最近読んだ本&マンガ・・・ 『もやしもん12』石川 雅之 (著) など〜


プラチナデータ (幻冬舎文庫)

プラチナデータ (幻冬舎文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。その開発者が殺害された。神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したのは何と彼の名前だった。革命的システムの裏に隠された陰謀とは?鍵を握るのは謎のプログラムと、もう一人の“彼”。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。

ラジオで映画監督が話しているのを聴いて読んでみたいな〜と思ったら、なんと上の子が図書館から借りていてちょうど返すところだと!小説は久々に読みました。普通に(笑)面白かったです。映画では浅間刑事役が豊川悦司とのこと!きっと良いでしょうねぇ〜


内容(「BOOK」データベースより)
「自殺の練習をさせられていた」―生徒たちの埋もれかけていた証言から事件は発覚した。いじめと自殺の因果関係を認めず、調査を打ち切った市教委の対応は、社会問題となった。事務作業や保護者対応に忙殺される教師たち。連携さえとれない現状で、はたして子どもの異変を察知することはできるのか。子ども1人に孤独を背負わせる世の中であっていいのか。私たちはいま、彼らのために何ができるのか―。大津支局記者のスクープで疋田桂一郎賞受賞。全国25紙以上に掲載され大反響となった3部にわたる連載記事をもとに、この事件の真相、そして悩ましき、いじめの構造に迫る。

(重)が図書館から借りていた本。人事ではない話。。。しかし、重い。。。「いじめ」か「いじり」か、微妙な子供社会も結局は大人社会を写し出しているにすぎないのかもしれません。


内容紹介
今まで飲んだことがない!世界中から集めた85スタイルの旨いビールを紹介。究極のつまみレシピ、なるほどの発砲酒論、優秀ビールお取り寄せアドレスなど、のどにしみる美味しい情報満載!

ビールってこんなにいろんな種類があるんですね〜
グラスは重曹水で洗い、自然乾燥がベストだそうです!


もやしもん(12) (イブニングKC)

もやしもん(12) (イブニングKC)

内容紹介
もやしもんは、菌が肉眼で見える主人公・沢木直保とその仲間たちと菌とウイルスが農大で右往左往する物語です。物語は沢木たちがずっと準備していた日本酒造りに突入。それに並行して「大人になるってなんだろう?」と真剣に考えたりもします。

いつもの菜の花村店長様よりお借りしました。
菌が見える主人公、本当に見えたらたいへんだろうなぁ〜
この先いったいどんな展開になるのでしょう。。。


銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)

内容紹介
大ヒット酪農青春グラフィティ最新刊!!

ここ一番の大舞台…そこに立てなかった役者は、もはやピエロですらない。
エゾノー祭当日の朝、無理がたたって倒れた八軒…
そして、甲子園に一縷の望みを掛け、戦いつづける駒場
夢を持っている者も、夢を持っていない者も…それぞれに戦いがあり、それぞれに挫折があったりする。
それが青春ならば…エゾノーは、青春の吹き溜まりだ。
八軒の流す汗と涙は、熱くて苦い…
フジテレビ系ノイタミナでアニメ化決定の大ヒット酪農青春グラフィティ最新刊!!

こちらも菜の花村店長さまより。
もやしもん」やこの「銀の匙」,「百姓貴族」など農業マンガの影響もあって、農業高校や農大が人気らしいです。。

最近読んだ本・・・ 『水の透視画法』辺見 庸 (著) など〜


戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)

内容紹介
日本の戦後史は、アメリカからの圧力を前提に考察しなければ、その本質が見えてこない。元外務省・国際情報局長という日本のインテリジェンス(諜報)部門のトップで、「日本の外務省が生んだ唯一の国家戦略家」と呼ばれる著者が、これまでのタブーを破り、日米関係と戦後70年の真実について語る。

う〜むむ、、、「高校生にも読めるように書いた」というだけあって歴史がまったくダメな私でも読めました。。。

水の透視画法

水の透視画法

出版社からのコメント
本書は、共同通信が2008年3月から2011年3月まで、全国の加盟新聞社に月2回配信した連載企画「水の透視画法」にもとづき、書き下ろしの「予感と結末」など3編を追加収録し単行本化。

菜の花村店長さまより長らくお借りしました。
全編、何というか美しい詩のようで、切迫した重い内容とは裏腹にキラキラとした言葉と今まで聞いたことのない、読んだことのない文章表現に唸りました。
印象に残ったところは・・・「歴史が暗転するときには街路から『妖気のような、得も言われぬ気配』がくゆりたつ」・・・
病に倒れたからこそ世界がクリアに見えるのでしょうか。。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

内容紹介
お金の無い地獄を味わった子どもの頃。お金を稼げば「自由」を手に入れられることを知った駆け出し時代。「お金」という存在と闘い続けて見えてきたものとは……。「カネ」と「働く」の真実が分かる珠玉の人生論。

これもすごかった。。。一気に読みました。

よつばと! 10 (電撃コミックス)

よつばと! 10 (電撃コミックス)

写真にはありませんが、子供たちがTSUTAYAでずっと借りています。これが面白い。
先日、下の子が木と木に紐を結んでいてしばらくその状態が放置されていました。何かと思い(重)に「あれ何してんのかな?」と聞くと、「よつばと的な何かじゃない?」とのこと(^_^;
とりあえず子どもの意味不明な行動や無意味な遊びはこの言葉で解決(?)します^^
私もよつばと的な幼少期を過ごしていたらまた違っていたんだろうなぁと羨ましくもあります。

最近読んだ本&マンガ 『私とは何か―「個人」から「分人」へ』など


日本人があまったご飯をあれこれ工夫して食べるのと同じで、パンを主食、副菜、デザート、ケーキなどに変身させるいろんなレシピが満載!
コーヒー味のフレンチトースト“パン・ペルデュ・モカ”は作ってみて通信でも紹介しました。でも本の写真みたいな濃い茶色にはならなかったんですよね。。。まるでココアかチョコレートでも入っているかのような色の写真でした。

確か図書館にリクエストしたのは半年も前のことだったか、、、人気だったのでしょうか。忘れた頃にようやく来ました^^
内容は『学問のススメ』で聞いたり、ラジオすっぴんインタビューのゲストとして出演したときに聴いていたのですが、この方がなぜこのように考えるに至ったのか?その辺の過去の経験談などがわかって面白かったです。
「個人」=インディビジュアル(分けられないこと)と「分人」=ディビジュアル(分けられる自分)の定義には納得!
人は環境や居場所によって幾通りもの「私」がいるはずで、それは仮面をかぶっているとか、本当の自分ではない、などと否定すべきものではなく、ごく当たり前のことだと思えば生きるのが随分楽になります。

式の前日 (フラワーコミックス)

式の前日 (フラワーコミックス)

菜の花村店長さまよりお借りしました。
子供達がマンガ『進撃の巨人』に顔が似てる〜!って、、、、(u_u)
帯がちょっと期待を煽りすぎたか(^_^;

言いまつがい (ほぼ日ブックス)

言いまつがい (ほぼ日ブックス)

図書館より子どもが借りてきた本。
ネタがちょっと古いですが、こういうのは文句なく面白いですね。日刊イトイ新聞に連載されてたもの。
それにしても装丁がすごい!「かたちが変。裁断が斜め。角が丸い。部分的に穴が空いてる。」・・・(笑)
製本屋さん、大変だったろうなぁ〜

最近読んだ本&マンガ・・・ 『この国はどこで間違えたのか』など〜


付箋をつけたままの画像ですみません(^_^;

『この国はどこで間違えたのか』内田樹 (著), 小熊英二 (著), 開沼博 (著), 佐藤栄佐久 (著), 佐野眞一 (著), 清水修二 (著), 広井良典 (著), 辺見庸 (著), 徳間書店出版局 (編集) 徳間書店
内容紹介

沖縄本土復帰40年、福島第一原発稼動40年。高度経済成長の裏面に横たわる中央と地方の歪な主従関を硬派論客が語り尽くす。

本の題名でこのように言い切ることによって、あたかもそれが自明のことであるかのように話を進める最近の傾向にはちょっと?と思う面もあります。が、読んで、その内容に唸りました。
それはこの論客(笑)の方々の話ももちろん、何よりも聞き手の渡辺豪さん(沖縄タイムス)の力が大きいのでは、とも思えました。
各インタビューの後に渡辺さんの編集後記が記されているのも今までになく、とても新鮮でした。
まずは内田さんの小気味よい話から快調に始まり、最後はずっしりと辺見庸さんで締めくくったのもGOOD!
手元に欲しい一冊です。


『ウェブで政治を動かす』津田大介 (著) 朝日新聞出版
内容(「BOOK」データベースより)

われわれはいつから「政治」に興味がなくなってしまったのだろうか―。政治は、もはや遠い世界の出来事ではない。ウェブを駆使して社会を動かせる時代は、もうそこまで来ている!本書では動員の革命、政治家のSNS利用、ネット選挙、オープンガバメントなど、近年のめざましい動きを追い、「どうせ何も変わらない」という閉塞感を抱えた現代人へ向け、ネット界の寵児が政治への新しいアプローチを説く。

イメージとしてネット選挙がなんとなく電子投票とイコールだと思っていました。が、そうじゃないんですね。
エストニアのようにインターネットを通じて投票まで行える国もあるようですが、基本的に「ネット選挙」と「電子投票」は異なる話で、あくまで、ネットを通じた選挙期間中の活動だそうです。

今まさに日本でもネット選挙解禁の動きがありますが、政治家には根強い反対派もいるようです。
そもそも公職選挙法ではお金のある、なしで不公平にならないよう、ビラやポスター、葉書などの数が決められているのですが、ネットを使えばお金がなくても政権放送や演説ができ、そのような経費の大幅なコスト削減になります。
騒音まがいの選挙カーや街頭演説がなくなれば、もうちょっとうんざり感の軽減にも繋がるかもしれません。

ただ、先の選挙でネットでの白熱ぶりに反して結果があまりにも予想外だったことを不思議に思っていましたが、これは「ネット世論が実際の世論とかけ離れてしまう現象」・・・ラウドマイノリティー(雄弁な少数派)が世論を形成しているように見えやすいネットの特性によって引き起こされる、のだとか。
まだまだこれから、という段階でしょうか。


『想像力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 』村上 隆(著)角川書店
内容紹介

なぜ日本人は世界レベルの戦いで勝つことができないのか。日本では失われてしまったハイレベルな創造を生み出すために必要な心構えと、組織や環境のつくり方を伝授!

村上隆さんのことはよく知りませんでしたが、読んでみてとても面白かったです。

「アーティストは、社会のヒエラルキーの中では最下層に位置する存在である。その自覚がなければ、この世界ではやっていけない」
新しいスタッフが入るたびにこの言葉を聞いてもらって、自覚を持ってやっていけるかどうかを問いかけているそうです。
私はアーティストでもなんでもないですが、この最下層に位置するという感覚はわかります!

これまで日本で描かれた絵の中で、本当の意味で世界によく知られている名画は、葛飾北斎の『富嶽三十六景』の中の、大きのな波の向こうに富士山が見える、あの「神奈川沖浪裏」だけとか。
へ〜そうなんですね〜〜あの絵は大好きです。
そしてびっくりしたのは、芸術には「大衆芸術」と「純粋芸術」があり、現代美術は純粋芸術に属する。純粋芸術といえば、ヒエラルキーの上位に位置するジャンルのようにも感じられるかもしれないが、まったく違うということ。
そして村上さんにとっての成功とは「歴史に残る作品を造りあげること」「死んでからが勝負」そこに照準をおいているとのこと。。。

最後にニコニコ動画の「ドワンゴ」の川上量生さんとの対談があって、これも面白かったです〜


この他、銀の匙6』荒川 弘 (著) 小学館主に泣いてます東村 アキコ (著) 講談社はいつもの菜の花村店長さんよりお借りして読みました。
福島原発事故記者会見』日隅 一雄 (著), 木野 龍逸 (著) 岩波書店『地球を聴く―3・11後をめぐる対話』坂本 龍一 (著), 竹村 真一 (著) 日本経済新聞出版社。図書館から借りましたが、延長、延長、時間切れでやむなく返しました^^;

最近読んだ本〜『相法極意修身録―続・食は運命を左右する』など〜


『相法極意修身録―続・食は運命を左右する』水野 南北 (著)たまいらぼ
内容紹介より

食餌療法の元祖とも言われる水野南北の「相法極意修身録」の口語訳。好評「食は運命を左右する」の姉妹版、待望の出版。

十数年前に読んだ本を見つけてまた読んでみました。
運命の吉凶は食で決まる。粗食の者は貧相でも幸運をつかむ。。。など、書いてあることは一貫して食を慎むべし、ということです。
なぜ、水野南北がこのようなことを言うことになったかというと。。。十歳の頃から飲酒をはじめ、喧嘩で生傷が絶えず、酒代を得るために盗みを働き、入牢したこともあり、獄内で罪人の人相と普通の人の相に決定的な相違があることに気づき、観相法に関心を持ち始めました。
出獄してから観相家に「剣難の相が出ており、あと一年の寿命」と宣告され、出家を勧められ、入門した禅寺で「一年間、麦と大豆だけしか摂らない食生活に耐えられたら養子にしてやる」と言われたのをうのみにして実践し、一年後にくだんの観相家に会ったところ、「剣難の相が消えている、何か徳を積んだだろう」と。。。出家するより観相家になろうと決意。
髪結いの弟子として人間の顔を研究。次は銭湯の三助となって人体をさぐり、最後は火葬場の隠亡となって死人の骨格をしらべて独立。鑑定は百発百中くるいがなかったと言われるほどになったそうです。
南北の観相法が百発百中狂いがなかったのは、たんに人相・骨相のみを占ったのではなく、自身の経験に照らして、被占者の食生活を仔細にきいて占ったからだといわれ、その秘訣がすなわちこの「修身録」です。。。。
新約聖書に「人はパンのみに生くるものにあらず」とありますが、南北は伊勢神宮の外宮にある豊受大神、つまり五穀をつかさどる神を祀られたところで「食は運命を左右する」という法則を直感したもので、食つまりパンそのものに生命が宿るという、汎神論的かつ神道的世界観が根底にあったとのこと。。。
美食家や飽食家が不幸な運命に見舞われるように日本という国家、民族が不幸なことにならねば良いが、、、と最後の解説にありました。。。
ストレスの多い生活の中で私は食欲をコントロールできなかった経験がありますので、現代の日本で食を慎むということはかなり難しいのではないか、とも思います。



『報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪』上杉 隆 (著), 烏賀陽弘道 (著) 幻冬舎
内容紹介より

安全デマを垂れ流し、多くの人々を被曝させた記者クラブ報道の罪は殺人に等しい。
3.11以降、日本人が自らを守り、生き抜くためのメディアリテラシーとは何か。
未曾有の国難が続く中、政府・東電の情報隠蔽に加担した記者クラブ報道の罪が次々と明らかになりつつある。「格納容器は健全に保たれている」「ただちに健康に影響する値ではない」という言葉を何の疑問もなく垂れ流し、結果として多くの人々を被曝させた罪。放射能汚染水の海洋投棄をやすやすと看過し、日本を犯罪国家に貶めた罪。記者クラブメディアが国を滅ぼしたのだ。この焼け跡で、日本人が自らを守り、生き抜くために手に入れるべきメディアリテラシーとは何か。

ネット上ではなにかと噂されたり、たたかれている上杉さんですが、、、この本を読む限り、至極まっとうに思えます。。。
原発事故以後、報道のおかしさに国民は気が付いてきたけれど、今後どう変わっていくのか、、、はたまた変わらないのか、、、
それにしても、このお二人は同じような場所からの発言なので終始、「だよね〜だよね〜」でぐだぐだになった感もありました。
どうせならまったく違う立場の方と対談したほうが良かったのでは。。。?


『マンガ食堂』梅本 ゆうこ (著) リトル・モア
内容紹介より

いらっしゃい、今日はどのマンガ飯にします?『ドラえもん』『伝染るんです。』『あしたのジョー』『3月のライオン』―。「いつか食べてみたかった!」あの漫画に出てくるあの料理を徹底再現。読んで作って味わって、おなかいっぱいマンガ飯レシピつき。

『シネマ食堂』『まんがキッチン』などこの手の本に惹かれます^^
これは梅本さんの同タイトルのブログを本にしたもの。。。ブログでこれまでに再現した料理はなんと300品以上!そんな中、この本には約50品がマンガの紹介とともに載せられています。
私が気になったのはやっぱりパンを使ったレシピ。
『リトルフォレスト』五十嵐大介さんのバゲットは朝採ったばかりの山ウドとミントのフリッターにクレソンとフライドエッグをぎゅうぎゅうにはさんだサンドイッチ!春にやってみたい一品です。皿にポタポタ落ちた半熟の黄身を最後のお楽しみとしてバゲットでぬぐって食べる!おいしそうですね〜^^
その他にもサラ・イネス誰も寝てはならぬ』の“ねねちゃんのキャラメルパン”や西村しのぶの『アルコール』の“りんごのコンポートで作る絶品のおやつ”。
そしてきわめつけは東村アキコきせかえユカちゃん』のごはんサンド!!ソースやケチャップで濃く味付けしたごはんをパンにはさむというダブル主食サンド・・・腹持ちよさそうですね(^_^;



『小さな苔BONSAI』山口 まり (著) 学習研究社
内容紹介より

暮らしの中に緑の癒しを…新感覚のミニ盆栽「苔BONSAI」を楽しむための入門書。苔BONSAIをインテリアとして取り入れる実例から、わかりやすいコケ玉・コケ鉢などの作り方、手入れの仕方まで、はじめての人も苔BONSAIのすべてがわかる!

またもや盆栽にはまっている下の子が 借りてきた本。
苔って本当にかわいいなぁ〜^^

最近読んだ本・・・ 『野生の科学』など〜


中国茶読本』島尾伸三 (著) /平凡社

まるで香気の精を飲むような美味い中国茶に開眼して15年。著者が中国に通って集めたお茶と、それにまつわる話を綴る、写真読本。青茶、紅茶、白茶、薬茶など、中国茶のある暮らしの楽しみを伝える。

古本屋で見つけた本。
お茶にまつわる、ごく日常の写真がたくさん載っていて写真集としても楽しい本。
あぁ武夷岩茶、飲みたい〜〜


『ダーリンの頭の中』小栗左多里&トニー・ラズロ (著) /メディアファクトリー

ダーリンは外国人』シリーズ、待望の新刊!!
トニーの脳内世界をめぐる旅、再び!!
英語と日本語の「?」はもちろん、今回は世界の風習や、いい間違いのあれこれ、暦や十進法などにも斬りこみます。
大人気コミックエッセイ、『ダーリンの頭ン中』の実に5年ぶりの新刊! 語学オタク、トニーの脳内世界を、さおりと一緒に探ります。
「じゃんけん」は、世界でどう展開されている?「ちょっとトイレに・・・」の素敵な言い回しって?
日本語は「記憶」に向いている言語だったり、お正月が寒いのに「初春」と言われる理由がわかる!
最後はトニーが、あたらしい言語つくりにトライ・・・???
読むと必ず知恵がつく、楽しく学べるコミックエッセイの定番です!

ダーリンは外国人』が面白かったので、子どもが図書館から借りてきました。
トニーさん、そうとうの語学オタクで本当にいろんなことを知っていて面白おかしく感心して読みました。
小栗 左多里さんの『英語ができない私をせめないで!』も面白かったぁ〜というか、日本人みんなこんなレベルだよなぁと逆に安心(?)いや、いや安心してはいけないのですが。。。



『野生の科学』中沢新一(著)/講談社

ガリレオデカルト以降、現代の原子核物理に至る近現代の「科学」=客観科学は、「自然」を人間の外部としてコントロールしようとします。レヴィ=ストロースはそれを「家畜化」と名付けました。その科学技術は、昨年この国で大惨事を引き起こしました。「科学」が覇権を握る近現代において、人類学や民俗学だけが、「科学」に細々と抗い、「野生型」の知識の豊かさが無尽蔵にあることを、明らかにしようとしてきました。その精神を引き継ぎ・発展させ、豊かで、具体的で、世界・自然と交感する新しい科学の創造を提示していきます。
本書は、「野生の科学」の精神をもって、多岐に亘るテーマを扱っていきます。
「科学」を乗り越えるインターフェイスの思想。「自然過程」で働く〈不思議な環〉を組み込んだ新しい人間科学。神話的思考による「ねじれ」、贈与的「新経済学」、「穴の幾何学」による「心的トポロジー」。
柳宗理「民藝」運動、深沢七郎「普遍文学」。アール・ブリュット、アール・イマキュレ、現代美術と心の構造の関係、そして曼荼羅が表現する「心そのもの」。
稲荷山(京都・伏見)、甲州(山梨)、熱海をアースダイビング。その上で、「土地」と脳の関係を「野生の地図学」として抽出します。

2012年9月23日の中沢さんのを聴いていて聞き手の蒲田さんが、「噛んでも噛んでも噛み切れない、咀嚼率15%の固〜い本」と言っていてました(笑)
ラジオで中沢さんが“コモディティ”とさかんに言っているのでなにかな?と思ったら、
[製造メーカーや販社ごとの機能・品質などの差・違いが不明瞭化したり、あるいは均質化することを指す。。。市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとってはどこのメーカーの品を購入しても大差ない状態]
だとか。。。
本の業界では新書が一般的になっている昨今、文学も大量生産、大量消費、大量廃棄になっている。。。この本はそんなコモデティ化に対抗して、というか、思想でそれをやったらもう終わり、という気持ちで出した本だとか。。。なるほど。しかし理解には程遠い道のりを感じました(-_-;


『パンがいっぱい』大村 次郷 (著, 写真) /福音館書店

パンの発祥の地はメソポタミア地方、現在のイラクあたりです。そこには、日本でふだん見ることが少ないパンがいっぱいあります。めずらしい形や、めずらしい食べ方、家族や村の人たちが協力してパンを焼く様子など、何千年も昔からパンを命をつなぐ糧として大切にしてきた地方ならではの生活風景を、貴重な写真とわかりやすい文章で紹介します。
パンという食べ物が生活のすみずみまでとけこんでいる様子が、子どもたちがパン作りや買い物などを手伝う生き生きした表情を写し撮った写真から伝わってきて、人と食べ物の関係を、もう一度新たな目で見直すことができます。子どもたちと、たくさんの種類のパンを見るだけでもワクワクする写真絵本です。

どのパンもおっきい!そして平べったい!
パンの原点といった感じのパン。。。あぅぅ、おいしそ。。。
その土地や生活に根ざした食べ物は本当に豊富で素朴で見るからにおいしそうです(じゅるっ)。。。失礼^^;
一番食べてみたいのがトルコのユフカという薄く、ぺらぺらのパン。羊の肉やトマト、チーズやネギを巻いて食べるそうです。。。



『edu (エデュー) 2013年 01月号』小学館

小学生ママの子育て応援マガジン

そうとうひねくれている私はこういった本は自分からはめったに読まないのですが、七ヶ宿の佐藤さん夫妻が載っているとのことで借りてきました。
気持ちがラクになる子育てのススメ、がんばるママじゃなくていい、、、などキーワードがいっぱい。
佐藤さんのページもステキであると同時にすごいな〜と感心。。。自分には眩し過ぎる本でした。。。(^_^;

最近読んだ本&マンガ・・・ 『マイ仏教』など〜


『マイ仏教』みうらじゅん(著)/新潮社

仏教が永遠のマイブーム! 人生で大切なことはすべて仏教に教わった----。

人生は苦。世の中は諸行無常。でも、「そこがいいんじゃない」と唱えれば、きっと明るい未来が見えてくる。
住職を夢見ていた仏像少年時代、青春という名の「荒行」、大人になって再燃した仏像ブーム。
辛いときや苦しいとき、いつもそこには仏教があった----。
グッとくる仏像、煩悩まみれの自分と付き合う方法、地獄ブームと後ろメタファー、ご機嫌な「菩薩行」......。
お坊さんの説法より面白い、M・J流仏教入門。

昔、ただ漠然と、お坊さんになりたい!山で苦行したい!と思っていました。。。(-_-;
そんなことを友人に話すと、「苦行は意味がないとお釈迦様は言っているよ」と!!
そうなんですか、、、でも修行したら何か罪滅ぼしというか、自分が成長できるのでは?と考えていました。。。
悶々としたOL時代(笑)に終止符を打ち、結婚?みたいなことをしたわけですが、そこでも行き詰り、四国遍路に行ったり、写経したり。。。でもある時、ぐるぐる回る二層式の洗濯槽を見ていたら、「他人と暮らすこと自体がものすごい修行じゃないか!?」と思い、今に至ってます。。。。


みうら氏は小さい頃から仏像少年だったのですね〜
あちこちの仏像を見に行き、写真を撮り、熱いコメントを書き添えた「仏像スクラップ」全七巻!!
この中に「戒壇院は四天王もすごいが踏みつけられている邪鬼もすごい。僕も結局、邪鬼なんだ。とても同情したくなる」とあって、小学生ながらすでに悟っておられる^^!

仏教の教えを現代版にわかりやすく解説した本です。




3月のライオン』羽海野 チカ (著)/白泉社

新人王となった零は様々な人々の期待を受け
宗谷名人との記念対局に臨む。
この対局をきっかけに
零は宗谷の重大な秘密を知ることになる。
一方、島田八段は棋匠戦で初タイトルをかけ
柳原棋匠と死闘を繰り広げていた…
お互いのすべてを出し尽くした勝負の行方は…?
「戦い続ける事」その重さを読者の方に問いかけます。
様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語です。

こちら、いつもの菜の花村店長さまよりお借りしました。
今回の対局もすごかった!
将棋は全然わかりませんが、ものすごい宇宙なんだろうな〜と想像しました。
半熟玉子の上手な作り方もうれしいおまけ^^



神山健治(文藝別冊/KAWADE夢ムック)』 河出書房新社

攻殻機動隊TVシリーズから「東のエデン」最新作「009RE:CYBORG」まで。
アニメ界を牽引する神山健治初の総特集。岩井俊二との対談など豪華内容! 映画公開記念発売。

子どもたちが見ている「攻殻機動隊」の主題歌、ORIGAの 「inner universe」がすばらし!
ロシア語と英語だそうです。。。

これは(重)が借りた本で私はあちこち読んだだけですが、いいところを教えてもらいました。
ロングインタビューの中の、『東のエデン』でニートや引きこもりが重要な役割を果たすことについて語られた部分をちょっと引用すると、、、

・・・団塊の世代が上がりを決め込もうとしているのと呼応するように若い人たちニート化している。
上がりを決め込もうとしているオッサンたちの動機は明白なんです。とにかく、このまま現状を変えずに死んでいきたい。いや、死ぬつもりすらない。数の理屈から言っても民主主義に於いては、彼らが死ぬまで現状維持できる構造が存在している。・・・それにしても「戦わずして負けていく」姿勢自体は、我々の世代からすれば怠惰に感じる。僕らより上の世代も「どこからでもかかってこいや」とけしかけているのに、自分たちだけが勝つルールの中で「最近の若者は弱腰ですな」とタカをくくっている。・・・
・・・彼ら(若者)は自分の置かれている状況を非常にポジティブにつくりだしていることが分かってきた。我々の世代で言うと校内暴力、もうちょっと上の世代なら学生運動がありましたね。今の若い人たちは「相手と相対化しないことで勝つ」。簡単に言うと、座り込みを始めたわけです。・・・・学生運動であればフォーク歌手であったり、ヒッピーであったり、状況を占用した人間がいたはずですよ。僕らの世代なら、テレビが校内暴力を煽っていたけど、今の人たちを「相対化しないことで勝つ」方向へ向けている主人公は、いったい誰なのか・・・いくら探しても居ないんです。居ないんだけど、同時多発的に彼らはやり始めたわけです。ということは、彼らをニートへ向かわせる社会現象が何かあるんですよ」・・・

なるほど、確かにそうかもね。。。
私は見る時間がなくて見てませんが面白そうです。


『さよなら私』みうらじゅん(著)/講談社

自分なんて探さないほうが、ぜったいに楽!
老若男女に関係なく、あきらめることから始めれば、きっと人生は楽しくなれる。
読めば気持ちが楽になって、人に優しくなれるみうらじゅんによる究極の人生指南書

こちらもみうら氏の本。エッセイスト、小説家、ミュージシャン、評論家、ラジオDJ、編集長、ライター、解説者など幅広い分野で活動している氏は1997年、「マイブーム」で新語・流行語大賞受賞。「ゆるキャラ」の提唱者、「仏像ブーム」を牽引した第一人者でもあります。
「自分なくし」「後ろメタファー」に笑いましたが納得です!
映画『色即ぜねれいしょん』も借りてきて見ましたが面白かった〜