「天地初めて開けし時、高天の原に成れる神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」。高天の原とは宇宙の源、宇宙のそのものことです。前回は、天地の初め、この宇宙に初めて成りませる神について説きました。「成る」は「造る」ではありません。一つの細胞が手と成り、足と成るといった意味です。 次に高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、次に神産巣日神(かみむずびのかみ)が登場します。古くより「産霊(むすび)」と読み伝えられていますが、命を産む、魂(霊)を分けるといってもいいでしょう。全国八幡神社の総本山は44,000社。総本社は宇佐八幡神宮。全国に祭られている神々は総本社からの「分霊(わけみたま)」です…