寒さが極みを迎えるとき。ここを越えれば春が来る 今日から約2週間は二十四節季の『大寒』の節季。江戸時代に編纂された『暦便覧』で「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と記されているとおりで、寒さの極みを体感する時期である。 厳しい寒さで気持ちが滅入ったり疲労が増大することが多いが、一方で、レンコンやカブなどの冬野菜を堪能したり、ダイダイや寒椿や水仙など冬を彩る植物に癒やされる時期でもある。山あいの自然豊かな場所に行けば雪の下でフキノトウが小さく芽吹いていることを発見することもあるはずだ。 同様に、木々の幹の中では春の芽吹きに合わせて準備が進んでいることだろう。 「モノゴトは極みを迎えれば必ず…