写真家。 関連語 リスト::写真家 1947 群馬県に生まれる 1953 横須賀に家族と移る 1970 多摩美術大学デザイン科織りコース中退 1975 写真を始める 1979 第4回木村伊兵衛賞 (シリーズ「アパートメント」に対して) 1999 第11回写真の会賞(「AIR」展に対して) 第15回東川賞国内作家賞 (「1・9・4・7」から 「SCARS」に至る作家活動に対して) 現在、東京都在住
1996年のオープンから25周年を迎えた、写真・メディアアート類を扱う「The Third Gallery Aya」の記念展。石内都、岡上淑子、山沢栄子のグループ展という、主に女性作家を取り上げてきた同ギャラリーを象徴する、パワフルかつ贅沢な企画だ。美術館で観るのとは全く異なる体験となったのが面白かった。 【会期】2021.7/10(土)~8/7(土)(7/27展示入れ替え)
2017-18の横浜美術館『肌理と写真』以来の、石内都の大規模な展示である。横浜での展示とは異なり、作者が撮り続けてきた「目に見えない時間」の脈を辿りつつ、近年の日常の中で撮られたスナップと、台風の浸水で被災した自身の収蔵作品を写した写真を提示するという、代表作の提示に留まらない構成がユニークだった。 【会期】2021.4/3(土)~7/25(日)
太平洋戦争下の閉塞した日常を生きる、19歳の里子(二階堂ふみ)。母(工藤夕貴)とふたり暮らしだった家へは、焼け出された叔母(富田靖子)が転がり込んできた。いよいよ本土決戦が迫る中で、里子は隣に住む妻子持ちの男(長谷川博己)と関係を持ってしまう。
Sちゃんと神保町で遊んだ。ぼくは神保町にはほとんど来たことがない。神保町はカレーと古本屋の街、というイメージだった。以前、ユーチューブでピース又吉がそう言っていた。はるかむかしに、一度だけ神保町に来たことがあるような気がした。そのときは柴田聡子のライブがあったんだっけ、あれはどこか別の場所だっけ。忘れてしまったな。ぼくはカレーをたのしみにしていた。古本よりはカレーをたのしみにしていたのだ。ボンディという有名な店でカレーを食べることにした。 ぼくはインターネットで調べものをするのも、地図を読むのも苦手だった。Sちゃんだってそういうことが得意なわけではないだろう。でも、だいたいのことをSちゃんに任…
朝から晴れてきれいな冬の空がひろがる。 今日は国会図書館の入館予約をしている日なので、午前中の早い時間に家を出た。バスと電車で永田町駅まで行き、11時過ぎに国会図書館に着いた。 歌人の永井陽子さんが1975年から1980年まで参加した核ぐるーぷの同人誌「核」のバンクナンバーを閲覧して、永井陽子さんの短歌作品、コラムやこの歌人について論じている文章などのコピーをとった。 核ぐるーぷの代表を務める早川桂さんの永田陽子論、「時間をさかのぼるー永井陽子をめぐるメモー」が掲載されていて興味深く読んだ。 また、永井陽子さんの二番目の歌集『なよたけ拾遺』について様々な意見がかわされた「なよたけ拾遺批評特集』…
天気予報では東京は朝から雪が降り、気温が下がれば大雪警報が発令される事態になるということだったが、こんな大ごとにはならなかった。 朝は雨が降り、お昼前から雪に変わったが積もる様子はない。 ただ、寒いので一日ずっと家にこもっていた。この前(1月6日)は雪がちらつき始めたころから外出し、降り積もった夜になり帰宅したがあの日とは大違いである。6日は天気予報も大雪をほぼ予想していなくて、想定外の大雪だった。その反省を踏まえてか、今回は前日から大雪の備えを、という呼びかけが盛んになされたが、今回はいまのところそれほど大変な事態にはなっていない。 午前中は浜松の友だちから電話があり、2時間弱の長電話を楽し…
1/13(木)起きてラジオをつけるとバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタが流れてくる。コーヒーをいれて、レモンチーズトーストを食べた。バナナも食べた。通勤電車の中で堀切辰一 『布のいのち』を読む。 職場にて、弁当のおかずは炒り卵、鮭の塩焼き、ほうれん草。やがて退勤。映画館で「花椒の味」を観る。冒頭の父親の表情でもう涙が出てしまった。ああやって笑いかけられても、笑い返したり駈け寄ったりできないばかりの半生だった。圧巻の、道教の葬式のシーン。作中人物もあっけにとられていたがいまいちどう捉えられているかわからなかった。香港のゴキブリは茶色い。長女と次女の作り笑いの美しさと悲しさ。 胸がいっぱいになってし…
不思議な取り合わせの二人展だ。ガチンコのモノクロフィルムの写真作家・林直と、微細なコラージュで儀式のような配置を施す作家・上野王香。2022年に同「BLOOM GALLERY」にて、それぞれの個展が予定されており、本展示はそのプレ展示のような企画だ。 二人の作品はかなり異なるが、新型コロナの禍中で作られたという共通点がある。 【会期】2021.12/8~12/25
朝 肉そば、茹で卵、お餅 夜 キムチ玄米チャーハン 2Bchannnelのコンテンツのひとつに「写真学生」というものがある。高円寺在住の写真を学んでいる若者に話を聞くシリーズで、すでに3回アップしている。彼の部屋と彼が撮る写真のギャップに徐々にファンが出始めた。最近は撮影仕事もしているようだ。本日4回目の収録は「写真学生に写真を見せてもらう」の続編。前回大学に提出した作品は先生方から高評価を得た。ベタ褒めだったそうだ。ところが次の提出では、同じようなものを撮っているにもかかわらず酷評。というか怒られたそうだ。それが何かを検証してみようということになった。 彼が撮り続けているのは路上であったり風…
晴。午後から風が強くなった。 美容院。髪を切って、部分的にカラーを入れてもらった。相変わらず、雑誌のチョイスがちょうどいい。ロニ・ホーンのインタビューと平田オリザが17才で世界一周した時に読んだ本の話と石内都の学生時代の話を読んだ。どれも短い記事だけど、ちょっとずつ勇気づけられた。お昼は元町で鶏塩ラーメンを食べた。半透明の縮れ麺に鶏ワンタンと焼豚と春菊、柚子を足してもいいけど足さなかった。帰りに、予約していた本を受け取りに図書館に寄ったけど、取りに行くのが遅過ぎて予約期限が切れていて受け取れず、また予約しますと言って帰った。また予約はしないかもしれない。 昨日は『ペパーミントキャンディ』と『弁…
「KG+SELECT」2021の後編、全9組中4組をレポート。後編は、⑥藤井ヨシカツ、⑦吉田多麻希、⑧山本郁、⑨フレデリック・メリー を紹介する。 なお、10/16(土)夕方、「KG+SELECT 2021 "Grand Prix by GRAND MARBLE”」、今年度「KG+SELECT」最優秀賞として、吉田多麻希『NEGATIVE ECOLOGY』が選出された。
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。今が旬の逸品といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 今週の書評本(◆掲載された媒体→タイトル・著者・出版社・税込価格) ◆朝日新聞:8月21日 28冊 向田邦子ベスト・エッセイ 向田邦子 ちくま文庫 990パイドロス プラトン 東京大学学術出版会 3,410ハウスマン全詩集 A・E・ハウスマン 沖積社 古書フェルマーの最終定理 サイモン・シン 新潮文庫 985初詣で/己丑の大火/梅花下駄/一夜の夢 照降町四季(一~四) 佐伯泰英 文藝春秋 各2,420世界ピクト図鑑 サインデザイナーが集めた世界のピクト…
大谷記念美術館で開催されていた、石内都氏の作品展にとても感銘を受けたので、もう少し彼女の作品について理解を深めようと、写真集などを数冊購入しました。 購入したのは「モノクローム」という写真エッセイと、「イノセンス」「連夜の街」の写真集二冊です。 どれも廃版になっているため、中古本でしか買えなくて、定価よりも少し高いお金を出しての購入です。手元に届いて内容を見てから、焦って買ってしまったかも・・・と少し後悔しました。 というのも、写真集を見ても、美術館での展示写真ほどいいと思えなかったからです。美術館の写真は、大きく引き伸ばされていて、フォルムの粒子がよくわかるくらいのプリントでした。画像が荒く…
写真展をした。 今年はいつもよりも並び方とか、何を見せたいかとか色んなことを考えた。いつもは暗室でキャビネに焼いたものから良いカットを選んで、試行錯誤しながら焼いていくんだけど、今回は先にイメージを作ろうってことで、トリミングとか色んなことをする前提でイメージを考えようとした。 頭の中でいくら考えても、あんまりぴんと来るイメージが作れなくて、これはダメだなって思って、一度ほぼ全コマキャビネにプリントして、それをスキャンしてLightroom上であれこれやってみて、コンビニプリントで印刷してハサミで切ったりしてギャラリーに並べたイメージとかを作り込んだ。実は今回の写真展に備えてデジタルカメラで撮…
7/29(木)7時すぎ起床。コーヒーをいれて、フレンチトーストを食べた。洗濯物を取り込んで家を出る。 電車の中でブレイディみかこ「花の命はノー・フューチャー」を読む。 読み通せるか不安になる文体だが、意外と大丈夫だ。西日本風味だからだろうか。 職場にて、弁当のおかずはなすとピーマンと豚肉の南蛮漬け、炒り卵。やがて退勤。 100円ショップに寄ってアタックゼロのようなワンプッシュボトルを探す。キッチン用品のドレッシング用ボトルなども見てみるが、適当なものはない。帰って調べると、使い切ったものに詰め替えるしかないようだ。ワンプッシュで5mm出るらしい。柔軟剤も漂白剤もこれにしたいのだが、長い月日がか…
2021年08月08日号(通巻655号) 表紙:仁科芳雄さん(1890-1951) 8/4(水)15時 国立映画アーカイブ「逝ける映画人を偲んで 2019-2020」 『映像評伝 仁科芳雄 現代物理学の父』(1991) 監督/野崎健輔 https://www.nfaj.go.jp/exhibition/yukeru202106/ 8/7(土)23時 ETV特集 『日本の原爆開発〜未公開書簡が明かす仁科芳雄の軌跡』 https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/