使われなくなった車両を廃車する目的で行われる回送。廃回と略す。
多くは解体目的で行われる。通常、営業列車の合間を縫って行われるが、営業列車がいない時(夜間終電後始発前)に行う場合もある。
車両を自力で走らせるタイプと、機関車に引っ張られるタイプの2種類がある。機関車で電車や気動車を廃車回送する場合、ブレーキが異なるため、伴車や控え車等を連結する。(マニ50・クモヤ143等)
自然災害や地上端子機や狭小トンネルなどの影響で、迂回する場合もある。
廃車回送⇔配給列車・甲種輸送
113系S224+マリ106長野への自力廃車回送。(上越線経由)
山手線6ドア車サハE230-505〜サハE230-508廃車回送。(中央線経由)
この例では三鷹からE231系0番台1編成(B27)のクハモハを東京総合に一時転属させた上で伴車として運用した。
JR東海は高山本線/太多線と紀勢本線/参宮線/名松線で使用されていたキハ40系列とキハ11系の300番台以外を置き換えるために、2010~2016年にキハ25系の0/100番台を5編成10両(編成番号:P1-5)、1000/1500番台を12編成24両(編成番号:P101-108, M1-4)、そして1500/1600番台を14編成28両(編成番号:M101-114)の合計62両投入した。 2013/9/23 キハ25 0番台 P3編成導入当初は伊勢神宮の式年遷宮で駆り出されて車両不足になったキハ75の代わりに武豊線の運用に就いていた。 紀勢本線/参宮線に投入されたのはそのうち、1000/11…