ヤフーニュースで、「がんの手術も2~3カ月待ちが当たり前になる」現役の病院長だからわかる"10年後の日本が直面する医療崩壊"。 ※本稿は、熊谷賴佳『2030-2040年医療の真実 下町病院長だから見える医療の末路』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです という記事を読んだ。その中で、 1人の患者さんに、年間約3500万円かかるような高額な薬も保険で使えると。 ちょっと、考えた。 健康保険の仕組みを作ったのは、昭和30年代か。 薬の一錠が、数円から数十円くらいだったか。 一年使っても、365円×数十倍、三十倍としたら、一年間で約一万円の薬代。 それが、今、一人に年間約3500万円の薬代なら…