ストレスは漢方で捉える「肝」と密接不可分な関係があります。「肝」は漢方的に、血を貯蔵し氣の流れを調節する働きを持ちます。氣血の流れを通して自律神経系や感情の動きを滑らかに調節しています。同時に「肝」は脾胃に働きその消化吸収機能を補助します。 「肝氣」は様々な原因によりその働きが異常を来たします。例えば、強いストレス、過労、激しい怒り、慢性的な苛々や過度の緊張状態が長く続く時、などです(表)。こうした状態では「肝氣」の流れが阻害され、多彩な症状を惹起してきます。苛々、不眠、逆上せ、耳鳴り、落ち込みが強く抑うつ気味となります(肝気鬱結)。また、目の充血、ため息を頻繁につく、等です。同時に脾胃との連…