手書きしていてどこが疲れてくるかはひとによる。わたしはむかしから親指の第一関節にくる。万年筆の場合、筆圧をあまりかけずにすむので、もともと親指にやさしいのであるが、それでもややもすると疲れてくる。 解決策として、もっと握りこんでしまうことにした。毒を食らわば皿までである。クライミングにおいて「ホールドを持てないならもっと握ればいいじゃない」というのとおなじである。こういうのはすぐにエスカレートして「ホールドがないなら親指でつくればいいじゃない」などといいだすので、たいていはケガにつながる。 おなじ症状をもつひとがいるのかわからないけれど、以下にひとまずメモしておく。 1 親指と人差し指で輪を作…