想像の共同体とは、ベネディクト・アンダーソンが、自分たちが住む世界は想像する共同体であって、例えば、国家を説明するものだったりするわけですが、それは近代という時代に特有の国家の形成を説明するものであり、今で言うならば、この世界全体を説明するものです。 今や世界は地球全体に、もしくは、宇宙へも広がっている事が想像できるわけで、その意味で、現代は、それらをひっくるめたすべての想像する世界の中を生きているわけです。 また、自分たちの生きている世界は、主観的に抱く世界であり、その事を想像する世界とも言っているわけです。 世界に対する理解は、想像する世界を与えるのであり、世界に対する把握、解釈は、同様に…