ヴォーカルは音響がいろいろあるので、 息が伸ばせないとか声が張れないということが 致命的にまではなりません。
A.いろいろとありますが、呼吸ですから、そのまま息が続かないことを、ロングトーン、長く伸ばせないこと、もちろん、大きな声が出せないこと、大きくしたり、小さくしたり、メリハリが付けられないこと、喉が痛くなったり、ビリビリしたりすることなどもあります。
A. わかりやすいのは、声が出ないこと、長く伸ばせないことです。もう少し細かく見ると、裏声、ファルセットが出しにくい。その切り替えがうまくいかない。音程が取りにくい。声が響かない。声が裏返る。大きな声が出ない。声がくぐもったり通らない。弱く出せない。発音が不明瞭になる。滑舌が悪い。硬い声になる。声が割れる。声に艶がなくなる、などです。
A. これも高音と同じように、どの程度のレベルのことでいうのか、どういう人なのかによって、違ってきます。出せないというのは、弦は張ると高音は出るが、ゆるめても低いところは出せないみたいなことのように、生理学的理論では説明されています。張りすぎると切れると思いますし、緩めると、それなりに低くなります。話している音域は、歌から見ると低音ですから、それより低いのが出にくいのは当たり前です。持って生まれたものによる、個人差があるということでは、高音と同じことです。
A. ほとんどの場合は、浅い呼吸の人が多いです。つまり胸式優位の呼吸です。胸式呼吸だけでは、発声したときに息をうまくコントロールできなくて、硬い声になりやすいです。首や肩の筋肉が緊張しやすいために、緊張した発声の状態になりやすいのです。やわらかい響きのある声が出ない、長いフレーズを言い切れない、声が長く伸ばせないなど、ではないでしょうか。呼吸から改善することです。