1902年、資生堂薬局の一角に誕生したソーダファウンテンから始まり、120年以上にわたって銀座の地で日本の「食文化」をリードしてきた、株式会社資生堂パーラー。その第29期(2024年12月期)の決算公告が、2025年3月24日付の官報に掲載されました。本記事では、その決算内容を分析し、日本の美の殿堂が「食」の分野で守り続ける伝統と、未来への投資戦略を考察します。 20241231_29_資生堂パーラー決算 第29期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 6,734 (約67.3億円)負債合計: 3,935 (約39.4億円)純資産合計: 2,798 (約28.0億円)当期純損失: 54 …