人間の適応力は、生存する為に備わった基本的な性質ですが、それは動物であるがゆえに備わっているのであって、自分らしくあるということとは関係ありません。 人は生きていかないといけませんから、環境に合わせて適応する事が何においても優先されるわけで、自分らしさと関係なく、先に適応した結果の自分が育っていくわけです。 ある意味において、その適応による発達は、確かに、自分らしさを育ててもいるわけですが、自分を自由にしたり、幸せにしたりする事とは別に、それ以上の力で適応する事で形成されていくわけです。 とは言え、自分自身に不自由を感じたり、自分自身を抑圧していたり、何か我慢しているように感じたりする事もあっ…