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デパケン

抗てんかん剤 バルプロ酸ナトリウム

‐主な作用‐

脳の中枢に作用してけいれんを抑制するので、てんかんのけいれん発作を抑え、てんかんに伴って起こる、精神神経症状を抑えます。また気分安定剤として躁病の躁状態の抑制。神経症うつ状態(リストカット等)にも用いられます。

副作用など‐

発疹、造血障害そのほか重篤な過敏症状、吐き気、胃部不快感、ねむ気、腎障害、運動能力・集中力・反射機能の低下などがあります。重い副作用として急性膵炎が現れることがあるので、激しい腹痛、発熱、吐き気、嘔吐などのあったときは医師の診察を受けてください。まれに血液障害、横紋筋融解症の報告もあります。ある種の抗生物質(カルバペネム系)との併用では、この薬のてんかん抑制作用が弱まり、てんかんも起こすおそれがあるので、感染症のときこの系統の抗生物質は避けた方が安全です。重大な副作用として痴呆症、パーキンソンのような症状を起こしたとの報告もあります。

‐用い方と注意‐

1日量を2〜3回、徐放剤は1〜2回に分服します。徐放剤の顆粒は1日1回としますが、これは個々の患者の症状に合わせて服用量が指示されるので、医師の指示をよく守りましょう。勝手にやめたり、量を調節したりすると、症状を悪化させる恐れがあり危険です。眠くなったり、注意力が低下したりするので、服薬中は危険な作業や車の運転は避けましょう。他剤との併用で、作用が増強されたり、減弱することがありますので注意を要します。

‐その他‐

同じ躁うつ病の治療薬として使われる炭酸リチウム(商品名:リーマス)との違いとして、バルブロ酸(商品名:デパケンバレリン、セレニカR)は不機嫌な躁状態を伴う人に有効とされて、リーマスは気分が爽快な、典型的な躁病を伴う人に有効性が高いとされている。

後継商品

デパケンを徐放錠としたものとしてデパケンRがある。現在ではこれが使われる事が多い。