→ GASOLINE
石油の一種。
自動車用の燃料は、オクタン価によってレギュラーガソリンとプレミアム(ハイオク)ガソリンの複数グレードに分かれる。
■ガソリンとは?
車を動かすための燃料としてガソリンは石油製品の中で最も広くその名が知られています。 複数の石油成分をブレンドし、添加剤を加えて作るため、石油製品の中では最も複雑な製品ともいわれています。
昔は四エチル鉛や四メチル鉛が含まれていたが、公害対策から昭和50年にレギュラーガソリンが、昭和58年にプレミアムガソリンがそれぞれ無鉛化されており、現在市場に流通しているガソリンはすべて無鉛ガソリンである。
近年ではガソリンの精製時に含まれる硫黄分を10ppm以下に抑えた「サルファーフリーガソリン」が世界的に流通し始めている。
石油高騰と地球温暖化の両面から期待される燃料。ガソリンに対するエチルアルコールの混合割合によってE3(エタノール3%)などと表記する。
E3やE10では現行のエンジンでの燃焼が可能とされる。また、アメリカやヨーロッパでは、すでにエタノールを85%ガソリンに混入する「E85」という燃料を標準化する模様。
GMなどがバイオエタノール混合ガソリン対応車を推進。トヨタは電気とガソリンのハイブリッド車で対抗しているが、ブラジル輸出のためのエタノール専用車の研究開発に着手。
エタノールはバイオマスから創ることから枯渇しない「再生可能資源」として期待されるものの、ジェットエンジンには凍結の問題があり不向きな他、大豆トウモロコシサトウキビなどの作物を利用すると、需要増加による価格高騰で本来の用途に悪影響が出る他、本格的な普及の際に必要な生産量が確保できないといった問題がある。