ブログに書きたいことネタ帳にタイトルの文言があった。 なるほど、いいんじゃないかと思ったので書こうと思う。 生まれ育った村 生まれてから高校の終わりまでの18年間を過ごした場所で、田舎県の中心からだいぶ外れた市のさらに外れにある寒村である。 田舎生まれの若者のご多分に漏れず、10代だった僕は田舎及びそこで暮らす田舎者に対して呪詛を吐くことで自らを一段上に置こうと腐心していたのだが、その矛先はあくまで県であったり市であったりひとつふたつ大きな集合体に向かっており、住んでいた村については一貫して好意的だった。赤ら顔の村長や村はずれの神社に出入りする祈祷師を名乗る老婆に洗脳されていたわけではなく、純…