私は、自分が何なのかよく分からない。 自分のことを理解しているようで理解していない部分があって、それが何なのかもよく分からない。 心身共にボロボロになるまで働いて、命の危険すら感じて、「私はこの会社のために、この仕事のために死ねる?」と自問していた。「ここで死んだら何のために今までこんなに必死にやってきたんだ。ここで辞めるのは悔しい。けれどもうこの状態から解放されたい」そんな思いを抱えながら、結局、会社を辞めた。心も身体ももう何年も前からとっくに限界を超えていたんだ。 会社を辞めてから、少し時間に余裕が出来たせいか、今までの自分を振り返ることが多くなった。そして、私は、今まで自分自身と向き合っ…