使われなくなった車両を廃車する目的で行われる回送。廃回と略す。
多くは解体目的で行われる。通常、営業列車の合間を縫って行われるが、営業列車がいない時(夜間終電後始発前)に行う場合もある。
車両を自力で走らせるタイプと、機関車に引っ張られるタイプの2種類がある。機関車で電車や気動車を廃車回送する場合、ブレーキが異なるため、伴車や控え車等を連結する。(マニ50・クモヤ143等)
自然災害や地上端子機や狭小トンネルなどの影響で、迂回する場合もある。
廃車回送⇔配給列車・甲種輸送
113系S224+マリ106長野への自力廃車回送。(上越線経由)
山手線6ドア車サハE230-505〜サハE230-508廃車回送。(中央線経由)
この例では三鷹からE231系0番台1編成(B27)のクハモハを東京総合に一時転属させた上で伴車として運用した。