1. 夏越の祓とは?(日本の6月の浄化儀式) 夏越の祓(なごしのはらえ)は、日本で古くから行われてきた「半年分の厄や穢れを落とすための儀式」です。毎年6月30日頃に全国の神社で行われ、茅(ちがや)という草で作られた大きな輪をくぐる「茅の輪くぐり」が象徴的な行事として知られています。 夏越の祓は、古代から行われてきた「大祓(おおはらえ)」に由来すると考えられており、その中の6月末に行われる「夏の大祓」が発展したものです。平安時代の宮中行事として、『延喜式』(927年完成)の大祓の作法が記録されており、国家的な祭祀として重視されていたことが分かります。古代の人々は、病気だけでなく災厄や穢れ全般を祓…