(大井)オールカツプ(2 1/2)ダイニクニタカラ(2 )
12.08大井アラブ大賞典2400アラ4歳以上別定250オーバマイン(牡5)2:35.7荒山(57)佐藤勘市(船橋)カヤヌマカツプ(1 1/2)ギンソウ(アタマ)
12.15浦和ゴールドカップ2000サラ4歳別定戦280ハロータイム(牡4)R2:06.4宮下紀(56)及川六郎(船橋)タケデンオー(1)イチシデン(10)
12.20大井東京大賞典3000サラ4歳以上別定ファン投票800ゴウカイオー(牡9)3:17.6松浦備(54)小暮嘉久(大井)キヨクトー(アタマ)モリカブト(1 1/2)
12.25川崎アラブチャンピオン2150アラ4・5・6歳ハンデ200オーバマイン(牡5)2:20.5荒山(58.5)佐藤勘市(船橋)アサホープ(2)ミスユワブチ(3/4)

<オープン級レース全勝ち馬一覧>
サラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.01船橋新春千葉1800サラ系B2C3ブラツクメイヂR1:50.2
01.06大井新春盃2000サラ系コウライオー2:05.5
01.12川崎新春特別1700サラ系ブラツクメイジ1:48.2
01.18大井ウィンターカップ2000サラ系A2?バンドーオー2:05.7
01.30大井オープン特別2000サラ系スカーレツト2:06.9
02.16大井スプリングカップ2000サラ系B2以下ソロナオー2:05.5
02.15大井オープン特別1800サラ系バンドーオー1:53.9
03.06大井オープン特別1800サラ系コウライオー1:54.8
03.25大井オープン特別2000サラ系イチニユウカツプ2:05.0
03.30川崎やよい特別1700サラ系ゴウカイオー1:48.9
04.22大井オープン特別2000サラ系ケンソウ2:05.7
04.27大井オープン特別1700サラ系テツリユウ1:48.9
05.09大井オープン特別1800サラ系ヒデミドリ1:53.0
05.20大井オープン特別2000サラ系コマツヒロシ2:04.4
05.25船橋金の鞍2000サラ系ミロン2:06.7
06.01川崎オープン特別1700サラ系テツリユウ1:48.2
06.08大井オープン特別2000サラ系コトブキノニ2:04.8
07.08大井オープン特別1700サラ系ゴウカイオー1:46.4
07.10船橋京成1800サラ系B級モリカブト1:52.8
07.18大井シーサイドカップ1600サラ系ゴウカイオーR1:38.6
07.28川崎オープン特別1700サラ系ヒガシモア1:48.8
07.31大井サマーカップ1800サラ系A2以下?ヤマブエ1:53.3
08.16大井スプリンターハンデ1400サラ系ハヤユウ1:25.7
08.25川崎オープン特別1600サラ系オリコR1:41.1
09.02大井オープン特別1700サラ系ハヤユウ1:46.4
09.13大井オープン特別1800サラ系ハヤユウ1:53.2
09.22川崎オープン特別1700サラ系ツルハゴロモ1:48.5
09.30大井オープン特別2000サラ系ウエルスワン2:07.9
10.27大井オープン特別2000サラ系ハヤユウ2:05.6
11.12大井オープン特別2000サラ系ハヤユウ2:05.6
11.22大井オープン特別2000サラ系エイコウザン2:05.5
11.27川崎オープン特別1700サラ系ブラツクメイジ1:48.7
12.04大井オープン特別2000サラ系ハヤユウ2:04.9
12.20大井オープン特別1800サラ系ウエルスケイ1:54.1
12.28船橋京葉盃1800サラ系B級スワツプフレンド1:53.4

●アラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.05大井迎春ハンデ2000アラ系ハンデイソミドリR2:07.0
01.13川崎新春特別1700アラ系カガミヤマ1:51.0
01.19浦和栄冠賞1600アラ系イソミドリ1:43.2
01.28船橋オープン特別1700アラ系ギンソウ1:48.0
02.04大井オープン特別1800アラ系アカデミー1:55.0
02.05大井グローリーカップ2000アラ系B級グリントツプ2:10.8
02.08川崎オープン特別2000アラ系ユワンボシ2:10.7
02.13大井オープン特別1800アラ系イソミドリ1:55.0
02.20浦和栄冠賞1600アラ系ホマレホウオン1:44.3
03.21大井オープン特別1800アラ系ダイナナライト1:54.8
03.27川崎やよい特別1700アラ系4歳以上ベンケーオーザ1:50.5
04.03浦和栄冠賞1600アラ系ニホンゴー1:42.7
04.10大井オープン特別2000アラ系ベンケーオーザ2:08.5
04.15川崎オープン特別1700アラ系カガミヤマ1:50.7
04.25大井オープン特別1800アラ系ダイナナライトR1:53.4
05.13大井椿特別*31800アラ系タガミホマレ1:56.0
05.22大井朝凪1600アラ系ハンデタガミホマレ1:41.1
05.30船橋銀の鞍1800アラ系ダブルオーザ1:54.9
06.03川崎オープン特別1700アラ系カガミヤマR1:49.7
06.10大井オープン特別1800アラ系ベンケーオーザ1:54.4
06.15浦和栄冠賞1600アラ系ダブルオーザ1:43.7
06.21大井オープン特別1800アラ系ベンケーオーザ1:54.1
06.26船橋銀の蔵1800アラ系ギンソウ1:54.2
06.29川崎市制記念1700アラ系B1以下エメラルドクイーン1:51.0
07.19大井オープン特別1700アラ系ミスユワブチR1:46.5
07.27川崎オープン特別1700アラ系エメラルドクイーン1:51.0
08.04大井スプリンターハンデ1400アラ系ハンデタガミホマレ1:27.3
08.11船橋オープン特別1800アラ系オーバマイン1:53.7
09.01大井グローリーカップ2000アラ系B級フジノツキ2:09.6
08.31大井オープン特別1600アラ系グリントツプ1:41.2
09.12大井オープン特別1800アラ系バラセイユウ1:54.9
09.18浦和栄冠賞1600アラ系グリントツプ1:42.7
09.23川崎オープン特別1700アラ系ミスユワブチ1:51.0
09.29大井オープン特別1800アラ系ブロウニー1:56.5
10.05浦和栄冠賞1600アラ系グリントツプ1:42.5
10.11大井オープン特別1800アラ系フジノツキ1:55.4
10.17川崎オープン特別1700アラ系アサホープ1:50.4
10.21船橋オープン特別1700アラ系ヤシマレイモンド1:47.5
10.25大井オープン特別1800アラ系タガミホマレ1:55.3
11.03船橋オープン特別1700アラ系アサホープ1:48.3
11.14大井玉菊特別2000アラ系A2以下?キタノムサシ2:09.7
11.20川崎オープン特別1700アラ系アサホープ1:50.6
11.25大井オープン特別2000アラ系カヤヌマトツプ2:09.0
12.16大井オープン特別1800アラ系ミツヒロチカラ1:55.0

サラ系3・4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.02大井4歳特別1500サラ系4歳ビユーテイホース1:34.8
01.10川崎4歳特別1600サラ系4歳オリコ1:44.1
01.15大井4歳特別1500サラ系4歳クニユウ1:35.6
02.02大井ユースカップ1600サラ系4歳アサヒフジオー1:43.0
02.08川崎4歳特別1600サラ系4歳ハウコウ1:43.3
02.13大井4歳特別1500サラ系4歳ハウコウ1:35.0
02.14大井4歳特別1600サラ系4歳タケデンオー1:42.4
02.28川崎4歳特別1600サラ系4歳ヤスコ1:42.4
03.04大井4歳特別1600サラ系4歳カズサリユウ1:42.0
03.21大井4歳特別1600サラ系4歳ハローホマレ1:42.2
03.28川崎4歳特別1600サラ系4歳ノムラオー1:43.7
04.07大井4歳特別1600サラ系4歳スズアラシ1:40.9
04.12川崎4歳特別1600サラ系4歳カヨ1:42.1
04.23大井4歳特別1600サラ系4歳キングラツシー1:42.3
04.28川崎4歳特別1600サラ系4歳スワツプフレンド1:43.1
05.24大井千草賞1600サラ系4歳牝馬カヨ1:41.2
10.26大井3歳特別1400サラ系3歳ジンライオー1:27.4
11.13大井青雲賞1600サラ系3歳ヒカルタカイ1:41.8
11.19川崎ローレルハンデ1500サラ系3歳サクユー1:37.0
12.06大井3歳特別1500サラ系3歳ハローオウ1:35.8
12.17大井ポインセチア特別1600サラ系3歳アサヒマル1:42.3

●アラ系3・4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.12川崎4歳特別1600アラ系4歳ユウリン1:45.9
01.16大井4歳特別1500アラ系4歳サキフジ1:37.0
02.05大井4歳特別1600アラ系4歳グレートストン1:44.4
02.09川崎4歳特別1600アラ系4歳ユウリン1:44.4
02.14大井4歳特別1600アラ系4歳ケイシヨウラク1:44.7
03.02川崎4歳特別1600アラ系4歳クレーモード1:45.1
03.08大井4歳特別1600アラ系4歳グレートストン1:43.7
03.31川崎4歳特別1600アラ系4歳フラツトムカワ1:46.5
04.09大井4歳特別1600アラ系4歳フジノツキ1:43.0
04.15川崎4歳特別1600アラ系4歳サチテンコウ1:45.4
10.01大井アラブジュニアー1400アラ系3歳リキスユリ1:30.8
10.14川崎ビクトリーハンデ1500アラ系3歳リキスユリ1:38.1
11.25大井3歳特別1400アラ系3歳ワカジホマレ1:31.0
12.02川崎3歳特別1500アラ系3歳モンクス1:38.1
12.09大井3歳特別1500アラ系3歳ホージツト1:37.2
12.19大井ホーリー特別1600アラ系3歳ホージツト1:44.0
12.24川崎3歳特別1500アラ系3歳サキヒカリ1:37.8

●アラ系障害

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.11川崎紅ばら賞2500アラ系障害ホツカイ2:58.1
02.06川崎A級特別2500アラ系障害ギヤルソンヌ2:57.5
03.02川崎A級特別2500アラ系障害ギヤルソンヌ2:56.8
03.27川崎A級特別2500アラ系障害ギヤルソンヌ2:57.7
04.16川崎A級特別2500アラ系障害インペリアル2:57.9
04.29川崎A級特別2500アラ系障害サクシヨウ1:51.1
06.02川崎A級特別2500アラ系障害ギヤルソンヌ2:57.0
06.30川崎A・B級特別2500アラ系障害サクシユウ2:57.1
07.28川崎特別2100アラ系障害サクシユウ2:20.7
08.25川崎A・B級特別2100アラ系障害サクシユウ2:21.9
09.22川崎A・B級特別2500アラ系障害サクシユウ2:56.9
10.14川崎A級特別2500アラ系障害インペリアル2:57.4
12.03川崎A級特別2500アラ系障害ホツカイ*42:58.0

*1戦後国営競馬で活躍

*2スガタ半姉

*3カガミヤマ、ダイナナライトら

*4ベンケーオーザ2着

2015-12-22

1965年――東京都ダービー(ヒガシユリ・佐々木竹見)、東京王冠賞(ヒガシヒーロ・佐々木竹見)ほか

<1964年>

公営日本一(サラ)オーシヤチ(満票) 14戦9勝 東京大賞典大井記念東京オリンピック記念
最良のサラ4歳馬ヒガシヒーロ(19) スターコキトール(6)、マサホウ(2)、ヒガシユリ(2)8戦6勝 東京王冠賞しらさぎ賞
最良のサラ荘馬オーシヤチ(27) テツリユウ(2)前述
公営日本一(アラ)アデルバウエル(満票)15戦6勝 アラブ大賞典、アラブチャンピオン、銀盃
最良のアラ4歳馬ギンソウ(19) イソミドリ(10)21戦8勝 アラブダービーひなぎく
最良のアラ荘馬アデルバウエル(26) バラセイユウ(3)前述

 1965年というこの年は、競馬の歴史に於いては「山岡事件」によって知られている。中央競馬でのこの一大八百長スキャンダルは、南関東でも若手騎手の逮捕者を出す。競馬の公正確保についてまことしやかにささやかれていた疑惑が、図らずとも証明されてしまうことになってしまった。これと時を同じくして、あの福永兄弟の三男にして成績を急上昇させていた船橋・福永尚武が、引っ張り疑惑で騎手免許の更新試験に不合格。彼はその後、厩務員として禊ぎをしつつ復帰を目指すことになる。
 そんな有象無象のひしめき合う競馬界ではあったが、この年は若干24歳にして前年より南関東のリーディングを奪取していた佐々木竹見が、牝馬のヒガシユリに騎乗して東京都ダービーを制覇している。アラブの方も牝馬のギンソウが勝ち、4歳のスターコキトールがこの年から始まった関東オークスを皮切りに、古馬を含めた牝馬重賞を席巻。一方で、古馬戦線に目を移すと、アデルバウエルが2年連続のレコード更新でアラブ大賞典を制した。
<レースメモリアル>
東京都ダービー 6月3日 大井競馬場 サラ系4歳別定 距離:2400m 雨・良 1着賞金:600万円
1枠1番  ハナノカゲ(牝4) 松浦備(55)
1枠2番 △ヒガシユリ(牝4) 佐々木竹(55)
2枠3番  ソロソロ(牡4) 高岩(57)
2枠4番 △ニホンカツフジ(牡4) 高橋三(57)
3枠5番  ヤサカオーザ(牡4) 武智(57)
3枠6番 ×タリヤートツプ(牡4) 須田茂(57)
4枠7番 ▲ハヤユウ(牡4) 小筆(57)
4枠8番  イチニユウカツプ(牡4) 荒居(57)
5枠9番  チヤイナオー(牡4) 荒山(57) 当日疾病取消
5枠10番 ◎マサホウ(牡4) 永田(57)
6枠11番  エドウイン(牡4) 岡部(57)
6枠12番 ○キヨクトー(牝4) 田畑(55)
7枠13番  ハナダ(牡4) 渥美(57)
7枠14番  ダイイチマルゼン(牡4) 佐々木吉(57)
8枠15番  ヨシテル(牡4) 柏木(57)
8枠16番  シユウニン(牡4) 荻原征(57)

 佐々木竹見がその引退に際して、思い出の一戦として挙げた自厩舎である青野四郎厩舎所属馬による初ダービー制覇。もっとも、じつはこの馬、前走である羽田盃では勝負所のコーナーで、大きく逸走してしまうアクシデントを起こしていた。師曰く「勝ち負けはどうでもいい。1コーナーを回るか回らないか、これに調教師としての心身を賭けた」というほどで、あの佐々木竹見をもってしてもこれなのだから恐れ入る。さて、関係者の願いが通じたのか、レースの方ではスムーズに飛ばして快調に逃げると、直線でこちらもインにもたれる癖があったハヤユウをアタマ差凌いでみせた。
 ……ところが、癖は完全に改善されたわけではなかった。その後は関東オークスで2着するなどしたが、成績の方は下降線を辿る。そして5歳正月の大井開催では「調教不十分」と判断され、直前で除外を喰らってしまった。馬主ファンに申し訳ないというコメントを出す事態となり、早々の引退と相成っている。その子孫には、東海地区で重賞を6勝したハカタダイオー(1993年産・父ブラツクスキー)が出た。

東京都ダービー レース結果>
1着 1枠2番 ヒガシユリ 2:07.1
2着 4枠7番 ハヤユウ アタマ
3着 5枠10番 マサホウ 3/4
4着 6枠12番 キヨクトー 1/2
5着 2枠3番 ソロソロ クビ
6着 3枠6番 タリヤートツプ 2 1/2
7着 4枠8番 イチニユウカツプ アタマ
8着 2枠4番 ニホンカツフジ 1/2
9着 7枠13番 ハナダ 2 1/2
10着 6枠11番 エドウイン 3
11着 8枠15番 ヨシテル 3
12着 1枠1番 ハナノカゲ 2
13着 7枠14番 ダイイチマルゼン 14
14着 3枠5番 ヤサカオーザ 3
取消:5枠9番チヤイナオー(フレグモーネ)

単勝:2番710円 複勝:2番210円 7番200円 10番140円 8枠連勝複式:1-4 1830円

審前 2 5 13 (4 15 )16 7 10 8 12 6 11 1 3
二角 (2 5)4 13 15 7 16 10 6 12 8 11 3 1
正面 2 5 4(13 10 15)7 6 16 12 81 13 1
四角 2(7 10)5 6 16 13 12 8 4 11 15 1 3


ヒガシユリ(牝) 青野四郎厩舎(川崎) 1962年生まれ 伊達産 父テツソ 母ヒガシハタ(ライジングフレーム)
4歳:東京都ダービー関東オークス2着、桜花賞2着、4歳特別1勝
通算:20戦8勝(1064.4万円)。

キヨクトー(牝) 長尾潔厩舎(大井) 1962年生まれ 早来産 父カバーラツプ二世 母ハタノオー(ヒロサクラ)
3歳:平和賞。
4歳:キヨフジ記念、桜花賞羽田盃2着、しらさぎ賞3着
5歳:ウィンターカップ東京大賞典2着、キヨフジ記念3着

マサホウ(牡) 井上宥藏厩舎(川崎) 1962年生まれ 出生地不詳 父マサタカラ 母ユキヒト(ビツグヴイ)
4歳:羽田盃ニューイヤーカップ東京都ダービー3着

タリヤートツプ(牡) 所属不明 1962年生まれ 出生地不詳 父タリヤートス 母イチマツ(ヴイーノーピユロー)
4歳:4歳特別1勝
5歳:東京オリンピック記念2着
6歳:こととい特別

東京王冠賞 11月1日 大井競馬場 サラ系4歳別定 距離:2000m 1着賞金:300万円
1枠1番  ヒガシユリ(牝4) 渥美(55)
2枠2番 ▲ヒガシヒーロ(牡4) 佐々木竹(57)
3枠3番 ○スターコキトール(牝4) 松浦備(55)
4枠4番 △キヨクトー(牝4) 田畑(55)
5枠5番  タマフブキオー(牡4) 武智(57)
6枠6番  コトブキノサン(牡4) 赤間清(57)
7枠7番 △チヤイナオー(牡4) 荒山(57)
8枠8番 ◎タリヤートツプ(牡4) 須田茂(57)
8枠9番 ×マサオウ(牡4) 宮下紀(57)

 さて、一方にコーナーを回らない馬がいたかと思えば、こちらはゲートに入らない癖である。ヒガシヒーロは中央・南関東重賞戦線で活躍したヒガシテラオーの子として、中央でデビューを目指していた。ところが、臆病なその性格が禍して、ゲート試験に合格できず。大人しくさせるために耳ねじ、鼻ねじとあの手この手を繰り出しているうちに、ますますゲートを嫌がるようになってしまう。4歳3月に小向厩舎へ流れてきた時には、ゲートどころか馬運車に載せるのにも暴れ出すという惨状であった。
 これに対して青野調教師が取った策はというと、ゲートの中に飼い葉を置き、空腹のままで放置を繰り返すというもの。それでも自らゲートに入るまでに一ヶ月かかったというのだから、1頭の馬にそこまで手を尽くす情熱には頭が下がる。能力試験に合格し、ようやくデビューを果たしたのは6月28日。小向厩舎にやってきてから約三ヶ月後のことだった。その後は8月の浦和しらさぎ賞を制して早々に重賞タイトルを飾ると、夏の上がり馬として佐々木竹見を背に南関東三冠の最終戦である東京王冠賞を奪取。馬を相手の難しい商売にあって、関係者の労苦が報われた時だった。
 
東京王冠賞 レース結果>
1着 2枠2番 ヒガシヒーロ 2:06.5
2着 8枠9番 マサオウ クビ
3着 3枠3番 スターコキトール ハナ
4着 8枠8番 タリヤートツプ 2
5着 4枠4番 キヨクトー 1
6着 5枠5番 タマフブキオー クビ
7着 7枠7番 チヤイナオー 4
8着 1枠1番 ヒガシユリ 6
9着 6枠6番 コトブキノサン 2

単勝:2番790円 復勝:2番210円 9番160円 3番160円 8枠連勝複式:2-8 630円
審前 1 2 6(9 4)(3 7 5 8)
二角 1 2 4 6 9 5 3 7 8
正面 1 2 6 4 9 8 5 7 4
四角 (2 1)4 6 9 8 3 5 7


ヒガシヒーロ(牡) 青野四郎厩舎(川崎) 1962年生まれ 伊達産 父ガルカドール 母ヒガシテラオー(プリメロ)
4歳:最良のサラ4歳馬東京王冠賞しらさぎ賞
9歳(北関東):農林大臣賞(高崎)、新春杯(宇宮)2着

スターコキトール(牝) 小暮善清厩舎(大井) 1962年生まれ 千葉県産 父テイエポロ 母アランデール(Propontis)
3歳:ローレルハンデ、全日本三歳優駿2着、平和賞3着、3歳特別1勝
4歳:関東オークスゴールドカップクイーン賞東京王冠賞3着、キヨフジ記念3着
5歳(中央):安田記念2着
中央通算:12戦1勝(375.0万円)。

<そのほか有力馬>
オーシヤチ(牡) 栗田金吾厩舎(大井)所属 1960年生まれ 三石・田上竹弘氏生産 父メイヂヒカリ 母アステリライトセントライト 
3歳(中央):6戦1勝(108.0万円)
4歳(中央):1戦0勝(0万円)
5歳(中央):18戦4勝(333.1万円)
中央通算:25戦5勝(441.1万円)。
5歳(東海):6戦6勝
6歳(東海):新春グランプリ。
東海通算:7戦7勝。
6歳:公営日本一(サラ)、最良のサラ荘馬東京大賞典大井記念東京オリンピック記念、ダイオライト記念2着、オープン級3勝
7歳:3戦0勝
通算:48戦21勝(3114.25万円)。
 イチヨシノ、オータジマと同じく秋田県が誇ったアステリヤの一族にして、日本刀・メイヂヒカリの最高傑作。中央時代こそ芽が出なかったが、名古屋競馬場へ移籍すると一気に素質が開花。6歳正月の新春グランプリまで破竹の7連勝を挙げると、大井の栗田金吾師のもとにトレードされる。これは、同師が戦前に東海道地域の地方競馬で活躍していた縁からだろうか。緒戦のダイオライト記念こそデイジーマサルの2着と躓いたものの、大井記念東京オリンピック記念と重賞を勝ち、大一番の東京大賞典も制覇。この年は南関東だけで14戦9勝を挙げ、公営日本一に輝いた。引退後は吉田牧場種牡馬入りすると、カブトヤマ記念を勝ち新潟公営で活躍を見せたアイアンハート(1971年産・母アキリユウ[カバーラツプ二世])を出している。

テツリユウ(異名:テツノオー)(牡) 大沼五郎厩舎(川崎) 1960年生まれ 新冠産 父パールダイヴアー 母ミストラクル(Shahpoor) 
3歳(中央):4戦1勝(41.0万円)
4歳(中央):オープン5勝
5歳(中央):大阪杯中京記念中日杯、オープン3勝
中央通算:34戦13勝(1246.3万円)。
5歳:オープン級1勝
6歳:開設記念(川崎)、報知オールスターカップ2着、大井記念2着、報知グランプリカップ2着、NTV盃2着、オータムハンデ、オープン級3勝
7歳:報知グランプリカップオープン級2勝
7歳(東海):東海菊花賞
8歳(東海):新春グランプリ。
8歳(北関東):新春杯(宇都宮)、地全協会長賞(高崎)3着
1967年の宝塚記念を勝ち、翌年の春の天皇賞ヒカルタカイに大差をつけられながらも2着となったタイヨウ(1963年産・父ゲイタイム)は半弟、南関東北関東で牡馬に混じって活躍したヒガシランド(1964年産・父ガーサント)は半妹。中央時代は平のオープンでは好走を続けるも、NHK盃は落馬競走中止となるなど一線級とは縁がなく。5歳秋の目黒記念でも、1番人気に押されながら8着という結果に終わっている。南関東に移籍すると名をテツリユウと変え、大晦日の大井オープン戦レコードで制する鮮烈なデビュー。今年は川崎の開設記念を制したのを始め、重賞戦線で堅実な走りを見せた。7歳になってからも61キロを背負って報知グランプリカップを勝ち、6月にもオープンで勝ち星を挙げている。その後は、夏のうちに東海公営へと移籍。重賞を2勝し、8歳時には北関東へと転じた。名前をテツノオーに戻して種牡馬入りしているが、1975年の中日スポーツ杯(春)を制し、東海優駿でも2着したワルツニセイ(1972年産・母オースル[アポツスル])を出した程度に留まっている。

コトブキノニ(牡) 出川己代造厩舎(船橋) 1961年生まれ 出生地不詳 父ソロナウエー 母グレイベルベツト(Pherozshah)
4歳:羽田盃浦和開設記念、東京都ダービー3着、4歳特別1勝
5歳:報知グランプリカップ、NTV盃、オープン級3勝
6歳:NTV盃、オープン級1勝
 出川厩舎のコトブキ軍団の活躍馬である。この厩舎の例に漏れず3歳時は目立たなかったが、春には仕上がって羽田盃を制覇。東京都ダービーでも3着している。この年も船橋重賞で2勝を制する活躍を見せた。母グレイベルベツト(1949年産・父Pherozshah母Ring Velvet[Ringmaster])はオーストラリアで出走歴のあるニュージーランド産馬であり、豪サラ輸入時に繁殖としていっしょに持ち込まれたのだろうか。6代母Eulogy(1911年、父Cicero母Ring Velvet[Upas])からの牝系はオセアニアで大きな繁栄を治め、近年も欧州へ移籍しカルティエ賞最優秀スプリンターにも選出されたスタースパングルドバナー(2006年産、父Choisir母Gold Anthem[Made of Gold])や、香港スプリント2勝のセイクリッドキングダム(2003年産、父Encosta de Lago母Courtroom Sweetie[Zeditave])、香港マイルを制したアンビシャスドラゴン(2006年産・父Pins母Golden Gamble[Oregon])らがなじみ深いか。本馬の半兄たちにも、中央で重賞3勝を挙げたコウタロー(1960年産・父ヒンドスタン)、京都大障碍連覇のサチフジ(1958年産・父ブリツカバツク)といった活躍馬がいる。

コウライオー(牡) 所属不明 1960年生まれ 静内産 父リンボー 母ダイヤナルビー(Precipitation) 
3歳(中央):阪神3歳S2着
4歳(中中):神戸杯京都杯、京阪杯菊花賞2着、毎日杯2着、宝塚記念3着
5歳(中央):日本経済新春杯、阪神大賞典2着、大阪杯2着、天皇賞(春)3着、オールカマー3着、阪神S
6歳(中央):迎春賞。
中央通算:33戦8勝(2149.0万円)。
6歳:東京オリンピック記念3着、オープン級2勝
7歳:新春盃、オープン級1勝
半妹に1964年のオークスカネケヤキの2着となったヤマニンルビー(1961年産・父タカクラヤマ)がいる。リンボー産駒の中では芝と長距離に適応できた馬で、ダービーが終わってから力をつけて秋には重賞3連勝、菊花賞でも2着となっている。その後も重賞戦線で活躍を続け、6歳正月の迎春賞を最後に南関東入り。即刻A1格付けされるなど期待されたが、重賞では東京オリンピック記念の3着どまり、せいぜい準重賞の新春盃を勝ったに留まっている。種牡馬としては5頭しか産駒を残していないのだが、その中から名古屋の新春グランプリを勝ったキンイチ(1961年産・母スターフラツシユ[カバーラツプ二世])、通算19勝を挙げ金沢サラブレッド大賞典で3着もあるタモツオー(1969年産・母ゴタンダオトメ[ヘキラク])が出ており、もう少し環境に恵まれてさえいたならば、リンボーからのマンノウォー系が日本へ定着していたのかもしれない。

ギンソウ(牝) 引田昭一厩舎(船橋)→松浦武助厩舎(船橋)所属 1962年生まれ 新冠秋田福治生産 父ハマノオー 母豊霜(伯優)アラブ血量25.34% 
4歳:最良のアラ4歳馬アラブダービーひなぎく
5歳:船橋記念アラブ大賞典3着、オープン級2勝
6歳:船橋記念2着、シルバーカップ2着、銀盃3着、勝島特別、オープン級1勝
 この年から新設されたアングロアラブ牝馬の特別戦・ひなぎく賞を勝つと、1カ月後のアラブダービーでもダイリン以下を下して牝馬による同競走初制覇を果たした。その後も5歳時には船橋記念を勝ち、男馬の一流馬を相手に堂々と渡り合っている。牝系は下総御料牧場系のシャギア・アラブである下総(1919年産・父Koheilan IV-7、母Koheilan Raschid.)の牝系。

ビンゴ(牡) 田中利衛厩舎(大井) 1962年生まれ 出生地不詳 父オーブリオン 母トクヤマイチ(ホウシユウ)アラブ血量25.00%
3歳:全日本アラブ争覇2着。3歳特別1勝
4歳:千鳥賞、ブルーバードカップ、ダイヤモンド特別
5歳:19戦2勝
通算:45戦8勝(512.5万円)。
 半弟に1969年にタマツバキ記念(春)を制したシユウザンミノル(1965年産・父シゲミノル)がいる。3歳時はダイリンにアラブ争覇で8馬身ちぎられていたが、あちらが休養に入るとブルーバードカップ・千鳥賞と連勝。アラブダービーで雌雄を決するかと思われたが、こちらも脚部不安を発症し不完全燃焼な結果となってしまった。オーバーヤーン五ノ七〜太陽の名族にファロス系という血統構成もあって、引退後は種牡馬入りを果たしている。もっとも、その成績は上山で活躍したオーナーズホダカ(1970年産・母ワールドクイン[ミナミホマレ])のような東北地区の活躍馬を数頭送り出すに留まった。

ユワンボシ(牡) 森茂厩舎(船橋) 1961年生まれ 出生地不詳 父キミトモ 母ウキフネ(tタマカンロアラブ血量?
4歳:ホウセント記念3着
5歳:ワード賞
6歳:シルバーカップ3着、オープン級1勝
7歳:アラブ大賞典3着、オープン級3勝
 4歳年末のホウセント記念でよく伸び、クビ・クビ差の3着と好走。続くワード賞では50キロの軽量を活かし、アデルバウエルやホウセント記念で2着だったバラセイユウを下して重賞制覇を果たした。その後もしぶとく現役を続け、7歳時のアラブ大賞典でもマスタングの3着に突っ込み、年末の浦和開催で栄冠賞を勝っている。その後は福山競馬場へ移籍すると、オープン級で活躍したようだ。

バラセイユウ(牡) 所属不明 1961年生まれ 出生地不詳 父セイユウ 母バラアキラ(バラツケー)アラブ血量26.56%
4歳:ホウセント記念2着、千鳥賞3着、4歳特別1勝
5歳:白百合賞、シルバーカップ、アラブチャンピオン2着、ワード賞2着、オープン級1勝
6歳:銀盃2着、白百合賞3着、オープン級1勝
7歳(東海公営):東海プリンス賞
 初の1000万円アラブ・タイカンは半兄(1949年産・父アブラール)。4歳時はテツカントウらに阻まれて目立たない存在だったが、この年はやや格落ちとはいえ重賞を2勝。アラブチャンピオンでもアデルバウエルにハナ差まで迫っている。その後は東海公営で活躍したのち、このころから徐々に売上を存在感を増し始めていた福山競馬場へ。最終的に軽種馬協会に500万円で買い上げられ、種牡馬入りも果たしている。代表産駒として、東海公営で重賞3勝を挙げたエリモハツチ(1971年産・母トモアリ)。

ハナノキネン(牡) 森谷光雄厩舎(大井)所属 1963年生まれ 長沼産 父トシハヤ 母サンパチ(クラツクセフトアラブ血量25.00% 
3歳:全日本アラブ争覇
4歳:千鳥賞、ブルーバードカップ、アラブダービー3着
 この年の3歳アラブ勢で、インターフレーム、ミユスワブチ、ヤマノガイカとともに上位を形成した一頭。渥美騎手を背に全日本アラブ争覇、ブルーバードカップ、千鳥賞と重賞3勝を挙げたものの、肝心のアラブダービーではクビ・クビ差の3着に敗れた。その後は4歳秋から兵庫へと転出するも、成績の方はあまり上がらなかったようである。

デイジーマサル(牡) 細川一吉厩舎(川崎) 1959年生まれ 新冠産 父リンボー 母ピンクデイジー(Brooklyn) 
5歳:オープン級1勝
6歳:ダイオライト記念開設記念(川崎)2着、NTV盃3着、スプリンターハンデ
8歳(道営):地全協会長賞、北海道神宮大祭記念3着
9歳(関西公営):葵賞(紀三井寺)3着
 5歳11月の船橋開催で、ゲイリング、ロイヤルナイトらを押さえて金の鞍をレコード勝ち。その勢いでこの年は川崎の開設記念で2着すると、ダイオライト記念をオーシヤチを押さえて制している。その後は道営で走ったものの、さすがに往時の力はなかった。北海道神宮大祭記念では、アラブマルマンチカラに敗れての3着。9歳時は紀三井寺での出走歴が残されている。母は中央で導入された米サラだが、近親に目立った活躍馬はいない。

スズカリユウ(牡) 所属不明 1958年生まれ 出生地不詳 父フアイナルスコア 母勝旗(プライオリーパーク) 
4歳(中央):京都4歳特別3着、毎日杯3着
5歳(中央):京都記念(秋)2着、京都記念(春)3着
6歳(中央):迎春賞、日本経済新春杯2着、京都記念(春)3着
7歳(中央):大阪杯3着、日本経済新春杯3着、スワンS3着
中央通算:64戦11勝(1546.0万円)。
8歳:新春盃、金盃3着
 重賞勝ちは6歳正月の迎春賞のみ、7歳時の天皇賞も5着までと大きなタイトルこそ縁遠かったが、関西の重賞戦線を長きにわたって賑わせた名脇役である。南関東入りするといきなり準重賞新春盃を制してさすがの貫禄を見せたものの、その後は金盃で3着したのみで終わっている。

ニユーサカエ(異名:タカノリ・ベンジヤミン)(牡) 平野金一厩舎(大井)所属 1963年生まれ 荻伏産 父カリム 母トビクイン(トビサクラ 
3歳:全日本三歳優駿平和賞2着、青雲賞
4歳:ニューイヤーカップ2着、羽田盃3着
 カリム産駒らしく仕上がりの速さとスピードが持ち味だったのか、3歳時は大井青雲賞と全日本三歳優駿を制する活躍を見せている。ところが4歳の1月に浦和ニューイヤーカップに登場した際には、馬名がタカノリに変更。JBIS上にはベンジヤミンで登録されているので、少なくとももう1回登録名変更がなされたようである。本馬半妹クインオーナ(1971年産・父ボウプリンス)からは、南関東での活躍馬が複数輩出された。

イチヨシノ(牝) 所属不明 1962年生まれ 出生地不詳 父テツソ 母タカツキミナミホマレ 
4歳:ゴールドカップ賞3着
6歳:クイーン賞3着、オープン級1勝
7歳(東海):新春クラウン賞2着
 じつに紛らわしいイチヨシノ兇世、牝系はアステリヤの一族でありそれなりに筋は通っている。6歳にはクイーン賞で3着に入ったのを最後に東海地区へと移籍したが、4戦未勝利のまま繁殖入りした。
重賞レース全戦績>

施行日競馬場レース名距離条件1着賞金(単位:万円)勝ち馬勝ち時計騎手(斤量)調教師(所属)2着(着差)3着(着差)
01.02浦和ニューイヤーカップ1600サラ4歳別定120マサホウ(牡4)1:44.2佐々木竹見(55)井上宥蔵(川崎)ホンマル(2)ハヤユウ(5)
01.20船橋ブルーバードカップ1600アラ4歳別定80ビンゴ(牡4)1:44.4須田茂(57)田中利衛(大井)トルテツク(1)ヤシマレモンド(2)
01.27川崎開設記念2150サラオープンハンデ350テツリユウ(牡5)2:18.5佐々木竹見(53)大沼 五郎(川崎)デイジーマサル(1 1/2)コマヨシ(クビ)
02.07船橋報知グランプリカップ1800サラ4歳以上ハンデ200コトブキノニ(牡5)1:51.8宮下紀(57)出川己代造(船橋)テツリユウ(2)ボールドプライド(1/2)
02.28大井千鳥1600アラ4歳別定80ビンゴ(牡4)1:44.5須田茂(55)田中利衛(大井)イチコージンオー(3/4)オペレーシヨン(1)
03.03船橋ダイオライト記念2000サラ4歳以上ハンデ250デイジーマサル(牡7)2:06.3大和五(53)細川一吉(川崎)オーシヤチ(1)コマヨシ(1)
03.10大井銀盃2000アラ5歳以上ハンデ100アデルバウエル(牡5)2:09.1須田茂(61)阪本正太郎(大井)アスタリー(1)ボーレスキング(3)
04.04浦和桜花賞1600サラ4歳牝馬55170キヨクトー(牝4)1:44.5須田茂(55)長尾潔(大井)ヒガシユリ(1/2)スイートヒメ(5)
04.13大井金盃2400サラ5歳以上ハンデ250シユンユウ(牡5)2:32.4渥美(54)安藤徳男(大井)ボールドプライド(1 1/2)スズカリユウ(1/2)
04.27大井羽田盃1800サラ4歳別定250マサホウ(牡4)1:53.8宮下紀(57)井上宥蔵(川崎)キヨクトー(3/4)ハヤユウ(1 1/2)
05.01船橋船橋記念1800アラ4歳以上ハンデ120アデルバウエル(牡5)1:54.1須田茂(62)阪本正太郎(大井)ボーレスキング(アタマ)フクトミホマレ(1 1/2)
05.18大井アラブダービー1800アラ4歳別定150ギンソウ(牝4)1:56.1高橋三郎(55)引田昭一(船橋)ダイリン(3)ケンセツチカラ(1/2)
05.23川崎関東オークス1700サラ4歳牝馬別定180スターコキトール(牝4)1:50.0高橋三郎(55) 小暮善清(大井)ヒガシユリ(1 )スリーハイスピード(2 1/2)
06.03大井東京都ダービー2000サラ4歳別定600ヒガシユリ(牝4)2:07.1佐々木竹見(55)青野四郎(川崎)ハヤユウ(アタマ)マサホウ(3/4)
06.22大井大井記念2400サラ4歳以上ハンデ350オーシヤチ(牡6)2:34.5岡部(50)栗田金吾(大井)テツリユウ(4)フアストワールド(2)
07.05大井ワード賞2000アラ4歳以上ハンデ120ユワンボシ(牡5)2:07.5宮下紀(50)不明バラセイユウ(1 1/2)アデルバウエル(1 1/2)
07.14川崎報知オールスターカップ2000サラ4・5・6歳別定350オリオンホース(牡6)2:06.0宮下哲(57)谷口源吾(船橋)テツリユウ(1/2)パールマウンテン(4)
07.28船橋NTV盃2000サラ4歳以上ハンデ350コトブキノニ(牡5)2:05.8宮下紀(53)出川己代造(船橋)テツリユウ(1)デイジーマサル(クビ)
08.04川崎百合2000アラ4歳以上ハンデ120バラセイユウ(牡5)2:09.6松浦備(54)不明アスタリー(2)ヤサカオー(1/2)
08.15浦和しらさぎ賞2000サラ4歳別定200ヒガシヒーロ(牡4)2:09.7佐々木竹見(52)青野四郎(川崎)ニホンカツフジ(1)キヨクトー(1)
09.22川崎キヨフジ記念2000サラ4歳以上牝馬ハンデ150キヨクトー(牝4)2:09.4須田茂(55)長尾清(大井)アビリテイ(アタマ)スターコキトール(クビ)
10.06川崎全日本アラブ争覇1600アラ3歳別定120ハナノキネン(牡3)1:46.9渥美(54)森谷光雄(大井)テンカイ(1 1/2)オールパン(3)
10.14大井東京オリンピック記念2400サラ4歳以上ハンデ250オーシヤチ(牡6)2:32.5岡部(55)栗田金吾(大井)モリホープ(1)コウライオー(アタマ)
10.17浦和シルバーカップ2000アラ4歳以上ハンデ120バラセイユウ(牡5)2:11.4松浦備(?)不明ゴールデンオーギ(ハナ)イチミカド(アタマ)
10.31船橋平和賞1500サラ3歳以上別定150ダイニハツスル(牝3)1:33.7佐々木竹見(52)金子和夫(浦和)ニユーサカエ(アタマ)イチシデン(4)
11.01大井東京王冠賞2000サラ4歳以上別定300ヒガシヒーロ(牡4)2:06.5佐々木竹見(57)青野四郎(川崎)マサオウ(クビ)スターコキトール(ハナ)
11.17船橋クイーン賞1800サラ4歳以上牝馬ハンデ150スターコキトール(牝4)1:51.8松浦備(53)小暮善清(大井)リユウボート(2)アビリテイ(1 1/2)
11.24川崎全日本三歳優駿1600サラ3歳別定250ニユーサカエ(牡3)1:41.7小筆(54)平野金一(大井)オーダリー(5)ダイニハツスル(2 1/2)
12.02大井アラブ大賞典2400アラ4歳以上ハンデ180アデルバウエル(牡5)2:35.3須田茂(61)阪本正太郎(大井)ブロウニー(1/2)タカクラホープ(クビ)
12.09浦和ゴールドカップ2000サラ4歳別定220スターコキトール(牝4)2:09.6松浦備(56)小暮善清(大井)ミロン(クビ)イチヨシノ(1 1/2)
12.14大井ホウセント記念2000アラ4歳ハンデ100ランスコツト(牡4)2:09.0宮下紀(50)井上宥蔵(川崎)グリントツプ(クビ)ミヤトニキ(1/2)
12.19川崎アラブチャンピオン210アラ4歳以上ハンデ180アデルバウエル(牡5)2:20.2須田茂(64)阪本正太郎(大井)バラセイユウ(ハナ)イソミドリ(1 1/2)
12.27大井東京大賞典3000サラ4歳以上別定800オーシヤチ(牡6)3:12.1赤間清(55)栗田金吾(大井)スカーレツト(1 1/2)ゴウカイオー(1)

<オープン級レース全勝ち馬一覧>
サラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.10川崎新春特別1700サラ系ローヤルエース1:49.0
01.15大井新春盃2000サラ系スズカリユウ2:05.1
02.12大井オープン特別2000サラ系ミオソチス2:06.0
02.26大井オープン特別2000サラ系ボールドプライド2:07.1
03.12川崎オープン特別2000サラ系フジカツプ2:05.9
03.21川崎オープン特別1700サラ系ボールドプライドR1:47.9
03.31大井スプリングカップ2000サラ系スタアフレンド2:05.5
03.28大井オープン特別2000サラ系コトブキノニ2:05.5
04.25大井オープン特別2000サラ系コウライオー2:05.5
04.28船橋金の鞍1800サラ系ツルハゴロモR1:51.6
05.05大井オープン特別2000サラ系コウライオー2:06.0
05.16大井オープン特別2000サラ系コトブキノニ2:04.3
05.23川崎オープン特別1700サラ系テツリユウ1:48.8
05.28船橋金の鞍1000サラ系スカーレツ2:05.9
06.04大井オープン特別2000サラ系ボールドプライド2:04.5
06.09船橋金の鞍1800サラ系ゴウカイオーR1:50.4
07.04大井オープン特別1800サラ系ナニワ1:52.8
07.07船橋京成1800サラ系準重賞キミガヨ1:51.6
07.18大井サマーカップ1800サラ系ハンデヤマブエ1:52.7
08.08大井スプリンターハンデ1400サラ系A2以下?デイジーマサル1:25.8
08.22大井オープン特別1700サラ系オーシヤチ1:45.7
08.25船橋金の鞍1800サラ系コトブキノニ1:51.7
09.02大井A1以下1600サラ系テツリユウ1:39.6
09.15大井オープン特別1800サラ系ヤマブエ1:52.8
09.23川崎オータムハンデ1700サラ系ハンデテツリユウ1:48.5
09.29大井オープン特別2000サラ系オーシヤチ2:04.9
10.24大井オープン特別2000サラ系パールマウンテン2:06.1
11.03大井オープン特別2000サラ系ゴウカイオー2:05.2
11.12大井オープン特別2000サラ系シユンユウ2:04.5
11.18船橋金の鞍1800サラ系スカーレツ1:50.6
11.23川崎オープン特別1700サラ系テツリユウ1:48.1
11.30大井オープン特別2000サラ系ゴウカイオー2:04.4
12.12大井オープン特別2000サラ系オーシヤチ2:06.5
12.26大井オープン特別1800サラ系ダイイチフラミンゴ1:51.6

●アラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.01浦和栄冠賞1600アラ系ミヤホウ1:44.9
01.06川崎新春特別1700アラ系ミヤホウ1:50.8
01.13大井オープン特別2000アラ系ホープフレンド2:08.5
01.19船橋銀の鞍1800アラ系アオホープ1:54.0
01.24川崎オープン特別2000アラ系ロイヤルジエツトR2:09.2
01.31大井オープン特別2000アラ系ボーレスキング2:09.5
02.14大井グローリーカップ2000アラ系準重賞アカデミー2:10.3
02.10大井オープン特別1800アラ系アデルバウエル1:54.5
02.24川崎A1以下特別1700アラ系フクバラツケー1:50.7
03.01大井オープン特別2000アラ系キタノオー2:11.5
03.24川崎オープン特別1700アラ系アサホープ1:50.8
03.30大井オープン特別2000アラ系アスタリー2:08.4
04.06浦和栄冠賞1600アラ系フクバラツケーR1:42.2
04.11大井オープン特別2000アラ系アスタリー2:08.5
04.18川崎オープン特別1700アラ系フクバラツケー1:50.6
04.25大井オープン特別2000アラ系サキチ2:08.1
05.07大井オープン特別2000アラ系ヤサカオー2:07.9
05.17大井朝風賞1600アラ系ハンデカガミヤマR1:40.5
05.26船橋銀の鞍1800アラ系ホマレホウオン1:54.2
05.31大井オープン特別2000アラ系フクトミホマレR2:07.4
06.06船橋銀の鞍1800アラ系ダイイチタカシヨウ・アスタリー1:53.4
06.21大井オープン特別2000アラ系アスタリー2:09.0
07.11川崎オープン特別2000アラ系バラセイユウ2:09.6
07.16大井オープン特別1800アラ系フクバラツケー1:54.9
08.10大井オープン特別1800アラ系フクトミホマレ1:54.9
08.19大井オープン1400アラ系サワカゼR1:26.7
08.24船橋銀の鞍1700アラ系ホマレホウオン1:47.4
08.29大井オープン1700アラ系ブロウニー1:48.9
09.05川崎セプテンバーハンデ1700アラ系ハンデアスタリー1:50.7
09.14大井グローリーカップ2000アラ系準重賞ゴールデンオーギ2:09.7
09.16大井オープン特別1800アラ系サキチ1:55.5
09.22川崎オータムハンデ1700アラ系ハンデサキチ1:51.1
09.28大井オープン特別1800アラ系カガミヤマ1:56.1
10.06川崎オープン特別1700アラ系トモスチヤ1:51.5
10.11大井オープン特別2000アラ系サキチ2:08.6
10.22大井オープン特別2000アラ系スイコ2:11.1
10.27船橋A1B3級1800アラ系トモスチヤ1:53.5
11.04大井オープン特別2000アラ系キタノオー2:08.5
11.14大井オープン特別2000アラ系トモスチヤ2:07.4
12.13大井オープン特別1800アラ系トモスチヤ1:55.4
12.25大井オープン特別1800アラ系カガミヤマ1:54.5

サラ系3・4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.07川崎ダイヤモンド特別1600サラ系4歳タマフブキオー1:44.3
01.13大井4歳特別1500サラ系4歳タリヤートツプ1:34.6
01.24川崎4歳特別1600サラ系4歳プレジテントケイ1:43.6
02.04船橋千葉優駿1600サラ系4歳ホンマル1:42.9
02.10大井ユースカップ1600サラ系4歳ハヤユウ1:42.1
03.22川崎4歳特別1500サラ系4歳ニホンカツフジ1:36.0
04.08大井4歳特別1600サラ系4歳ヒデマサル1:46.0
04.14川崎4歳特別1600サラ系4歳ヒガシユリ1:43.0
05.05大井4歳特別1600サラ系4歳ソロソロ1:42.5
05.07大井千草賞1600サラ系4歳牝馬スリーハイスピード1:41.7
05.15大井4歳特別1600サラ系4歳ハナダ1:34.6
05.20川崎4歳特別1600アラ系4歳サンセイチカラ1:44.3
10.03川崎ローレルハンデ1500サラ系3歳イチシデン1:35.9
11.14大井青雲賞1600サラ系3歳ニユーサカエ1:40.9
11.24川崎3歳特別1400サラ系3歳リユウピストン1:30.3

●アラ系3・4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.11川崎ダイヤモンド特別1600アラ系4歳ビンゴ1:46.1
01.17大井4歳特別1500アラ系4歳イチスズキ1:35.6
01.28川崎4歳特別1600アラ系4歳リユウケイ1:46.2
02.13大井4歳特別1500アラ系4歳リユウケイ1:37.4
03.25川崎4歳特別1500アラ系4歳ニホンゴオー1:37.3
04.12大井4歳特別1600アラ系4歳オペレーシヨン1:44.0
04.26大井4歳特別1600アラ系4歳オペレーシヨン1:43.1
04.23大井ひなぎく1600アラ系4歳牝馬ギンソウ1:44.3
05.08大井4歳特別1600アラ系4歳ブエノラピード1:43.9
09.25川崎ビクトリーハンデ1400アラ系3歳ミスユワブチ1:32.4
10.26大井アラブジユニアー1500アラ系3歳インターフレーム1:36.9
11.19船橋3歳特別1500アラ系3歳ミスユワブチ1:37.5
11.26川崎3歳特別1400アラ系3歳カヤヌマカツプ1:31.9
12.03大井3歳特別1400アラ系3歳インターフレーム1:28.7
12.26大井3歳特別1400アラ系3歳タカラヤマキ1:28.6

●アラ系障害

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.08川崎紅ばら賞2500アラ系障害ヨウタカラ3:02.1
01.26川崎特別2500アラ系障害ヤマトザン3:01.1
02.25川崎障害特別2500アラ系障害ボーレスキング2:58.3
03.05船橋A・B級2100アラ系障害セントスターキング2:24.5
03.21川崎A級特別2500アラ系障害ボーレスキング2:57.6
04.18川崎A級特別2500アラ系障害ボーレスキング2:58.4
06.27川崎A級特別2500アラ系障害ホツカイ2:57.8
07.13川崎A級特別2500アラ系障害ボーレスキング2:56.2
07.30船橋A級特別2400アラ系障害ボーレスキング2:45.4
08.05川崎A級特別2500アラ系障害ベニハヤテ2:58.9
08.12浦和A・B級1600アラ系障害ナルシスR1:46.4
09.06川崎蘭花2500アラ系障害ヒシバラ2:56.9
09.20川崎A・B級特別2500アラ系障害シントネ2:57.8
10.09川崎A級特別2500アラ系障害スイコ2:57.7
11.23川崎A級特別2500アラ系障害スイコ2:57.9
12.17川崎A級特別2500アラ系障害スイコ2:58.9

2015-06-28

1964年――アラブチャンピオン・アラブ大賞典(アデルバウエル)、アラブチャレンジャー(ホウリン)ほか

<1964年>

公営日本一(サラ)オリオンホース(満票) 20戦6勝 東京大賞典報知オールスターカップ、15周年記念特別(大井)
最良のサラ4歳馬シユンユウ(15) パールマウンテン(11)、コトブキノニ(1)20戦7勝
最良のサラ荘馬オリオンホース(満票) 前述
公営日本一(アラ)アデルバウエル(満票)15戦8勝 アラブダービーアラブ大賞典、アラブチャンピオン
最良のアラ4歳馬アデルバウエル(満票)同上
最良のアラ荘馬アスタリー(18) マスホマレ(8)、無投票(1)20戦7勝 ワード賞、船橋記念グローリーカップ

 東京オリンピックが開催されたこの年、南関東の公営競馬も大きく姿を変えた。大井の四大競走がそれぞれダービーと「グランプリ」大賞典を冠し、秋には東京オリンピック記念が新設。東京大賞典への前哨戦の役割をそちらに譲った金盃は春先へと移動し、サラの金盃・アラの銀盃がほとんど同時期に行われる体制が確立された。また、6月には千葉県印西市大井の小林牧場の起工式が行われている。川崎川崎記念南関東の「春のグランプリ競走」と位置づけられ、報知オールスターカップへと名前を変えるとともにファン投票での出走馬選出が実施された。一方で、アラブチャレンジャーは馬齢制限を撤廃したうえでこの年限りで廃止となり、年末に行われることが通例だったアラブチャンピオンは開催時期を前倒し、アラブ大賞典の前座のような扱いへ変わっていく。もっとも、賞金額は大賞典と張り合うように引き上げられていた一方で、出走頭数はいっこうに集まらない競走であっただけに、この扱いも仕方がないか。

 さて、サラブレッド戦線では相変わらずオリオンホースやゲイリング、ロイヤルナイトといった元中央組が中心。アラブの方はというと、4歳のアデルバウエルが本格化。アラブチャンピオンアラブ大賞典をレコードタイムで連勝し、公営日本一に輝いている。

<レースメモリアル>
アラブチャレンジャー 5月6日 川崎競馬場 アラ系ハンデ 距離:2000m 1着賞金:100万円
1枠1番 △ヒメハヤテ(牝5) 大和五(54)
2枠2番 △フクバラツケー(牡6) 木村和(51)
3枠3番 ◎アスタリー(牡5) 松浦備(52)
4枠4番 ○サキチ(牡5) 赤間清(56)
4枠5番  ララミ(牝6) 溝辺(52)
5枠6番 ▲カミホマレ(牡8) 山田秀(61)
5枠7番  ミヤホウ(?) 佐々木竹(53)
6枠8番 ×マスホマレ(牡9) 齋藤義(62)
6枠9番  ヤサカオー(?) 田村予(50)

 一銭になりもしやしないのにこんな文章を書いている私がいうのもなんなのだが、スポーツの楽しみ方のひとつとして、一種の記録趣味、数字的な面白さを追求する人種が存在する。思えば、厳格な血統管理と競争原理を求める競馬は、そもそもからしてそうした趣向を色濃く持っているのではないだろうか。とりわけ最高記録というのは、単純な走破時計のレコードから最高連敗記録の様な迷記録に至るまで、様々な切り口からの数字がおおむね調べ尽くされているようである。中にはタマツバキの戦後日本最重量勝利となる斤量83キロのように、現実には更新が不可能となってしまった記録もあるが、そうでないにもかかわらず50年以上の長きにわたって書き換えられていないものとして、ホウリンによる16戦無敗という「生涯無敗勝利数」の日本記録が挙げられるだろう。

 ホウリンは、センジユやミヤマシユーホーと張り合ったゴールデンフアイタの全妹である福里の初子として、豊洋牧場にて生を受けた。その牝系は3代目母安兆に日本産純血アラブの成霞がつけられたことでアングロアラブとして歩んではいるが、安兆の全姉武兆の子にあのスウヰイスーが出たサラブレッドの名族である。父ミキノヒカリはあのタマツバキの1歳上の全兄であり、第二回のアラブ東西対抗戦を制したほか、弟同に様酷量にもよく耐えて80キロオーバーを背負っての勝ち星もある戦後の怪物。当時でもやや古臭くなった感はあるものの、なかなか期待の良血馬ということができるだろう。

 だが、ホウリンは幼駒時代から右後肢皿に不安を抱えていた。入厩先こそ船橋の小檜山厩舎に決まったものの、それからも少し調教を積んだと思えば、すぐさま千葉・白井の豊洋牧場や、厩舎近郊の外厩――当時、戦前は中山で調教師をしていた須藤林三という馬直しの名人がいたらしい――へと戻る日々が続く。ようやくホウリンがデビューを迎えたのは、同期の強豪馬はとっくに重賞戦線へ出張っている、4歳夏のことだった。あまりにも大きい遅れだったが、周囲をそれだけ待たせるだけの才能の輝きが、ホウリンにはあったということだろう。小檜山調教師のみならず、主戦・宮下紀英騎手は調教でも自ら手綱を取り、この相棒のために苦心した。それに応えるように、4歳の条件戦から格付け最下級のD4、そしてD1、C級……ホウリンは出走間隔を広めにとりつつも、その年の年末までに11戦11勝の戦績を残している。この年の公営日本一・最良のアラ系4歳馬は春の特別とホウセント記念を勝ったオーバマイヤが全22票中21票を獲得しているが、その残りの1票は啓衆の船橋番記者によってこのホウリンへと投じられた。

 年が明けてC級を脱出すると、3月の頭にB級特別戦でも楽勝。そして満を持して次走に選ばれたのが、この川崎アラブチャレンジャーだった。もとより上り調子の4歳馬と古馬が対決する場として設けられていたこの競走で、ホウリンは初めて一線級の強豪と相対する。前年より馬齢の上限が撤廃されたこともあって、4歳からこの年9歳になるまで一貫して南関東アラブのトップ集団に加わり続け、引退後は種牡馬としても大成功を収めたマスホマレや、前年のアラブチャンピオン馬アスタリー、直近で銀盃を制し老いてますます盛んなカミホマレなど、超重量級のメンバーがホウリンを迎え撃つ手はずを整えていた。逆にここを制してさえしまえば、年末のアラブ大賞典の最有力候補として名乗りを挙げることになるだろう。関係者は脚部に細心の注意を払いつつ、万全の仕上がりを目指し調整を進めていった。

 そして、いよいよ追い切りの朝。まずは15-15で動きを確かめると、鞍上の宮下騎手は残り800mから追い出しにかかった。コーナーの入り口、600mのハロン棒から一気にスパート。勢いよく加速しながらコーナーを抜け、そのまま直線を駆け抜けていく。居並ぶ調教師、記者たちの目にも、状態は万全なことが伺えたはずだった。が、ゴール板を目前にして、突如馬体が右へガクッと沈む。一瞬で凍り付いたスタンドの空気とは裏腹に、ホウリンの馬体は不自然なほどの一気に振り上がったかと思うと、またもや右へと大きく流れ。鞍上の宮下騎手は必死に馬体にしがみついたが、もちろん制御などできるものではない。そうして3、40mをふらふらと彷徨ったホウリンは、ついに身体を冷めた砂へと投げ出した。

 必死の形相で駆けつけた小檜山調教師が見たのは、幸い怪我はなかった宮下騎手が、ホウリンの馬体に覆い被さり嗚咽を漏らす姿だった。獣医の診断は右後肢骨完全骨折、速やかに安楽死の処置が取られた。

 思えば、強い馬になればなるほど大レースで強者を相手にするのが競馬の大原則であり、どれほどの名馬であれ敗北を経験するのもまた当然のこと。無敗であることは、必ずしもその偉大さと直結しないのである。さすがに、中欧の強豪たちを蹂躙し、英仏への遠征でも勝利を挙げた54戦54勝の世界記録保持者たるキムツェムや、フェデリコ・テシオの最高傑作リボー、日本での戦中に咲いた最強牝馬クリフジ……これらの面々ともなれば、時代を代表するような傑出ぶりを物語るエピソードには事欠かない。だが、ホウリンの競走成績は南関東のB級で2勝を挙げたのが最高のまま中途での終わりを余儀なくされた。だがどうか、「地方の弱い相手と戦っただけ」とバカにすることだけはしないで欲しい。彼には、負けるべき機会が与えられることがなかったのだから。

アラブチャレンジャー レース結果>
1着 6枠8番 マスホマレ 2:09.6
2着 3枠3番アスタリー ハナ
3着 4枠4番サキチ 2 1/2
4着 4枠5番ララミ 2
5着 5枠6番カミホマレ 4
6着 2枠2番フクバラツケー 5
7着 5枠7番ミヤホウ 14
8着 1枠1番ヒメハヤテ 4
9着 6枠9番ヤサカオー 7

単勝:8番770円 複勝:8番160円 3番100円 4番110円 6枠連単:6→3 2140円
一四 2 7.8-1 3 4-5(8 6)
審前 2 9 7-1 3 4(5 8)-6
二角 2 (9 7 )1 3 5 4 8-6
正面 2(7 9).5(4 3 1)8-6
四角 (3 8 4)2.5 6-7 1-9


ホウリン(牡) 小檜山悦雄厩舎(船橋) 1960年生まれ 豊洋牧場生産 父ミキノヒカリ 母福里(セントオー)アラブ血量不明
4歳:11戦11勝
5歳:5戦5勝
通算:16戦16勝。

マスホマレ(牡) 所属不明 1956年 浦河産 父タカクラヤマ 母スピーデー(アブラール)アラブ血量25.78%
4歳:春の特別3着、4歳特別1勝
5歳:アラブチャンピオン船橋記念2着、秋の特別3着
6歳:迎春ハンデ、銀盃3着、ワード賞3着、オープン級3勝
7歳:百合賞2着、船橋記念2着、オープン級1勝
8歳:シルバーカップ、百合賞2着、船橋記念2着、オープン級2勝
9歳:アラブチャレンジャー、白百合
通算:139戦26勝(約1700万円)

アスタリー(牡) 井上宥蔵厩舎(川崎) 1960年生まれ 浦河産 父モモタロウ 母バラヒカリ(バラツケー)アラブ血量26.56%
4歳:アラブチャンピオン
5歳:公営日本一最良のアラ荘馬。ワード賞、船橋記念アラブチャンピオン2着、銀盃2着、アラブチャレンジャー2着、グローリーカップ、オープン級1勝
6歳:銀盃2着、白百合賞2着、セプテンバーハンデ、オープン級4勝
通算:63戦24勝(1541万円)。

フクバラツケー(牡) 所属不明 1959年生まれ 浦河産 父セイホウ 母フクホー(方景)アラブ血量36.71%
3歳:3歳特別2勝
4歳:ブルーバードカップ2着、千鳥賞3着、オープン級1勝
5歳:アラブチャレンジャー2着、オープン級1勝
6歳:船橋記念2着、オープン級4勝
7歳:オープン級4勝

サキチ(牡) 所属不明 1960年生まれ 出生地不詳 父トモスベビー 母ストーンホース(バラツケー)アラブ血量28.51%
4歳:4歳特別2勝
5歳:アラブ大賞典2着、アラブチャンピオン2着、アラブチャレンジャー3着、オータムハンデ、センチェリーハンデ、オープン級6勝
6歳:オープン級1勝
通算:106戦20勝(1432.3万円)。

ララミ(牝) 所属不明 1960年生まれ 出生地不詳 父ヒエン 母ラツキークイン(タカクラヤマ)アラブ25.00%
3歳:3歳特別1勝
4歳:秋の特別3着、アラブチャンピオン3着、ワード賞3着

ヒメハヤテ(牝) 所属不明 1960年生まれ 荻伏産 父セイユウ 母ハヤヒカリ(クモノハナ)アラブ血量25.00%
4歳:4歳特別3勝
5歳:オープン級1勝

アラブチャンピオン 12月9日 川崎競馬場 アラ系4・5・6歳ハンデ 距離:2150m 1着賞金:150万円
1枠1番 ◎アデルバウエル(牡4) 須田茂(55)
2枠2番 ×ロイヤルジエツト(?) 宮下紀(47)
3枠3番  トモスチヤ(牡5) 加藤次(52)
4枠4番 ○サキチ(牡5) 松浦備(56)
5枠5番 △アスタリー(牡5) 佐々木竹(58)

アラブ大賞典 12月29日 大井競馬場 アラ系ハンデ 距離:2400m 1着賞金:150万円
1枠1番 ▲キタノオー(牡4) 赤間清(52)
2枠2番 ◎アデルバウエル(牡4) 須田茂(57)
3枠3番  エイユウ(?) 荒山(51)
4枠4番 △サキチ(牡5) 河津(56)
5枠5番 △ボーレスキング(牡7) 宮下紀(59)
6枠6番 △ハヤミナミ(牡7) 渥美(57)
6枠7番  ホウエー(牡7) 宮下哲(52)
7枠8番 ○アスタリー(牡5) 佐々木竹(58)
7枠9番  ハマイチ(牡6) 岡部(56)
8枠10番  ホープフレンド(牡6) 松浦備(54)
8枠11番 ×ダイニタカシヨウ(牡5) 齋藤義(57)

 3歳時はアラブジュニア―こそ制したものの、テツカントウを相手に苦戦を強いられていたアデルバウエル。4歳になってからも船橋ブルーバードカップこそ制したが、千鳥賞では勝負所で無念の落馬競走中止となってしまった。だが、鞍上・須田茂も復帰したアラブダービーではテツカントウを相手に完勝。夏休みが開けた10月になると、アデルバウエルはさらなる充実を迎えた。大井川崎オープン戦を連勝し、川崎アラブチャンピオンでアスタリーを下すレコード勝ち。続いては、この年からグランプリとして名を改めたアラブ大賞典へと駒を進める。ここも3コーナーから進出すると、直線入り口ではすでに先頭へ。レコードタイムで駆け抜けた。川崎大井は求められるコース適正がまったく異なるだけに、この両競走を連勝するのは非常に難しい。これによって、アデルバウエルはホウセント以来連綿と続いてきた南関東強豪アラブに列せられる資格を得たと言えるだろう。

 翌年は、ご多分に漏れずサラブレッドへの挑戦も行っている。こちらはC級〜B2級で好走程度であったが、秋にはアラブ大賞典・アラブチャンピオンと前年の自身のレコードを更新する快勝。二年連続で、公営日本一の栄冠に輝いた。引退後は大きな期待を寄せられて種牡馬入りしたが、好成績を残すことはできず。日本のアングロアラブ生産に大きな役目を果たしたフランス産50%アングロアラブアブラールからの直系を繋ぐ大役は、この馬に代わってフクトミオーからのラインが果たすことになる。

アラブチャンピオン レース結果>
1着 1枠1番 アデルバウエル R2:12.2
2着 5枠5番 アスタリー 1 1/2
3着 4枠4番 サキチ 1
4着 3枠3番 トモスチヤ アタマ
5着 2枠2番 ロイヤルジエツト アタマ
単勝:1番140円 複勝:1番120円 5番170円 6枠連単:1→5 340円

アラブ大賞典 レース結果>
1着 2枠2番アデルバウエル R2:36.1
2着 4枠4番サキチ 1 1/2
3着 7枠9番ハマイチ 3/4
4着 1枠1番キタノオー クビ
5着 7枠8番アスタリー 1/2
6着 6枠6番ハヤミナミ アタマ
7着 3枠3番エイユウ 1
8着 8枠11番ダイニタカシヨウ 2
9着 8枠10番ホープフレンド アタマ
10着 5枠5番ボーレスキング 2 1/2
11着 6枠7番ホウエー 15

単勝:2番150円 複勝:2番120円 4番450円 9番790円 8枠連復:2-4 1760円
一四 9 5 3 4 6 1 7 8 10 2 11
審前 9 5 4 6 3 1 11 8 10 2 7
二角 9(5 4 )6 1.11 3 8 2 10-7
正面 9 5 4 (2 6)11 1 3 10 8-7
四角 9 2 5 6 4 10 8 1 11 3-7


アデルバウエル(牡) 阪本正太郎厩舎(大井) 1961年生まれ 茂木秀治氏生産 父ホースニユース 母丸栄(バラツケーマルヌマ)アラブ血量25.00%
3歳:全日本アラブ争覇2着、アラブジュニアー
4歳:公営日本一(アラ)、最良のアラ4歳馬アラブダービーアラブ大賞典、アラブチャンピオンブルーバードカップ、オープン級2勝
5歳:公営日本一(アラ)、最良のアラ荘馬アラブ大賞典、アラブチャンピオン、銀盃、船橋記念ワード賞3着、オープン級1勝
通算:50戦18勝(1928.6万円)。

ダイニタカシヨウ(牡) 所属不明 1960年生まれ 浦河産 父ヤサカ 母アラビヤ(マルタケ)アラブ血量25.00%
3歳:10戦3勝
4歳:4歳特別1勝
5歳:ワード賞2着、銀盃3着、1マイルハンデ、オープン級3勝
通算:61戦13勝(870.2万円)。

キタノオー(牡) 栗田金吾厩舎(大井) 1961年生まれ 出生地不詳 血統不明
4歳:ホウセント記念、アラブダービー3着、4歳特別2勝
5歳:オープン級2勝

ホープフレンド(牡) 所属不明 1959年生まれ 出生地不明 血統不明
4歳:ホウセント記念2着
5歳:銀盃3着、オープン級2勝
6歳:オープン級2勝
7歳:オープン級1勝

ハマイチ(牡) 所属不明 1958年生まれ 生産地不詳 血統不詳
5歳:ワード賞、スプリンターハンデ、オープン特別3勝
6歳:アラブ大賞典3着、ワード賞3着、オープン特別1勝

ホウエー(牡) 所属不明 1958年生まれ 生産地不詳 父サチミノリ 母ローズクイン(クモノハナ)アラブ血量35.74%
6歳:アラブチャンピオン3着、オープン級3勝
通算:61戦3勝。

<そのほか有力馬>
ダイリン(牡) 森田正一厩舎(大井) 1962年生まれ 出生地不詳 父セイユウ 母ツキクモ(ラツキーパーク)アラブ血量32.81%
3歳:全日本アラブ争覇、ビクトリーハンデ、アラブジュニアー
4歳:アラブダービー2着
 圧勝に次ぐ圧勝でデビューから5連勝、当時南関東に存在したアングロアラブ3歳特別戦を完全制覇している。しかも3歳の12月末にはすでに古馬格付けのB1級に格付けされると、このクラスを2着に2馬身差つけて見事快勝。この頃までの南関の強豪馬は4歳冬〜春には古馬のC級あたりに混じって走るのが通例だったが、重賞好走馬も多く混じるB1級でレコード勝ちを含む4勝を挙げた例は他にない。その強さから早くも「センジユの再来」との呼び声を上がったが、クラシックを前にして繋靭帯炎を発症してしまう。懸命に治療を続けなんとかダービーには間に合わせたが2着まで。その後はこの無理が祟ったのか精彩を欠き、B級そこそこで引退している。種牡馬としては自身の快足ぶりを子へ完全に伝えることは叶わなかったが、それでも1973年のタマツバキ記念馬プリムラクイン(1969年産・母シバカツトミ[母父イーストパレード])を出すなどの成功を収めた。また兄弟のポートスーダン(1970年産・全弟)やタネフジ(1972年産・父キクマサ)が南関東で超一流の戦績を残し、半妹のヤシマツルギ(1964年産・父センジユ)の子に全日本アラブ大賞典を制した道営史上屈指の名牝ミスダイリン(1971年産・父タガミホマレ)が出るなど、本馬の無念は近親らによって十二分に晴らされている。

オリオンホース(異名:カツミドリ)(牡) 谷口源吾厩舎 1960年生まれ 新冠・田村考生生産 父トサミドリ 母クロカミ(クモハタ)
3歳(中央):3戦0勝(8.5万円)
4歳(中央):3戦1勝(56.0万円)
中央通算:6戦1勝(64.5万円)。
4歳:ゴールドカップ3着
5歳:公営日本一(サラ)、最良のサラ荘馬東京大賞典報知オールスターカップ東京オリンピック記念2着、15周年記念特別(大井)、オープン級1勝
6歳:報知オールスターカップ
通算:47戦17勝(2598.2万円)。
1961年の有馬記念馬ホマレボシ(1957年産)の全弟。カツミドリの名で走った中央時代はその良血が開花することはなく、しがない一介の条件馬に過ぎなかった。だが南関東に移籍すると、4歳12月の浦和ゴールドカップで3着を確保。この年は報知オールスターカップ東京大賞典の両ファン投票競走を制覇する大活躍を見せて、公営日本一に輝いた。引退後は登録名をカツミドリに戻すと、ダイオライト記念ゴールドカップを勝ったホウユウヒダカ(1977年産・母ハクリン[ハクリヨウ])、1972年の道営・農林大臣賞典を制し翌年の道営記念でも2着したダイゴオオマサ(1968年産・母オオサクラ[ハクチカラ])など、地方競馬の活躍馬を数頭輩出している。

パールマウンテン(牡) 長谷川蓮太郎厩舎(川崎) 1961年生まれ 浦河産 父パールダイヴアー 母フリツパンオー(ツバサ)
3歳:全日本三歳優駿3着、3歳特別1勝
4歳:東京都ダービー羽田盃3着、4歳特別1勝
5歳:報知オールスターカップ3着、オープン級1勝
6歳:報知オールスターカップ3着
7歳:オープン級2勝
8歳(北関東):地全協会長賞(高崎)3着
11歳(関西公営):葵賞(紀三井寺)3着
11歳(東北):不来方賞典2着、岩鷲賞典2着
 大鵬セントライトトサミドリを出したフリツパンシーの牝系。父パールダイヴアーははじめて日本で繋養されたイギリスダービー勝馬であり、白井新平が渡英した際に自ら購入している。川崎競馬抽選馬としてデビューすると快足ぶりを発揮し、全日本三歳優駿3着、羽田盃3着。そして、本番の東京都ダービーでは見事逃げ切ってタイトルを獲得した。その後もそこそこに重賞戦線へ顔を出していたが、8歳時に高崎へと転出。そしておそらく長期休養明けの出走制限絡みだろう、11歳で紀三井寺で走ったのち岩手競馬へ。超高齢もなんのその、オープン級でも好走したようだ。

ホツカイ(牡) 所属不明 1958年生まれ 出生地不詳 父サチミノリ 母スズラン(イーストパレード)アラブ血量33.20%
5歳(中央):アラブ大賞典。
中央通算:83戦20勝。
7歳:紅ばら賞、蘭花賞、障害オープン級3勝
8歳:障害オープン級1勝
9歳:紅ばら賞、障害オープン級1勝
 地方から中央へのアングロアラブの転出はホウセント・フクパークの両馬によって閉ざされたが、逆方向の中央から地方競馬への移動は特に禁止されていたわけではない。とはいえ、下級条件馬ならいざしらず、上級馬の場合中央競馬アラブ戦は「平均レベルは地方より低く、賞金・手当は同等以上」という環境であるため、移籍の事例はほとんどなかった。その貴重な例外がこのホツカイである。5歳時に5歳時にアラブ大賞典を勝つなど通算20勝を挙げた中央アラブの中でもトップクラスの1頭だったが、7歳にして移籍を決断した理由は「障害競走を中心に使ってみたい」からというもの。障害競走を盛り上げるべくあの手この手で奮戦してきた川崎の番組担当者が聞いたら、泣いて喜びそうな話である。関係者の期待に応えて、6月頭の転入以来レコードを更新をすること2回の活躍。この年の紅ばら賞では、2着に10馬身差をつける楽勝劇を演じている。

ミオソチス(牝) 所属不詳 1960年生まれ 静内産 父メイヂヒカリ 母ソーダストリーム(Airborne)
3歳(中央):5戦1勝(83.0万円)
4歳(中央):オールカマー福島記念目黒記念(秋)2着、京成杯2着、優駿牝馬3着
5歳(中央):東京盃オープン級1勝
中央通算:30戦5勝(1148.0万円)
5歳:オープン級1勝
6歳:オープン級1勝
 中央時代は4歳の牝馬ながらに10番人気でオールカマーを制し、続く秋の目黒記念でも2着。その後も重賞戦線で好走を続け、東京盃を勝っている。「わすれな草」を意味するその馬名、栃栗毛の馬体に気品ある走りぶりから詩人寺山修司が愛したことでも知られるが、その地方競馬への転出に際して「アバラヤのような公営競馬の馬房に繋がれ」と詠んだ(「さらばミオソチス」)ことが物議を醸した。結果的に、ミオソチスは東京大賞典を目指したが8着。繁殖入り後は札幌記念ステイヤーズステークスとタフな重賞を制したランスロット(1973年産・父セルティックアッシュ)を出している。そしてこの際の地方関係者との奇縁がきっかけで、寺山修司船橋競馬場にて愛馬ユリシーズを所有する。なお、本馬の半弟には、大種牡馬アローエクスプレス(1967年産・父スパニッシュイクスプレス)、サンシヤインボーイ(1972年産・父テスコボーイ)がいる良血である。

ゲイリング(牡) 又村義盛厩舎(大井) 1959年生まれ 出生地不詳 父ゲイタイム 母ダーリング(セフト)
3歳(中央):4戦0勝(20万円)
4歳(中央):20戦2勝(141万円)
5歳(中央):9戦1勝(86万円)
中央通算:33戦3勝(247万円)。
6歳:開設記念(川崎)、ダイオライト記念金盃2着、大井記念2着、ウィンターカップ、オープン級2勝
 半兄に1959年の菊花賞で3着のシゲミノル(1956年産・父ライジングフレーム)らがいる。中央時代は5歳まで走って4勝を挙げているが、南関東の水はあったようだ。1月に大井準重賞ウィンターカップを勝つと、そのまま川崎の開設記念・ダイオライト記念と重傷を2連勝。この年だけで1410万円を稼ぎ出している。第一回の報知オールスターカップのファン投票でも、堂々の1位に選出された(結果は4着)。引退後は東北方面で種牡馬入りしたようだが、目立った産駒を残すことはできなかった。

シユンユウ(牡) 安藤徳男厩舎(大井) 1961年生まれ 吉田牧場生産 父トシハヤ 母リトラ(ビツグヴイ)
3歳:平和賞、全日本三歳優駿2着
4歳:最良のサラ4歳馬東京大賞典2着、東京王冠賞2着、オープン級1勝
5歳:金盃オープン級1勝
7歳(北関東):第二スタンド竣工記念(宇都宮)3着
8歳(北関東):新春杯(宇都宮)3着
 牝祖・レデーペギーフェアファクスは小岩井農場ゆかりの牝系のひとつ。3歳時は平和賞を勝ち、全日本三歳優駿でも2着。この年は重賞制覇こそならなかったが7勝を挙げており、グランプリでの2着が効いて最良のサラ4歳馬に選出されている。翌春も金盃でボールドプライド以下を下し、秋口にもオープン級で1勝を挙げた。その後は宇都宮へと移籍していったようである。

ロイヤルナイト(中央名:バンダル)(牡) 小笠原円之助厩舎(川崎) 1960年生まれ 出生地不詳 父パールダイヴアー 母ヴアイオラ(ヴイーノーピユロー)
3歳(中央):7戦1勝(64.0万円)
4歳(中央):愛知杯
5歳(中央):2戦0勝(0万円)
中央通算:26戦4勝(422.5万円)。
5歳:東京オリンピック記念、NTV盃、東京大賞典3着、オータムカップ、オープン級2勝
8歳:金盃3着、大井記念3着
 母ヴアイオラと同じく、白井新平の生産・所有馬である。中央時代はバンダルの名で、浅見国一を背に中京の砂コースで施行されていた重賞である愛知杯を制した。南関東へ移籍したのちもダートコースに適応し、7連勝の勢いで東京オリンピック記念でオリオンホースらを下して勝利。東京大賞典でも3着している。

モリホープ(牝) 勝又泉厩舎(川崎) 1960年生まれ 浦河産 父マサタカラ 母ダイニフジホマレ(ハクコウ)
3歳(中央):3戦0勝(0万円)
4歳(中央):13戦3勝(206.0万円)
5歳(中央):7戦0勝(57.5万円)
中央通算:22戦3勝(263.5万円)。
5歳:キヨフジ記念
6歳:東京オリンピック記念2着
7歳:報知グランプリカップ3着
中央時代は3勝を挙げたが、この年南関東へ転じると51キロの軽量を活かしてキヨフジ記念を制覇。翌年も東京オリンピック記念でオーシヤチの2着に飛び込んだほか、7歳時も報知グランプリカップでクビ・ハナ差の3着に健闘している。父マサタカライギリスからの持ち込み馬であり、牝祖シウイチも濠州の名牝系出身というハイカラな血統。半妹ボジョー(1955年産・父トサミドリ)の子には1965年の桜花賞馬ハツユキが出たほか、本馬の子にも東海岩手で活躍し1億円以上の賞金を稼ぎ出したワイエムロツク(1969年産・父チヤイナロツク)がいる。

タマノニシキ(異名:ハナノカゲ)(牝) 南栄蔵厩舎(大井) 1962年生まれ 千葉県産 父アドミラルバード 母伯菖(Norseman)
3歳:全日本三歳優駿、青雲賞。
南関東通算:10戦7勝。
4歳(中央):6戦0勝(18.0万円)
 3歳時は快足ぶりを発揮し、スターコキトールらを抑えて青雲賞・全日本三歳優駿を快勝。賞金額から古馬のC級へと編入されることもあって、早々に中央クラシックを目指して府中の荒木静雄厩舎へと移籍する。ところが、こちらでは京成杯弥生賞でのぶっちぎりで最下位を含めてまったくいいところを見せることができず。春先には名をハナノカゲに変えて南関東へと復帰し、東京ダービーにも出走したが12着に敗れている。

ローヤルエース(異名:シヤーラツク)(牡) 所属不明 1960年生まれ 新冠産 父リンボー 母エルジン(セフト)
3歳(中央):4戦0勝(81.0万円)
4歳(中央):朝日チャレンジカップ3着、京都4歳特別3着
中央通算:20戦3勝(421.5万円)。
5歳:NTV盃2着、報知オールスターカップ3着、東京オリンピック記念3着、オープン級2勝
6歳:オープン級2勝
中央時代はシヤーラツクの名で走り、重賞掲示板級の堅実な走り。では南関東へ移籍しさらなる活躍……と思いきや、こちらでもやっぱり好走止まりの善戦マンだった。引退後は名をシヤーラツクに戻し、なんと静岡県種牡馬入り。2頭の産駒が登録されている。本馬の半妹フヂチヨ(1956年産・父トシシロ)の子孫からはあのホスピタリティが出ており、遠戚のキヨフジと相まって南関東には縁が深い一族と言える。

リユウボート(牝) 所属不明 1961年生まれ 静内産 父トサミドリ 母ダイナンコウ(月友)
4歳:桜花賞2着、開設記念(浦和)3着
5歳:クイーン賞2着
6歳:NTV盃2着
7歳(東海):新春クラウン2着
 小岩井農場・プロポンチス〜第二プロポンチスの傍流牝系にあたる。桜花賞アタマ差で敗れ、その後も重賞で入着を繰り返すも勝つまでには至らず。現役最後は東海地区に移籍したためか産駒もその多くが同地区でデビューし、1981年のスプリングカップで3着したウメノポート(1978年産・父トラフイツク)を出すなどしている。

リユウゼツト(牝) 所属不明 1959年生まれ 出生地不詳 父ゲイタイム 母アーミー(Banner Man)
4歳(中央):クイーンS
5歳(中央):大阪杯
中央通算:26戦8勝(756.5万円)。
5歳:クイーン賞2着
6歳:ダイオライト記念2着、キヨフジ記念3着
 中央時代は9番人気ながらのちの桜花賞馬ケンホウをクイーンSで下し、牡馬に混じって大阪杯でも勝利を挙げている。5歳の秋に南関東入りするとさっそくクイーン賞で2着したが、けっきょくタイトル獲得はならなかった。母アーミーは中央で導入された米サラの一頭であるが、その牝系も現在は断絶している。

ハロウエートツプ(牡) 森谷光雄厩舎(大井) 1961年生まれ 出生地不詳 父ハロウエー 母ナスヘレン(フアインモア)
3歳:10戦4勝
4歳:東京王冠賞開設記念(浦和)2着、4歳特別1勝
5歳:7戦1勝
南関東通算:49戦11勝(941.9万円)。
 シユンユウをクビ差で凌いで、記念すべき第一回の東京王冠賞を制した。5歳秋からは東海地区へと転出したようだが、その後の成績はとんと知れない。

重賞レース全戦績>

施行日競馬場レース名距離条件1着賞金(単位:万円)勝ち馬勝ち時計騎手(斤量)調教師(所属)2着(着差)3着(着差)
01.06大井新春盃2400サラ5歳以上ハンデ180キングブルース2:34.5岡部(48)不明サキミドリ(クビ)チエストオー(ハナ)
01.09浦和ニューイヤーカップ1600サラ4歳別定100ツルハゴロモ(牡4)1:43.1荒山(55)江口勇(船橋)ハロユウ(2)ハイユウ*1(クビ)
02.01船橋ブルーバードカップ1600アラ4歳別定60アデルバウエル(牡4)1:43.5須田茂(55)阪本正太郎(大井)アカデミー(1/2)テツカントウ(2)
02.13大井千鳥*21600アラ4歳別定60テツカントウ(牡4)1:42.7宮下紀(55)又村義盛(大井)カガミヤマ(6)バラセイユウ(3)
02.19川崎開設記念2150サラオープンハンデ300ゲイリング(牡6)2:19.1溝辺(49)出川己代造(船橋)ゲキリユウ(3/4)コクユウ(1/2)
03.03船橋ダイオライト記念2000サラオープンハンデ200ゲイリング(牡6)2:05.8溝辺(51)出川己代造(船橋)リユウゼツト(1 1/2)コクユウ(アタマ)
03.17大井銀盃2000アラ5歳以上ハンデ80カミホマレ(牡8)2:06.6山田秀(60)永井繁(大井)アスタリー(クビ)ダイニタカシヨウ(アタマ)
03.25川崎キヨフジ記念2000サラオープン牝馬ハンデ120サバンナ(牝4)2:10.6松浦備(55)小暮善清(大井)コガネクイン(クビ)リユウゼツト(2)
04.02浦和桜花賞1600サラ4歳牝馬別定150イソゴ(牝4)1:46.1松浦備(55)小笠原円之助(川崎)リユウボート(クビ)フラワーウエー(クビ)
04.16大井羽田盃1800サラ4歳別定200コトブキノニ(牡4)1:54.0溝辺(57)出川己代造(船橋)ハロユウ(アタマ)パールマウンテン(ハナ)
04.29大井金盃2400サラ5歳以上ハンデ250コクユウ(牡5)2:32.8宮下紀(57)伊藤正美(大井)ゲイリング(4)チエストオー(1 1/2)
05.06川崎アラブチャレンジャー2000アラ4歳以上ハンデ100マスホマレ(牡9)2:09.6齋藤義(62)矢熊壽(船橋)アスタリー(ハナ)サキチ(2 1/2)
05.14大井東京都ダービー2000サラ4歳別定400パールマウンテン(牡4)2:08.5大和五(57)長谷川蓮太郎(川崎)ヤマブエ(1)コトブキノニ(1/2)
06.08大井アラブダービー1800アラ4歳ハンデ120アデルバウエル(牡4)1:55.5須田茂(57)阪本正太郎(大井)テツカントウ(2 1/2)キタノオー(3/4)
06.14大井大井記念2400サラ4歳以上ハンデ300コクユウ(牡5)2:32.9宮下紀(58)伊藤正美(大井)ゲイリング(3/4)サキミドリ(クビ)
07.06浦和シルバーカップ2000アラ4歳以上ハンデ100トモスチヤ(牡5)2:11.7加藤次(48)稲垣義雄?(浦和)ミヤホウ(1)オーバマイヤ(1/2)
07.22川崎報知オールスターカップ2000サラ4・5・6歳別定300オリオンホース(牡5)2:06.7松浦備(56)谷口源吾(船橋)コクユウ(1/2)ローヤルエース(2 1/2)
07.26大井ワード賞2000アラ4歳以上ハンデ100アスタリー(牡5)2:08.6佐々木竹見(54)井上宥蔵(川崎)ダイニタカシヨウ(2)ハマイチ(ハナ)
08.02船橋NTV盃2000サラ4歳以上ハンデ300ロイヤルナイト(牡5)2:05.8宮下紀(48)小笠原円之助(川崎)ローヤルエース(1)ダイサンコトブキ(3)
08.05浦和開設記念2000サラ4歳ハンデ160コトブキノニ(牡4)2:09.6宮下哲(57)出川己代造(船橋)ハロウエートツプ(3)リユウボート(4)
08.19川崎百合2000アラ4歳以上ハンデ100マスホマレ(牡9)2:10.0齋藤義(63)矢熊壽(船橋)トモスチヤ(1 1/2)トモスオー(2 1/2)
09.01船橋船橋記念1800アラ4歳以上ハンデ100アスタリー(牡5)1:54.0佐々木竹見(55)井上宥蔵(川崎)フクバラツケー(1)トモスチヤ(1)
09.30川崎キヨフジ記念2000サラ4歳以上牝馬ハンデ150モリホープ(牝5)2:10.1佐々木竹見(51)勝又泉(川崎)スイートパール(2 1/2)イソゴ(3/4)
10.06大井東京オリンピック記念2400サラ4歳以上ハンデ250ロイヤルナイト(牡5)2:32.5宮下紀(53)小笠原円之助(川崎)オリオンホース(1)ローヤルエース(クビ)
10.14船橋平和賞1500サラ3歳別定120キヨクトー(牝3)1:36.9田畑(55)長尾潔(大井)ブランドシーマン(クビ)スターコキトール(ハナ)
11.04川崎全日本アラブ争覇1600アラ3歳別定120ダイリン(牡3)1:45.9溝辺(54)三間典夫(船橋)ビンゴ(8)イチスズキヨ(4)
11.09大井東京王冠賞2000サラ4歳別定200ハロウエートツプ(牡4)2:06.2渥見(57)森谷光雄(大井)シユンユウ(クビ)タカラウミ(1)
11.18川崎全日本三歳優駿1600サラ3歳別定180タマノニシキ(牝3)1:43.6佐々木竹見(52)南栄蔵(大井)スターコキトール(1 1/2)ヒデミドリ(2 1/2)
11.29浦和ゴールドカップ2000サラ4歳ハンデ180スカーレツト(牡4)2:09.2須田茂(56)田中利衛(大井)カブトニア(1 1/2)マサタカラオー(2 1/2)
12.09川崎アラブチャンピオン2150アラ4・5・6歳ハンデ150アデルバウエル(牡4)2:12.2須田茂(55)阪本正太郎(大井アスタリー(1 1/2)サキチ(1)
12.15大井ホウセント記念2000アラ4歳ハンデ100キタノオー(牡4)2:07.7赤間清(57)栗田金吾(大井)バラセイユウ(クビ)ユワンボシ(クビ)
12.23船橋クイーン賞1800サラ4歳以上牝馬ハンデ150ヒンドソネラ(牝5)1:54.1須田茂(57)河津晴一(川崎)ケイシヨウワン(1)ダイイチフラミンゴ(1)
12.29大井アラブ大賞典2400アラ4歳以上ハンデ150アデルバウエル(牡4)2:36.1須田茂(57)阪本正太郎(大井)サキチ(1 1/2)ハマイチ(3/4)
12.30大井東京大賞典(グランプリ)3000サラ4歳以上別定700オリオンホース(牡5)3:12.0佐々木竹見(55)谷口源吾(船橋)シユンユウ(3)ロイヤルナイト(3)

<オープン級レース全勝ち馬一覧>
サラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.01川崎新春ハンデ2000サラ系ゲキリユウ2:08.7
01.15大井ウィンターカップ2000サラ系ゲイリング2:07.4
01.20川崎新春特別1600サラ系シンオンワード1:43.2
01.24大井オープン特別1800サラ系ユキロウ1:54.2
02.09大井オープン特別2000サラ系コクユウ2:07.1
02.24大井オープン特別1800サラ系コクユウ1:53.0
03.16大井オープン特別2000サラ系シンニツケイ2:07.8
03.22川崎オープン特別1600サラ系ゲイリング1:42.4
03.27大井オープン特別1800サラ系コクユウ1:52.6
04.12大井オープン特別2000サラ系コクユウ2:07.1
05.08川崎オープン特別1600サラ系ボールドプライド1:42.3
05.15大井オープン特別2000サラ系フジカツプ2:06.6
05.22大井オールカマー1600オールカマーフサリユウ1:40.3
06.04大井オープン特別2000サラ系ゲイリング2:07.4
06.26大井オープン特別1800サラ系ボールドプライド1:53.2
07.01船橋金の鞍1800サラ系ダイサンセルコール1:52.3
07.12大井オープン特別1800サラ系サキミドリ1:52.7
08.09大井スプリンターハンデ1400サラ系コクユウ1:25.5
09.06川崎オープン特別1600サラ系ヤシマジヤパン1:41.7
09.11大井オープン特別1800サラ系ローヤルエース1:52.4
09.24大井オープン特別2000サラ系ローヤルエース2:06.5
10.28大井オープン特別2000サラ系オリオンホース2:04.6
11.04川崎オープン特別1700サラ系ロイヤルナイト1:48.5
11.08大井オープン特別2000サラ系ダイニハイスピード2:06.3
11.13船橋金の鞍1700サラ系デイジーマサルR1:44.5
11.18川崎オープン特別1700サラ系ミオソチス1:49.2
11.23大井15周年記念特別2000サラ系オリオンホースR2:04.0
12.03大井オープン特別2000サラ系ロイヤルナイト2:04.5
12.14大井オープン特別2000サラ系シユンユウ2:04.6

●アラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.07大井迎春ハンデ2000アラ系ハヤミナミR2:08.1
01.13大井オープン特別1800アラ系ローマンスエミー1:56.0
01.21川崎新春特別1600アラ系ミヤホウ1:43.8
01.28大井オープン特別1800アラ系サキチ1:55.3
02.03船橋銀の鞍1700アラ系オーバマイヤR1:47.3
02.15大井オープン特別1800アラ系オーバマイヤR1:51.7
02.20川崎A1以下特別2000アラ系サキチR2:10.4
02.25大井オープン特別1800アラ系アサカゼオーザ1:54.8
03.30大井オープン特別1800アラ系サキチ1:55.0
04.08川崎センチェリーハンデ2000アラ系サキチ2:12.1
04.13大井オープン特別1800アラ系アサカゼオーザR1:54.5
04.19船橋銀の鞍1700アラ系フクバラツケー1:47.4
04.24大井オープン特別1000アラ系ボーレスキングR1:54.4
05.11大井オープン特別1800アラ系ボーレスキング1:54.4
05.25大井1マイルハンデ1600アラ系ダイニタカシヨウ1:41.4
06.07大井オープン特別1800アラ系ホープフレンド1:35.1
06.12川崎オープン特別1600アラ系フクバラツケー1:43.2
06.20大井オープン特別1800アラ系ダイニタカシヨウ1:54.6
06.25船橋銀の鞍1700アラ系オーバマイヤ1:48.5
06.29大井オープン特別1800アラ系アスタリー1:54.6
08.13大井オープン1700アラ系フクバラツケーR1:48.0
09.14大井スプリンターハンデ1400アラ系ハヤミナミ1:27.9
09.25大井オープン特別1800アラ系ダイニタカシヨウ1:55.5
09.29川崎オープン特別1700アラ系ヒメハヤテ1:50.9
10.04大井オープン特別2000アラ系アデルバウエル2:08.1
10.14船橋オリンピック記念1800アラ系ボーレスキング1:54.7
10.29大井オープン特別2000アラ系ホープフレンド2:08.4
11.04川崎オープン特別1700アラ系アデルバウエル1:50.3
11.07大井オープン特別2000アラ系ハマイチ2:08.5
11.15川崎オープン特別1700アラ系フクバラツケー1:51.0
11.22大井オープン特別2000アラ系オーバマイヤR2:07.5
12.05大井オープン特別2000アラ系ボーレスキング2:08.1
12.13大井オープン特別2000アラ系ダイニタカシヨウ2:08.4
12.31大井オープン特別1800サラ系テツリユウR1:51.7

サラ系3・4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.04大井4歳特別1400サラ系4歳モガミヒカリ1:28.4
01.14大井4歳特別1400サラ系4歳ハロウエートツプ1:28.4
01.20川崎4歳特別1500サラ系4歳パールマウンテン1:36.6
01.26大井ユースカップ1600サラ系4歳フアストワールド1:41.5
03.14大井4歳特別1600サラ系4歳スカーレツト1:43.2
03.22川崎4歳特別1500サラ系4歳レプリゼントホース1:37.5
03.28大井4歳特別1600サラ系4歳コトブキノニ1:42.7
04.08川崎4歳特別1600サラ系4歳マサタカラオー1:45.2
04.25大井4歳特別1600サラ系4歳ヤマブエ1:42.4
04.30浦和4歳特別1600サラ系4歳レプリゼントホース1:46.4
05.05川崎4歳特別1600サラ系4歳キンモクセイ1:44.5
10.28大井青雲賞1500サラ系3歳タマノニシキ1:35.8
11.03川崎ローレルハンデ1500サラ系3歳スターコキトール1:36.4
11.17川崎3歳特別1400サラ系3歳ヒメムサシ1:32.3
11.30大井3歳特別1500サラ系3歳スターコキトール1:34.6
12.27大井3歳特別1500サラ系3歳ハヤユウ1:35.7

●アラ系3・4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.15大井4歳特別1400アラ系4歳サンキスト1:29.1
01.22川崎4歳特別1500アラ系4歳ハルイサミ1:38.3
01.27大井4歳特別1400アラ系4歳カガミヤマ1:28.1
02.19川崎4歳特別1400アラ系4歳フラツトグロー1:32.9
02.24大井4歳特別1500アラ系4歳フラツトグロー1:37.5
02.22大井4歳特別1500アラ系4歳サンセイライト1:35.5
03.12船橋4歳特別1600アラ系4歳ハヤシモリ1:44.6
03.17大井4歳特別1600アラ系4歳キタノオー1:44.1
03.23川崎4歳特別1500アラ系4歳アサホープ1:39.1
03.30大井4歳特別1600アラ系4歳キタノオー1:45.4
04.10川崎4歳特別1600アラ系4歳アカデミー1:46.7
04.18大井4歳特別1600アラ系4歳トキノイサム1:44.0
04.28大井4歳特別1500アラ系4歳トキノムサシ1:43.5
05.08川崎4歳特別1600アラ系4歳ライジン1:45.7
05.15大井4歳特別1700アラ系4歳バラセイユウ1:51.2
05.25大井4歳特別1700アラ系4歳サワカゼ1:51.3
09.28川崎ビクトリーハンデ1400アラ系3歳ダイリン1:32.1
11.23大井アラブジュニアー1500アラ系3歳ダイリン1:36.0
12.15大井3歳特別1500アラ系3歳ビンゴ1:38.0

●アラ系障害

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.23川崎紅ばら賞2500アラ系障害ローマンスエミー2:59.2
02.16川崎A級特別2500アラ系障害デルマン3:01.0
03.25川崎A級特別2100アラ系障害ローマンスエミーR2:24.8
04.09川崎A級特別2500アラ系障害ローマンスエミーR2:56.5
05.07川崎A級特別2500アラ系障害カミタカラ2:58.8
06.09川崎A級特別2500アラ系障害ホツカイR2:55.8
07.05船橋A級特別2400アラ系障害カミタカラR2:45.7
07.20川崎A級特別2500アラ系障害ホツカイ2:58.6
08.02船橋特別2400アラ系障害ホツカイR2:44.9
08.17川崎A級2100アラ系障害カミタカラ2:23.6
09.06川崎蘭花2500アラ系障害ホツカイ2:59.8
09.15浦和A・B級2000アラ系障害タカイシ2:16.7
09.29川崎A級特別2500アラ系障害パインリバー2:58.0
11.02川崎紅ばら賞2500アラ系障害ホツカイ2:58.2
11.16川崎特別2500アラ系障害カミタカラ3:00.0
12.08川崎A級特別2500アラ系障害ヤマトザンR2:21.2

*1ハイセイコーの母

*2アデルバウエル・ハルイサミ(予後不良)は四角で落馬競走中止。須田茂騎手は全治一ヶ月。

2015-01-25

1963年――大井記念(シンニツケイ・ユキロウ)、オールカマー1マイルハンデ(ゲキリユウ)ほか

<1963年>


公営日本一(サラ)シンニツケイ(14) ゲキリユウ(10)12戦4勝 春の鞍・秋の鞍・ニューイヤーカップ
最良のサラ4歳馬シンニツケイ(満票)同上
最良のサラ荘馬ゲキリユウ(23) 24戦11勝
公営日本一(アラ)ミヤマシユーホー(満票)20戦7勝 銀盃・船橋記念アラブチャレンジャー
最良のアラ4歳馬オーバマイヤ(23)21戦7勝 春の特別・ホウセント記念
最良のアラ荘馬ミヤマシユーホー(満票)前述

 長沼答申を受けて発足した地方競馬全国協会の本格始動に伴って、この年を最後に関東地方競馬組合は解散。また馬券面でも、大井中央競馬と同じく8枠制の連勝複式制を正式に導入している。心配された売上への悪影響はほとんどなく、良いのか悪いのかはわからぬが、南関東公営競馬は順調に売上を増加させていく。

 ちなみに、現在の競馬でも使用されているおなじみの枠番帽子の配色は、この時に大井が導入したものが元となっている。すでに中央では独自の配色が使用されていたが、これは青色と水色が混在するなど視認性にやや難があった。このあたり、大井式は後発の利をしっかりと活かしたといってよい。1966年には、中央競馬の枠番帽も地方競馬式へと改められている。

 しかしながら、世の中そううまいことばかり起きてはくれない。この年に川崎では厩務員による集団八百長事件が発覚し、また浦和で補助馬の補助金を巡る馬主会・調教師会による一大疑獄事件が発生している。このあたりから、地方競馬を巡るきな臭い話は長らく尽きることはない。そうした地方競馬への暗いイメージは、のちのちまで様々な面で尾を引き続けるのである。もっとも、話が表に出るようになっただけ、まだ進歩している方なのかもしれないが。

 そんな中で、アングロアラブでは相変わらずミヤマシユーホーが超酷量にも負けず一線級で走り続け、同じく関西方面出身のベレアーを抑えて二年連続の公営日本に輝いている。サラブレッドでは春・秋の鞍の優勝馬シンニツケイが公営日本一に選ばれた。だが、重賞未勝利ながらオープンレースを勝ちまくり、投票でもシンニツケイに4票差まで迫ったのが、中央から転入してきたゲキリユウであった。

<レースメモリアル>
大井記念 6月20日 大井競馬場 サラ系ハンデ 距離:2400m 1着賞金:250万円
1枠1番  ダイニハイスピード(牡6) 渥美(49)
2枠2番 ◎ゲキリユウ(牡6) 加藤徳(62)
3枠3番 ★シンニツケイ(牡4) 荒山(49)
4枠4番 △ケイシヨウタイム(?) 竹山(52)
5枠5番  アオヤギオー(?) 小筆(54)
6枠6番  ミナトフブキ(牡7) 佐々木吉(51)
6枠7番 △ヨシミドリ(牡6) 松浦備(51)
7枠8番 ○ユキロウ(牡6) 宮下哲(53)
7枠9番 ×ダイサンコトブキ(牡7) 木村和(59)
8枠10番  タカシゲ(牡5) 岡部(49)
8枠11番 △アサヒヤサカ(牝6) 赤間清(53)

 ゲキリユウは転入緒戦の川崎開設記念で3着とまずは上々の滑り出しを見せると、春先だけでオープンレースを7勝。この大井記念でも当然ながら1番人気に支持されている。その相手となったのは、まずは1960年の3歳チャンピオン・ユキロウ。全日本3歳優駿準重賞のローレルハンデ・青雲賞、平和賞も1着入線失格と南関東サラ系2歳の主要競走を総舐めしたのち、中央競馬クラシック競走を目指して府中松山吉三郎厩舎へと転出した。だがトライアルスプリングSで前年の関西3歳最強・リユウライトやのちの菊花賞馬アズマテンランを下したまではよかったのだが、本番の皐月賞では2番人気ながらも12着に惨敗。ダービーでもよく巻き返したが5着止まりだった。その後はオープン級では掲示板すら怪しくなり、結局5歳春には南関東へと出戻り。準重賞のスプリングハンデを勝つなど徐々に調子を取り戻していくと、この年も堅実に好走を続けていた。さらには、春の鞍でコクユウを下したばかりの4歳馬、シンニツケイも果敢に古馬へと参戦している。オンスロート同じく大井競馬抽選馬出身で、牝系は濠州産のコロニアルナンバー1号族というユニークな血統。49キロという軽量もあり、ここでいきなり通用する可能性も十二分に考えられた。

 レースの方はケイシヨウタイムが逃げるところを、番手にアオヤギオー・ダイニハイスピードが続き、その直後にユキロウがどっしりと構える。ゲキリユウはというと、いつも通りの中段待機。シンニツケイも春の鞍と同じく直線勝負に賭け、道中は最後方を追走していく。さて、ケイシヨウタイムが向こう正面中盤で早くも一杯になり、アオヤギオーが押し出されるように緩く先頭に立った。そこにユキロウが早めに発進して先頭に並べかけていくと、それをみたゲキリユウも発進を開始。4コーナーでは凄まじい勢いで捲りあがり、今にも先頭に躍り出ようという勢いである。

 ところが、直線に入ってユキロウと並びかけたあたりから、不思議と脚がぱったりと止まる。これは60キロを越える斤量のためか、それともふわふわと遊ぶ悪癖のためか。どちらのせいかは断言しかねるところだが、ユキロウは内からふたたび二枚腰を使い、かえって再び突き放しにかかる。ゲキリユウもそこから再び追い詰めるのだが、一歩及ばず。半馬身差の2着に敗れた。先行したダイニハイスピードが3着に残り、シンニツケイは大外からよく伸びたが前の2頭には届かず4着までだった。

大井記念 レース結果>
1着 7枠8番ユキロウ 2:33.0
2着 2枠2番ゲキリユウ 1/2
3着 1枠1番ダイニハイスピード 2 1/2
4着 3枠3番シンニツケイ 3/4
5着 8枠10番タカシゲ 4
6着 4枠4番ケイシヨウタイム 1 1/2
7着 7枠9番ダイサンコトブキ アタマ
8着 6枠7番ヨシミドリ 3/4
9着 6枠6番ミナトフブキ 2
10着 5枠5番アオヤギオー 3/4
11着 8枠11番アサヒヤサカ クビ

単勝:8番480円 複勝:8番150円 2番130円 1番460円 8枠連復:2-7 400円
一四 4 5 8 1 10 2-6 9 7 3-11
審前 4 5 1 8 10 6 2 9-7 11 3
二角 4 5 1 8 10 6 2-9 11 7 3
正面 5 (8 4) 2 1 10 6 3 9 11 7
四角 8 2 10 5 4 1 6 3 11 9 7

ユキロウ(牡) 朝倉文四郎厩舎(大井) 1957年生まれ 浦河産 父ヒンドスタン 母ダイアンケー(Lillolkid)
3歳:全日本三才優駿青雲賞、ローレルハンデ
4歳:ニューイヤーハンデ。
4歳(中央):スプリングS
5歳(中央):4戦0勝(48.0万円)
中央通算:17戦2勝(392.5万円)
5歳:スプリングハンデ、川崎記念2着
6歳:大井記念金盃3着、川崎記念3着、新春盃3着
7歳:オープン級1勝

シンニツケイ(異名:オウゴンリユウ)(牡) 須田明雄厩舎(大井) 1960年生まれ 扶桑牧場生産 父タークスリライアンス 母勇竜(グレーロード)
3歳:全日本三歳優駿2着
4歳:春の鞍、秋の鞍、ニューイヤーカップ大井盃2着
5歳:オープン級1勝

ダイニハイスピード(牡) 所属不明 1959年生まれ 浦河産 血統不詳
6歳:川崎記念スプリンターハンデ、NTV盃2着、大井記念3着、オープン級2勝

オールカマー1マイルハンデ 11月15日 大井競馬場 オールカマーハンデ 距離:1600m 1着賞金:100万円
1枠1番 ×ゲキリユウ(牡6) 須田(61)
2枠2番  アオヤギオー(?) 小筆(54)
3枠3番  アサヒヤサカ(牝6) 松浦備(52)
4枠4番 ▲ヒガシミノル(牝5) 佐々木竹(55)
5枠5番 ◎イチアサカブト(牡6) 田村(49)
6枠6番 ○コクユウ(牡4) 宮下哲(53)

 そもそも、ハクオウの登録名だった中央時代からして勝負弱い馬ではあり、南関入り前年の5歳時は安田記念東京記念で2着、クモハタ記念に京都盃が3着。大井記念での走りっぷりといい、その実力を十全に発揮するには色々と問題がある馬だったのだろう。とはいえ、気持ちよく走った時の力は確かだったのも事実。下半期はやや成績が下降したが、それでも大井オリンピック協賛競馬にて8キロ差をモノともせず、翌年の金盃大井記念馬コクユウらをレコードタイムで下している。当年の通算戦績は24戦11勝、獲得賞金は1500万円を越え、2番手のシンニツケイを300万円近く引き離す圧倒的な年間トップランカーであった。

 また、重賞戦線におけるハクリユウの斤量が早々に60キロ代で常態化し、結果的にタイトルを獲得することができなかったことは、公営日本一の選定の議論に際しても問題視された。これは、翌年以降の東京大賞典報知オールスターカップの別定戦化にも影響を与えたとされている。

オールカマー1マイルハンデ レース結果>
1着 1枠1番 ゲキリユウ R1:39.7
2着 3枠3番アサヒヤサカ 3/4
3着 6枠6番コクユウ 4
単勝:1番410円 複勝:1番290円 3番430円 6枠連複:1-3 2770円

ゲキリユウ(中央名:ハクオウ)(牡) 所属不詳 1958年生まれ 浦河産 父トサミドリ 母チグサ(クモハタ)
4歳(中央):14戦2勝(121.0万円)
5歳(中央):中山特別、安田記念2着、東京記念2着、中山記念2着、クモハタ記念3着、東京盃3着
6歳(中央):1戦0勝(0万円)
中央通算:32戦6勝(728.0万円)
6歳:川崎記念2着、金盃2着、大井記念2着、開設記念3着、NTV盃3着、オープン級9勝
7歳:新春ハンデ、開設記念2着

コクユウ(牡) 伊藤正美厩舎(大井) 1960年生まれ 出生地不明 父リンボー 母セフトクヰン(セフト)
3歳:平和賞、青雲賞
4歳:大井盃、ニューイヤーカップ3着、オープン級1勝
5歳:金盃大井記念スプリンターハンデ、報知オールスターカップ2着、開設記念3着、ダイオライト記念3着、オープン級4勝

ヒガシミノル(牡) 青野四郎厩舎(川崎) 1959年生まれ 青森県産 父ゲイタイム 母ヒガシハタ(ライジングフレーム)
4歳:4歳特別2勝
4歳(中央):四歳牝馬特別、スプリングS3着
中央通算:14戦4勝(358.5万円)
4歳:クイーン賞
5歳:キヨフジ記念、オープン級3勝
通算:45戦13勝。

イチアサカブト(中央名:アサカブト)(牡) 所属不詳 1958年生まれ 出生地不明 父アサトモ 母ケンザン(セフト)
3歳(中央):朝日杯3歳S3着
4歳(中央):18戦4勝(243.5万円)
5歳(中央):目黒記念(春)3着、京王杯SH3着
6歳(中央):7戦0勝(0万円)
中央通算:45戦8勝(613.7万円)

<そのほか有力馬>
ベレアー(異名:ボーレスキング)(牡) 木村万吉厩舎(船橋) 1959年生まれ 出生地不詳 父セイホウ 母クリキヨ(クリアヅマ)アラブ血量不明
5歳:秋の特別
6歳:オリンピック記念(船橋)、オープン級3勝
7歳:船橋記念2着、銀盃3着、オープン級1勝、障害オープン級5勝
10歳(益田):農林大臣賞典2着、地全協会長賞2着
 5歳春までは関西公営で走ると、夏に札幌公営で1着→4着→2着と着をまとめてから南関東へ転入してきた。この時点で約360万円を稼いでおり、関係者からも「第二のミヤマシユーホー」と目されていたらしい。そしてその期待に応えるように、秋の特別ではハヤミナミ以下を4馬身差つけて下し、タカトシ、ミヤマシユーホーに続く他地区転入馬の同競走制覇を果たした。その後は馬名をボーレスキングと変えた上でオープン級で堅実に活躍。のちには入障し、晩年は益田競馬場で走ったりもしたようだ。なお、本馬の母クリキヨは、軽半種にサラブレッドを掛け合わせたサラブレッド系種(血量18.55%)である。

オーバマイヤ(牡) 佐藤勘市厩舎(船橋) 1960年生まれ 八田実氏生産 父セイユウ 母マダムホワイト(方景)アラブ血量28.12%
3歳:11戦3勝
4歳:最良のアラ4歳馬。春の特別、ホウセント記念、ブルーバードカップ3着
5歳:シルバーカップ3着、オープン級4勝
通算:44戦14勝(836.3万円)。
 母マダムホワイトは、1956年の春の特別で2着し船橋記念を勝ったグレートリバー(1953年産)の全姉。3歳時は目立たなかったが、ブルーバードカップ3着を経て臨んだ春の特別では接戦をモノにしてタイトルを獲得。年末にはダイイチタカシヨウをハナ差凌いで重賞2勝目を挙げ、この年の最良の4歳馬に輝いた。翌年もレコード更新2回を含む4勝を挙げたのち、日本軽種馬協会に買い上げられ福島県種牡馬となっている。

ハヤミナミ(牡) 所属不明 1958年生まれ 浦河産 父シマタカ 母スピーデー(アブラール)アラブ血量25.78%
4歳:秋の特別2着、千鳥賞3着、4歳特別1勝。
5歳:アラブチャレンジャー2着、ワード賞3着、オープン級3勝。
6歳:迎春ハンデ(アラ系)、スプリンターハンデ(アラ系)
 牝系は第二三軍の流れであり、南関東重賞戦線に長く居座ったマスホマレ(1956年産・父タカクラヤマ)、種牡馬として成功したスタツクオー(1954年産・父スタツク)は半兄。秋の特別でセンジユと1馬身差の2着、そして今年はアラブチャレンジャーでミヤマシユーホーにやはりハナ差で敗れて重賞制覇ならず。翌6歳も準重賞を2勝したが、重賞戦線では歯が立たなかった。だが引退後に鹿児島県種牡馬入りすると、良血だけあって公営東海で活躍し種牡馬入りも果たしたミツルノニセイ(1971年産・母ミナトミツル[フジミナト])らを出すまずまずの成功を収めている。

テツカントウ(牡) 又村義盛厩舎(大井) 1961年生まれ 出生地不詳 父セイユウ 母昇冠(ラミー)アラブ血量26.56%
3歳:全日本アラブ争覇、ビクトリーハンデ、3歳特別1勝
4歳:千鳥賞、アラブダービー2着、ブルーバードカップ3着
 3歳時はアデルバウエルを完封して全日本アラブ争覇を勝利。年が明けてブルーバードカップでは3着と敗れ、千鳥賞でふたたび逆転をと思いきや同馬は他馬との接触により落馬・競走中止。相手がいなくなったことで、ここは2着のバラセイユウに6馬身差をつける楽勝を決める。しかし、アラブダービーではふたたびアデルバウエルに負け、その後も出世にはずいぶんと差が開いてしまった。もっとも、種牡馬成績についてはまあどっこいといったところではある。

ハロユウ(牡) 伊藤正美厩舎(大井) 1961年生まれ 出生地不詳 父ハロウエー 母プリトモ(月友)
3歳:全日本三歳優駿青雲賞、ローレルハンデ、平和賞3着
4歳:羽田盃2着、ニューイヤーカップ2着
 セイショウ(1956年産)を始め、全兄弟のやたらと多いプロポンチス牝系の1頭。この馬はとりわけ早熟にでたようで、シユシユウらと争いながら準重賞を2勝に全日本三歳優駿を制覇。翌年も羽田盃でコトブキノニとアタマ差の2着となっている。

ダイサンセルコール(牡) 出川己代造厩舎(船橋) 1960年生まれ 出生地不詳 父ロイヤルウツド 母ライトヒメ(クモハタ)
3歳:ローレルハンデ、全日本三歳優駿3着、平和賞3着
4歳:ゴールドカップ浦和開設記念、春の鞍2着
5歳:オープン級1勝
 ダイニセルコールもいることはいたが、無印とダイサンには遠く及ばない。父ロイヤルウツドは国営競馬が輸入したニュージーランド産豪サラの強豪の一頭である。出川厩舎にしては珍しく、3歳時の早い段階からローレルハンデを勝ち、重賞でも好走。春の鞍でも勝利の期待がかかったが、こちらは惜しくも2着まで。それでも、この年は4歳馬限定の重賞を2勝している。

フクトミホマレ(牡) 森田正一厩舎(大井) 1960年生まれ 浦河産 父セイユウ 母ゲツコウ(ミナミホマレ)アラブ血量25.58%
3歳:全日本アラブ争覇3着、3歳特別1勝
4歳:千鳥賞、ブルーバードカップ
5歳:船橋記念3着、オープン級2勝
春の特別の前哨戦である千鳥賞・ブルーバードカップと連勝したが、春の特別は人気を裏切って敗退。その後は大井2000mレコード勝ちを収めた記録が残っている。5歳時には、B級アラブによる川崎開設記念でも勝ち星を挙げた。

コガネクイン(牝) 天間三之助厩舎(大井) 1960年生まれ 伊達産 父クリノハナ 母シンセツ(シーマー)
3歳:11戦3勝
4歳:クイーン賞桜花賞2着、4歳特別1勝
5歳:キヨフジ記念2着
6歳:6戦0勝
通算:60戦8勝(871.8万円)
 小岩井牧場が輸入したボニーナンシーの牝系に属する。4歳時は桜花賞こそラツキーマミーとのマッチレースになったが、惜しくもクビ差で敗れて戴冠ならず。それでもクイーン賞を勝ち、翌年はキヨフジ記念でも好走を果たしている。

チエストオー(牡) 武井歌治厩舎(大井) 1960年生まれ 荻伏産 父ハクリヨウ 母シンシナチ(フランクリー)
3歳(中央):10戦2勝(166.0万円)
4歳(中央):8戦3勝(308.0万円)
中央通算:18戦5勝(474.0万円)。
4歳:NTV盃、ゴールドカップ2着
5歳:金盃3着、新春盃3着
 中央時代はそこそこの勝ち星を挙げているものの、皐月賞4着、ダービー8着と一線級には乗り切れず。6月に日本短波賞で6着下のち、南関東へと転出する。ダートへの適性はあったようで、いきなり古馬に混じってNTV盃を制覇。暮れのゴールドカップでも2着している。

<全重賞成績>

施行日競馬場レース名距離条件1着賞金(単位:万円)勝ち馬勝ち時計騎手(斤量)調教師(所属)2着(着差)3着(着差)
01.01大井新春盃2400サラ5歳以上ハンデ150サキミドリ(牡6)2:34.0松浦(53)小暮嘉久(大井ハジメオー(5)ユキロウ(1)
01.27浦和ニューイヤーカップ1600サラ4歳別定80シンニツケイ(牡4)1:44.3小筆(55)須田明雄(大井マルヒカリ(1/2)コクユウ(2)
02.01大井千鳥1600アラ4歳別定50フクトミホマレ(牡4)1:44.7小筆(55)森田正一(大井ダイイチタカシヨウ(アタマ)フライングホース(1 1/2)
02.05船橋ダイオライト記念2000サラ5歳以上ハンデ150ソウルユートピア(牡7)2:08.1宮下紀(49)大久保周造(大井ブリツカフオード(3)サキミドリ(ハナ)
02.24川崎開設記念2200サラ5歳以上ハンデ250サキミドリ(牡6)2:23.9松浦(57)小暮嘉久(大井シンオンワード(アタマ)ゲキリユウ(3/4)
03.01大井銀盃2000アラ5歳以上ハンデ70ミヤマシユーホー(牡6)2:09.7竹山(64)田中利衛(大井アサカゼオーザ(1/2)ホープフレンド(3/4)
03.13船橋ブルーバードカップ1600アラ4歳別定50フクトミホマレ(牡4)1:45.5小筆(57)森田 正一(大井ハナライト(クビ)オーバマイヤ(1)
03.17川崎キヨフジ記念2000サラ5歳以上牝馬ハンデ100ヒガシミノル(牝5)2:10.5佐々木竹見(55)青野四郎(川崎ミスパプース(3/4)オハヨー(1 1/2)
04.04浦和桜花賞1600サラ4歳牝馬別定120ラツキーマミー(牝4)1:45.3渥見(55)栗田金吾(大井コガネクイン(クビ)メリツト(7)
04.11大井大井1800サラ4歳牡別定150コクユウ(牡4)1:55.1宮下哲(55)伊藤正美(大井シンニツケイ(1 1/2)マルヒカリ(アタマ)
04.23大井春の特別1800サラ4歳牡57・牝55100オーバマイヤ(牡4)1:58.3宮下哲(57)佐藤勘市(船橋タカムサシ(ハナ)ミトヒカリ(クビ)
05.10大井春の鞍2000サラ4歳牡57・牝55350シンニツケイ(牡4)2:08.4小筆(57)須田明雄(大井ダイサンセルコール(1)トキノアサヒ(2)
05.15川崎アラブチャレンジャー1700アラ4最以上ハンデ80ミヤマシユーホー(牡6)1:50.8須田茂(65)田中利衛(大井フクバラツケー(1)テツノオーザ(3)
06.06大井ワード賞2000アラ4歳以上ハンデ100ハマイチ(牡5)2:10.0岡部(48)不明ミヤマシユーホー(クビ)*1ララミ(2 1/2)
06.12浦和開設記念2000サラ4歳ハンデ130ダイサンセルコール(牡4)2:10.7木村和(56)出川 己代造(船橋キングメイジ(1 1/2)テルチカラ(9)
06.20大井大井記念2400サラ4歳以上ハンデ250ユキロウ(牡6)2:33.0宮下哲(53)栗田武(大井ゲキリユウ(1/2)ダイニハイスピード(2 1/2)
07.10船橋船橋記念1800アラ4歳以上ハンデ80ミヤマシユーホー(牡6)1:54.9須田茂(66)田中利衛(大井マスホマレ(2 1/2)ユキミツ(3)
07.24川崎川崎記念2000サラ4歳以上ハンデ250ダイニハイスピード(牡6)2:06.9渥見(53)不明ゲキリユウ(2)ユキロウ(4)
08.04船橋NTV盃2000サラ4歳以上ハンデ250チエストオー(牡4)2:07.3佐々木竹見(50)武井歌治(大井ダイニハイスピード(2)ゲキリユウ(1/2)
08.07浦和シルバーカップ2000アラ4歳以上ハンデ100マスホマレ(牡8)2:11.5齋藤義(61)不明ミヤホウ(11)テツノオーザ(1 1/2)
08.21川崎百合2000アラ4歳以上ハンデ100カミホマレ(牡7)2:11.4山田秀(58)永井繁(大井マスホマレヤサカオー
09.26大井金盃2400サラ4歳以上ハンデ250サキミドリ(牡6)2:35.5松浦備(53)小暮嘉久(大井ゲキリユウ(1/2)ユキロウ(2)
10.22大井秋の特別2400アラ4歳以上ハンデ120ベレアー(牡5)*22:36.7宮下紀(51)木村万吉(船橋ハヤナミ(4)ララミ(2 1/2)
11.01船橋平和賞1500サラ3歳別定100シユンユウ(牡3)1:33.6高柳(52)安藤栄作(大井ツルハゴロモ(5)ハロユウ(1 1/2)
11.07大井秋の鞍3000サラ4歳以上ハンデ600シンニツケイ(牡4)3:13.3小筆(50)須田明雄(大井スターフオード(3/4)ダイコージ(クビ)
11.13川崎全日本アラブ争覇1500アラ3歳別定100テツカントウ(牡4)1:38.5松浦備(54)又村義盛(大井アデルバウエル(3)ホウシユウミナミ(4)
12.11川崎全日本三歳優駿1600サラ3歳別定150ハロユウ(牡3)1:43.7宮下哲(54)伊藤正美(大井シユシユウ(3)パールマウンテン(1)
12.17大井ホウセント記念2000アラ4歳ハンデ100オーバマイヤ(牡4)2:09.1宮下哲(58)佐藤勘市(船橋ダイイチタカシヨウ(ハナ)ダイニタイカシヨウ(1 1/2)
12.18浦和ゴールドカップ2000サラ4歳ハンデ150ダイサンセルコール(牡4)2:11.1木村和(58)出川己代造(船橋チエストオー(1)オリオンホース(2 1/2)
12.25船橋クイーンカップ1800サラ4歳以上牝馬ハンデ120コガネクイン(牝4)1:53.3荒山(54)天間三之助(大井リユウゼツト(1/2)キングブルース(1/2)
12.31川崎アラブチャンピオン2300アラ4・5・6歳ハンデ120アスタリー(牡4)*32:21.8松浦備(47)井上宥蔵(川崎ホウエー(アタマ)ララミ(2 1/2)

<オープン級レース全勝ち馬一覧>
サラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.08船橋金の鞍1800サラ系ダイサンコトブキ1:54.4
01.14川崎新春ハンデ1600サラ系サキミドリ1:44.8
01.30大井オープン2000サラ系シンオンワード2:08.3
02.15大井オープン特別1800サラ系ゲキリユウ1:54.0
03.02大井オープン特別1800サラ系ゲキリユウ1:53.8
03.14川崎オープン特別1700サラ系ゲキリユウ1:49.3
03.21大井オープン特別1800サラ系シンオンワード1:53.7
03.27川崎オープン特別1700サラ系ゲキリユウ1:49.6
04.07大井オープン特別1800サラ系ゲキリユウ1:54.2
04.17川崎オープン特別1700サラ系ヒガシミノル1:50.5
04.19大井オープン特別2000サラ系ゲキリユウ2:07.8
04.24船橋金の鞍1700サラ系ダイサンコトブキ1:47.1
05.01川崎オープン特別1700サラ系ヒガシミノル1:50.7
05.06大井オープン特別1800サラ系アオヤギオー1:53.1
06.02大井オープン特別1500サラ系キングブルース1:53.2
05.18大井オールカマー1600オールカマーゲキリユウ1:40.4
06.30大井オープン特別1800サラ系ダイニハイスピード1:52.9
07.16大井スプリンターハンデ1400サラ系ダイニハイスピード1:25.0
08.24大井オープン特別1700サラ系ヒガシミノル1:47.1
09.08大井オープン特別1700サラ系スターフオード1:47.2
10.10大井オープン特別2000サラ系スターフオード2:06.9
10.13川崎オープン特別1600サラ系ホマレカツフジ1:42.8
10.28大井オープン特別2000サラ系コクユウ2:07.1
11.15大井オールカマー1600オールカマーゲキリユウR1:39.7
12.04大井勝島特別2000サラ系サキミドリ2:06.4
12.11川崎オープン特別1500サラ系シンオンワードR1:34.9
12.16大井オープン特別2000サラ系ゲキリユウ2:06.5

●アラ系

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.06大井新春ハンデ2000アラ系ゴールデンフアイタ2:11.5
01.11船橋銀の鞍1800アラ系ミヤマシユーホー1:56.5
01.15川崎オープン特別1600アラ系ミヤホウ1:44.9
01.22大井オープン特別1800アラ系ホープフレンド1:56.7
01.31大井オープン1800アラ系ミヤマシユーホー1:56.8
02.12浦和栄冠賞2000アラ系マスホマレ2:12.6
02.19大井オープン1800アラ系ハマイチ1:55.7
02.24川崎オープン特別1600アラ系ノザワホープ1:45.8
03.16川崎オープン特別1700アラ系マスホマレ1:52.2
03.22大井オープン特別2000アラ系アサカゼオーザ2:10.5
03.28川崎オープン特別1700アラ系ホウエー1:51.3
04.12大井オープン特別1800アラ系ホープフレンド1:55.4
04.18川崎オープン特別1700アラ系ホウエー1:50.8
04.22大井オープン特別1800アラ系ミノワ1:56.2
04.28船橋A・B級特別1700アラ系ミヤホウ1:49.3
05.03川崎オープン特別1700アラ系ミヤホウ1:51.1
05.09大井オープン特別1800アラ系ダイゴウイルソン1:55.6
05.21大井1マイルハンデ1600アラ系テツノオーザ1:42.3
06.18大井オープン特別1800アラ系カミホマレ1:55.2
06.25川崎オープン特別1600アラ系フクバラツケー2:24.7
06.30大井A1・B級特別1700アラ系テツノオーザ1:49.3
07.16大井オープン特別1700アラ系ハヤミナミ1:49.4
07.28大井スプリンターハンデ1400アラ系ハマイチ1:28.1
09.02船橋銀の鞍1600アラ系ダイゴウイルソン1:42.5
09.10大井オープン特別1700アラ系ダイゴウイルソン1:48.8
09.29川崎A1・B2級特別1800アラ系ハヤミナミ1:56.5
10.08大井オープン特別2000アラ系ハヤミナミ2:10.2
11.05大井オープン特別1800アラ系トモカゲオー1:55.4
11.19大井1マイルハンデ1600アラ系ミヤマシユーホー1:41.4
12.03大井オープン特別1800アラ系ハマイチ1:55.5
12.09川崎A1・B2特別1700アラ系ホウエー1:51.7
12.13大井オープン特別1800アラ系ハマイチR1:55.0

サラ系3・4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.07船橋4歳特別1500サラ系4歳トチギバンザイ1:39.2
02.16大井4歳特別1500サラ系4歳コガネクイン1:36.9
02.22川崎4歳特別1500サラ系4歳イチタイロン1:38.8
02.26大井4歳特別1500サラ系4歳アサヒトツプ1:36.9
03.10船橋4歳特別1600サラ系4歳オーロラ1:45.1
03.15川崎4歳特別1500サラ系4歳クインフオツクス1:37.9
03.21大井4歳特別1600サラ系4歳キングメイジ1:43.5
03.27川崎4歳特別1500サラ系4歳サコン1:37.3
04.19大井4歳特別1500サラ系4歳トキノアサヒ1:36.2
04.21大井4歳牝馬特別1600サラ系4歳ラツキーマミー1:43.0
11.11川崎ローレルハンデ1500サラ系3歳ハロユウ1:35.9
12.01大井青雲賞1500サラ系3歳ハロユウ1:34.5
12.10川崎3歳特別1400サラ系3歳マサタカラオー1:31.8
12.31川崎3歳特別1500サラ系3歳パールマウンテン1:36.0

●アラ系3・4歳

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.02大井4歳特別1400アラ系4歳クインフオツクス1:29.6
01.03大井4歳特別1400アラ系4歳バラミドリ1:31.0
01.17大井4歳特別1400アラ系4歳アサヒトツプ1:27.9
01.18大井4歳特別1400アラ系4歳ダイイチタカシヨウ1:32.0
01.19大井4歳特別1400アラ系4歳シゲモリ1:31.5
02.14大井4歳特別1500アラ系4歳ハナライト1:38.9
02.23川崎4歳特別1500アラ系4歳ヒメハヤテ1:39.9
02.28大井4歳特別1500アラ系4歳バラミドリ1:38.3
03.15川崎4歳特別1500アラ系4歳ヒメハヤテ1:38.8
03.20大井4歳特別1600アラ系4歳ダイニタカシヨウ1:46.6
03.28川崎4歳特別1500アラ系4歳サキチ1:38.7
04.07大井4歳牝馬特別1600アラ系4歳牝馬ヒメハヤテ1:45.0
04.08大井4歳特別1600アラ系4歳サキチ1:45.0
04.15川崎4歳特別1500アラ系4歳フラツトベビー1:38.9
10.17川崎ビクトリーハンデ1400アラ系3歳テツカントウ1:31.9
11.03大井アラブジュニアー1400アラ系3歳アデルバウエル1:29.0
12.15大井3歳特別1400アラ系3歳テツカントウ1:28.5

●アラ系障害

日付レース名距離条件勝ち馬勝ち時計
01.06大井A級特別2100アラ系障害ニユービギン2:27.7
01.13川崎紅ばら賞2500アラ系障害ミトタカラ2:59.0
01.20大井A級特別2100アラ系障害ニユービギン2:27.0
02.23川崎A級特別2100アラ系障害タイセンノイチ2:26.0
03.11船橋A級特別2100アラ系障害ニユービギン2:25.6
03.30川崎A級特別2100アラ系障害タカフミリユウ2:25.4
04.16川崎A級特別2100アラ系障害ニユービギン2:24.8
05.02川崎A級特別2100アラ系障害ゴールデントツプ2:25.8
05.16川崎紅ばら賞2500アラ系障害コンドウオー2:58.3
06.24川崎A級特別2100アラ系障害ゴールデントツプ2:24.7
08.22川崎A級特別2500アラ系障害セントスターキング3:01.1
09.18川崎A・B級特別2100アラ系障害タカフミリユウ2:25.4
10.15川崎A級特別2600アラ系障害タイセンノイチ2:59.3
11.10川崎紅ばら賞2500アラ系障害セントスターキング2:59.6
12.29川崎A級特別2100アラ系障害ロマンスエミーR2:23.1

*1斤量66キロ。

*2ミヤマシユーホー4着、斤量66キロ。

*3ミヤマシユーホー4着、斤量67キロ。

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