※この記事は、発達グレーの息子と学校とのすれ違いを通して、「不登校のリアル」と「制度への違和感」を、親の視点から綴るエピソード編です。 学校に行かなくても、ゲームをして、ごはんを食べて、笑うこともある。だから一見、「大丈夫そう」に見える。でも実際には、昼夜逆転、無気力、不安定な感情…複雑で脆いバランスの上にいる毎日でした。そのなかで私が気づいたのは、「生きる力」は数字では測れず、もっと感性に根ざすものだということでした。 ■「社会に出られない子」ではなかった——けれど“普通”ではない日々 息子が完全に不登校になってからの半年間。私たちの生活は、表面的には穏やかにも見えました。 日中に起きられた…