県大会に出場する為に、練習に励んでいる人から「大会で良い成績を出す為には、自分の太極拳は、何処を直すべきか見て欲しい」と依頼され、幾つかアドバイスをした。 その中で一番強調したのは「膝が捩じれている事に気付かず、無理な姿勢で練習を続けては駄目だ」という事。 【捩じれが出やすいポイント】 ①野馬分鬃や摟膝拗歩で、后坐した後、碾歩する時、後ろ足の膝が、爪先方向からずれて内側に入っては駄目。身体に対して両方の胯を均等に広げる様にして碾歩する。後ろ足の膝は動かさない。むしろ外方向に張り出す意識をもって碾歩する。 ②虚歩で手を動かす時は、膝が捩じれない様に、特に注意する。 ㋑白鶴亮翅で手を広げた後、右手…