写真家。 関連語 リスト::写真家 1947 群馬県に生まれる 1953 横須賀に家族と移る 1970 多摩美術大学デザイン科織りコース中退 1975 写真を始める 1979 第4回木村伊兵衛賞 (シリーズ「アパートメント」に対して) 1999 第11回写真の会賞(「AIR」展に対して) 第15回東川賞国内作家賞 (「1・9・4・7」から 「SCARS」に至る作家活動に対して) 現在、東京都在住
「@ggg」で開催されている”2024 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展”に関連する企画展。 毎度のことだが、片方を観ればもう片方も観たくなるのは人の性。 一部、作品の重複はあるものの、本展の物量と作家数の多さは特筆もの。 夏休み・お盆休みとのこともあろうか、会場内は多くの、特に若者で溢れている。 例年、自身のフィールドの狭さを思い知らされる機会ながら、今年も忘却力の増進に気づかされる。 昨年「ggg」で開催された展覧会は全て行っているハズも、本展で並んでいるポスターの幾つかは記憶に無いもの。 昔はこんなこと有り得なかったのに・・・・、と肩を落とす。 さはさておき、目玉の一つに「ヒロシマ・アピ…
広島平和記念日の朝です。世界が平和になりますように祈ります。 1945年8月6日、原爆投下直後の広島の様子 pic.twitter.com/cTj1QqW5ay — RekiShock(レキショック)@日本史情報発信中 (@Reki_Shock_) 2024年8月5日 西瓜糖の山像かおりさんが石内都さんの「ひろしま」という写真集を紹介していた。 原爆が落とされた場所には日常があった。今まで様々な資料を読んだけれど、私が一番衝撃を受けた #石内都 「ひろしま」と言う写真集。是非、どこかでページを開いてみて下さい。現実が、はっきりとした現実がそこにあり、忘れてはいけないことを肌で感じられるから。8…
現代美術を展示する美術館の空間は余計なものがいっさいない。ニュートラルで自由な空気に満ちている。私がどのように展示したいのかその方向性がはっきりあれば必ずその壁面は写真をしっかり受け止めてくれる。 (石内都のエッセイ集『写真関係』収録の「美術館にて」より)。 写真関係 (単行本) [ 石内 都 ]価格: 3080 円楽天で詳細を見る 各地の現代美術館で自らの写真作品の展示を行なってきたプロ写真家・石内都のエッセイの一節。 なにかを展示するために提供されることを前提としてデザインされた空間の、個別の展示の際の方向性を決めるのは展示者(アーティスト)自身。 そして各展示者の方向性によっていかように…
何事も愛しすぎると別れはそっけなくやってくる。 (石内都のエッセイ集『写真関係』収録の「モノクロームからカラーへ」より)。 写真関係 (単行本) [ 石内 都 ]価格: 3080 円楽天で詳細を見る モノクロのフィルム写真からスタートした写真家の石内都。 モノクロの世界に魅せられており、カラー写真を撮ることなど考えてもいなかったのだが、あることをきっかけにカラー写真を撮るようになり、ふと気づけばモノクロ写真は遠い存在になってしまっていた…… という内容のエッセイの終盤に登場するフレーズです。 ※この「フレーズたち」は、書籍を読む中で印象に残ったフレーズを紹介していこうというカテゴリーです。 で…
何の衒いもなく、作者にとっての「銀座」が写真で紹介される。 1947年に生まれ横須賀で育った彼女にとっての「銀座」は我々の世代や育環境の人間とはまた異なる感慨がある場所なのだろう。 並んでいるのは直近のモノながらも、おそらく原風景は引きずっているのだろうし、その頃に在った店が今も続いていることにはやはり感慨を覚える。 「オムライス」「香水」「草履」「釦」「カクテル」「包丁」「鋏」「絵具」「天麩羅」と。 ああ、そうした一流の品が在る場所だなと、改めて認識もする。 会期は~10月15日(日)まで。
ごきげんよう、式部です。 先日SUPER LABO STORE TOKYOにて、石内都 「Naked Rose」鑑賞したので 今回はその感想です。 www.superlabostoretokyo.com 石内都とは 群馬県生まれ、横須賀市育ちの写真家。 自然や皮膚をテーマにした作品を多く残している。 SUPER LABO STORE TOKYOについて 東京都千代田区にある写真をテーマにしたコンセプトストア。 写真集の販売や展示を主に行っている。 詳しくはHP参照。 www.superlabostoretokyo.com カタカナの看板とショーケースのネオンが特徴です。 この様に写真集が並んで…
映画「長崎の郵便配達」がよかった。 ので、図書館でそのもとになった書籍を借りてみた。 これがいいんだなぁ。 もちろんスミテル少年の被爆体験を語っているのだが、生まれてから被爆前、被爆、被爆後の生活、考え方、人との交わり、戦争遂行者たちの考え、そして作者(戦闘機パイロットだった)自身の考えなど、様々な視点や光景がないまぜになって、うねるように思考を揺さぶってくる。 自然を愛していたという作者の表現は、暗く重くなりがちな被爆体験談に別の視野角を持ち込んでくる。 戦争遂行者たちの考えや科学的データの端的な記述が、視野を広げてくれるとともに、読者である自分の立場を感じ考える上での材料を提示してくる。 …
1996年のオープンから25周年を迎えた、写真・メディアアート類を扱う「The Third Gallery Aya」の記念展。石内都、岡上淑子、山沢栄子のグループ展という、主に女性作家を取り上げてきた同ギャラリーを象徴する、パワフルかつ贅沢な企画だ。美術館で観るのとは全く異なる体験となったのが面白かった。 【会期】2021.7/10(土)~8/7(土)(7/27展示入れ替え)
2017-18の横浜美術館『肌理と写真』以来の、石内都の大規模な展示である。横浜での展示とは異なり、作者が撮り続けてきた「目に見えない時間」の脈を辿りつつ、近年の日常の中で撮られたスナップと、台風の浸水で被災した自身の収蔵作品を写した写真を提示するという、代表作の提示に留まらない構成がユニークだった。 【会期】2021.4/3(土)~7/25(日)
太平洋戦争下の閉塞した日常を生きる、19歳の里子(二階堂ふみ)。母(工藤夕貴)とふたり暮らしだった家へは、焼け出された叔母(富田靖子)が転がり込んできた。いよいよ本土決戦が迫る中で、里子は隣に住む妻子持ちの男(長谷川博己)と関係を持ってしまう。