栗山町の小林酒造へ行った。 日本酒について詳しいわけではない。酒蔵の歴史を調べに来たわけでもない。ただ、カメラを持って敷地の中を歩いてみると、古い建物の中や庭のあちこちで、妙に気になるものが次々と現れた。何かを探しに来たわけではなく、気づいたら足を止めていた、という感じに近い。今回は、それを見つけた順番のまま辿ってみることにする。 駐車場から壁沿いに歩いていくと、蔦に覆われた倉庫が唐突に現れた。入口がどこなのか、しばらく分からない。案内板も、順路を示す矢印も見当たらない。よく見ると、上の小窓が眉毛、その下のくぼみが目、入口が口、庇が髭のようにも見えてくる。まるでジブリの世界に迷い込んだようだっ…