お久しぶりの

菅沼さんへ

こんにちは菅沼さん、お元気ですか?
暦の上では冬になりましたねえ。

この時期にはそろそろ落ち着くかなー、落ち着いとってまたゆっくり話ができるといいなあと思いながら、先日はメッセージを送りました。
菅沼さんもお元気そうで何より、転職も決まったそうでおめでとうございます。

自然科学系の出版社、言葉の響きがいいな、とメッセージを読んだ時に思いました。
前からニホンザルの伊沢先生の話を菅沼さんがしてたのと、
昔、学研の科学読本を夢中で読んだことをあわせて思い出して、
自然科学とは、菅沼さんいい道をゆくなあ、と。

あらためて菅沼さんおめでとうございます。
素晴らしい本ができますように!


こちらはというと蛍池の新居で奥さんと二人、こちらも元気に過ごしています。
先週、ようやく引っ越しができて、ようやく生活も落ち着いたんですよ。
新居というてもだいぶ古いけど(笑

蛍池から歩いて5分くらいのところの2戸1軒の借家で、
収納は押し入れが数カ所と小さな納戸ぐらいなので、今は棚の設計が大きな関心事の1つです。
裏に土間みたいなところがあるので、そこで木を切ったり穴をあけたり、繋げたりくっつけたりしています。
棚の設計と同時に生活の設計ですな、この時期は。

そしてひとつご報告、11月の7日に入籍しましたんよ。
なんとなく気分がすっきりして不思議です。
三宅君ところで会った時に話したけど、あのときは菅沼さんともうちょっとゆっくり話ができたらなと、家に帰って思っとったんよね。
相手は真弓ちゃんという人で、長野出身のかわいい女の子です。また今度紹介させてね。

そんなわけで新生活が始まったというわけです(家は古い)。

久しぶりに書くと、痒いところに手が届かない感がやっぱりありますね。
それでも書いて行くうちにきっとだんだんわかってくるでしょう。
リハビリに付き合う気分でお相手いただけると幸いです(笑

今回はどういう風に進みましょうか。
そういえば菅沼さんは最近なにか読みました?
ご近況とかそのあたり、もし良かったら聞かせてもらえると幸いです◎

Have a nice day!
Ciao!

至15自16

2016年はどういう年になりますかねえ。
なりますかねえっていうか、どういう風にしたいかな。

さっき教えてもらったのはこちら。
野の医者は笑う

野の医者は笑う: 心の治療とは何か?

野の医者は笑う: 心の治療とは何か?

いつもありがとうね〜〜〜〜:D

2015年読んだ本(S式0817)

ガウスオイラー整数論 (吉田信夫 仕事の関係で)
ユークリッド原論を読み解く (吉田信夫)
バリー・リンドンサッカレー深町眞理子 訳 キューブリック監督の映画は最高。雰囲気や作品の主旨はかなり違うが原作も面白かった)
ニホンザルの生態 (伊沢紘生 ニホンザル学の異端。今はどうなのかな。フィールドワーカー。面白い)
◎消去 (トーマス・ベルンハルト 最高に良かった。けどひとにオススメはできない) 
◎野生ニホンザルの研究 (伊沢紘生 流し読み。論文集なので、読みづらいが、章末とあとがきがとても良い)
時計じかけのオレンジ 完全版 (アントニー・バージェス 再読。これもキューブリック監督が映画化。結末と作品の意図がかなり違う)
ニホンザルの山(森の新聞) (伊沢紘生 生き物系絵本。伊沢紘生サル学の入門編みたいな感じ。)
ニューロマンサーウィリアム・ギブスン やや流し読み。サイバーパンクの走り)
◎この国のすがたと歴史 (網野善彦、森浩一 対談で読みやすく、興味の対象が色んな方向に飛んでいるので面白い)
◎無心ということ (鈴木大拙 途中までしか読めてない)
ブッダの言葉 (中村元訳 丸山勇写真 佐々木一憲解説 すごい良かった。ブッダの言葉入門としては珠玉の一冊。新潮社刊——岩波のではない)
◎てんてんこまちが瞬かん速 (鴨田潤 イルリメの人の小説処女作)
◎学校で教えてくれない音楽 (大友良英 対談/講義録。タイトルと中身がちょっと違うかな)
◎四次元温泉日記 (宮田珠己 ゆるーい温泉探訪録。雰囲気が楽しい)
◎新世界ザル アマゾンの熱帯雨林に野生の生きざまを追う (伊沢紘生 伊沢先生のフィールドワーカーっぷりがもっとも楽しめる一冊。専門的でありつつ、アマゾン旅行紀としても読める)
◎悲しき熱帯 (レヴィ=ストロース 読みました。土人が出てこないところがだるい。土人が出てくるところは面白かった。中公クラシックス
◎BORN TO RUN 走るために生まれた (クリストファー・マクドゥーガル 面白かった。走り出したくなる本。)
◎ドミトリーともきんす (高野文子 マンガ。とても良かった。ネットでも概ね読める)
徒然草 (兼好 島内裕子校註・訳 訳者の文章が素晴らしい。)
◎個人的理由 (高田渡 若いときの詩集。)
◎独立国家のつくりかた (坂口恭平 車輪付きの家、やってみたい)
◎苦節十年記/旅籠の思い出(つげ義春コレクション) (つげ義春 貧乏っぷりが半端じゃない。意外と近所に住んでたことが分かって、テンションあがりつつ、下がりつつ。現在進行形となるとちょっと痛々しいところも。。。)
マーシーの薬物リハビリ日記 (田代まさし マンガ。依存症系の読み物、結構好きで読んでます。マーシーも好きだし)
◎子宮の中のエイリアン (エレイン・モーガン 生物学系ノンフィクションもの。ちょっと「と」。タイトルと発想が面白い)
◎アル中ワンダーランド (まんしゅうきつこ マンガ。面白いけど、色々と思いやられるところあり)
◎「論語」入門: 古いからこそいつも新しい思想 (安田登、湯浅邦弘など 一部のみ読んだ。中島敦「弟子」、谷崎潤一郎麒麟」が収録されているところが渋い)
◎チェッリーニ自伝 フィレンツェ彫金師一代記 (面白かった。悲しき熱帯で名前がでてきたので読んでみた。ルネッサンス当時の雰囲気がダイレクトで伝わって来る感じがよい)
◎私のもらった文学賞 (トーマス・ベルンハルト 小説ではないので、事実関係とベルンハルトの思いが分かって面白い。単純に文章も面白い。)
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 (坪田信貴 途中で放棄)
◎謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (高野秀行 ノンフィクションもの。面白かった。)
◎古代中国の文字から――身体感覚で『論語』を読みなおす。 (安田登 途中で放棄。論語本としてはかなり異端)
イスラーム 生と死と聖戦 (中田考 集英社新書 イスラム法学者によりイスラムの解説。面白いがかなりイスラム寄りの解説(そりゃそうだけど))

整体 楽になる技術 片山 洋次郎

整体 楽になる技術 (ちくま新書)

整体 楽になる技術 (ちくま新書)

心理学で不安ととらえられる現象は、整体では胸の緊張であり、腰推をゆるめれば解消する。つまり身体が心をドライブしているのだ。整体とワークショップで20年間見つづけてきたかずかずの身体の物語から、医学とは異なる身体像を提示し、気持ちのいいからだを手に入れる方法を紹介する。

片山/洋次郎
1950年川崎市生まれ。東京大学教養学部中退。現在、気響会整体道場を主宰。20歳代半ば、自身の腰痛をきっかけに整体に出会う。その後「野口整体」の思想に触発されながら独自の整体法の技術を創り上げ、気響会整体道場を開いて多くの人の身体と心の間のコミュニケーションを回復してきた。21世紀を、身体がものを言う時代ととらえ、身体の現場から、「身も心もチョット楽になる方法」を提言している。

このところ読んだ本のリスト

を作るとなにかと便利そうなのでここにリスト化していこうと思います。
気になる本があったらコメントくださると嬉しいです。
よろしくお願いします。

封神演義(八木原一恵抄訳、例の漫画の種本)
◎知の逆転(NHK新書の科学者インタビュー集)
◎整体 楽になる技術(片山洋次郎、胸騒ぎの腰つき)
ベンヤミン テーゼ再読(今村仁司、私も再読)
◎覚悟力(藤堂マサツネ、最近買った硬派な本)
◎14歳からの哲学(池田晶子、ほんまの良書と思う)
◎自我と無意識(ユング、ここんところの参考書、物語として)
◎こんな風に過ぎて行くのなら(浅川マキ、最近ポルトガルのファドを聴いていると言ったら友達が貸してくれた)
◎天風先生座談(中村天風宇野千代編)
地球の歩き方インドネシア(行ったあと眺めています)
◎呪いの時代(内田樹、なんというか扱い方の難しい内容)
◎僕らの民主主義なんだぜ(高橋源一郎、この人の言語感覚がほしい)
◎オン・ザ・ボーダー(沢木耕太郎、始めの与那国の花酒から怪しい魅力
◎<戦前>の思考 (柄谷行人講談社学術文庫、去勢の話興味深い)
◎浮上せよと活字は言う (橋本治、再読、超重要)
◎ギヴァー 記憶を注ぐ者(ディストピア物のSF小説、最近やったか映画化されてた)
◎ 星を継ぐもの (創元SF文庫、超面白いSF名作
◎恋に溺れて女になる(ススメに応じて買った、表紙が少し恥ずかしい
◎救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる (藤井聡、大事と思う。維新との喧嘩は幻滅
◎レトリック (文庫クセジュ、勉強したい内容の一つ、そもそもレトリックとは?「レトリック感覚」、「レトリックと人生」も読みたい。
◎初夏の色(橋本治、この人の優しい眼差しはほんまに…。厳しくなければ優しくなれないし、優しくなければ厳しくなれないと思う。
屍者の帝国伊藤計劃円城塔の合作(?)伊藤氏の絶筆を円城氏が継いだ。「密かに大きな政府」の実験か。某所にて暗に紹介される。
ハンナ・アーレント中公新書。台湾に行くときに読もうと成田で購入、新書かくあるべしという良書。
◎問いの読書術(大澤真幸、これから読むけどなぜかひとりで読む自信がない。
◎デザインのデザイン(原研哉、これから読もうと思っている本。
◎忘れられた日本人 (宮本常一岩波文庫、教えてもらった本。伊予弁はこのままだとほんとになくなると思うので意識して使うようにしてる。)
◎饗宴(プラトン岩波文庫、当分読めなかったけど、最近読むと面白かった。
(20150812)

見つけたり新しく買ったりすれば随時追加していこうと思います。
どれか選んでまとめたりできるといいんですが…それはオイオイ。


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