エビと玉子の炒めもの

エビと玉子の炒めもの

運よく " 期間限定20%増量中 "

たまに無性にエビが食べたくなることがあります。もちろんカニもいいんだよ、シャコだって美味いさ、けれどもエビでなくてはならない何かがあって、それが何なのかはエロおやぢの知るところではないのですけれど、とにかくエビなんです。
確かにお安いものではありませんが、それでも東南アジアからの冷凍輸入品の中には高品質で食味の良いものもあって、上手く見極められれば平素の食事にも導入可能なものだってあるのですね。

冷凍むきえび

先日見つけたものは大粒の " むきえび " ですが、コーティングの氷ばかりが分厚い悪徳偽装商品ではなく、程よい保護膜になっている正統派のものでした。しかも運のよいことに " 期間限定20%増量中 " というオマケ付きの商品ですよ、これは普段はなかなか出来ないお料理にして思いっきり楽しんでしまいたくなるものなのですな、当然のように即カゴです。
エビグラタンもいいなあ、アボカドとミックスしてサラダ風オカズも魅力だし、エビチリってのもオーセンティックな路線で堪らないよねえ…と逡巡するココロは夕刻まで続くのです。

エビと玉子の炒めもの   MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8  SONY α7

しかし最後の決断は先日のキクラゲ玉子炒めでの成功体験ですね、これが大きく影響しました。ミッドウェー海戦のように様々な情報に振り回されて判断を二転三転させるようなことはしません、テメーの信念を貫き、これまでの経験と培ってきた技術を信じて、大粒むきえびを炒めた玉子と共にいただく『エビと玉子の炒めもの』で大勝負に打って出るわけです…って、たかが庶民の料理なんだから大袈裟にするなよ。

ココロクラフト ホワイトエール

いや~ぷりぷり美味いです。そしていい香りですねえ、ジツに心地よい。炒めた玉子のふんわり感や旨味も申し分ありません、これはやはり中華の王道らしいひと皿ですよ。
相棒のビールはヤワな感じのラベルデザインや「くつろぎ時間のクラフトビール」なんてキャッチから、もっと軟弱な風味のビールかと想像しておりましたが、なになにしっかり喰い込んでくるビターがあって秀作、香りも豊かで好みのお味ですよ。
エビの旨味に優しい玉子の風味…そうさ、ここはぐい~っと飲ってくれい。
 
 

 
 
 
 

皐月の庭風景   ベニサラサドウダン


隣地との境界を流れる川に
今年もマガモのつがいがやってきました
セッセとエサを漁る雌の横で
コミカルなポーズをとってみせるマガモの雄

川辺のマガモ   Nikon AF-S NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6G ED VR  NIkon D300




あとわずかで今年のお務めを終えるベニサラサドウダン
初夏の陽光を浴びてその花弁を半透明に輝かせます
新緑との見事なコントラストが
ずっと印象に残る光景です

皐月の庭風景 初夏の陽光を浴びるベニサラサドウダン   Nippon Kogaku  NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5   SONY α7




 
 
 
 

小松菜のアラビアータソース

小松菜のアラビアータソース

渡りに船のイタダキもの

日々のお料理に欠かせないバターですが、その都度いちいちカットするのもメンドなことですし、また洗い物が増えたりするのもナニなのでしてね、ズボラ藩筆頭家老のエロおやぢと致しましては、ヒマなときに予めカットしてしまい、ガラス製のバターケースに入れて冷蔵保管するということをしております。使いたいときにチャッと使えるし、ひと切れが定量なのでお料理の加減に目安が設けやすく真に以てベンリなものですな。

バターカッターと小松菜の抜き菜

先日もアルミ製枠にピアノ線を張ってあるバターカッターでむぎゅ~っとバターをカットしておりますと、玄関のチャイムがピンポ~ン♪するではありませんか。そう、ご近所さんが「小松菜の間引きをしたので、よかったら召し上がって下さい…」と小松菜の抜き菜をドッサリと持ってきてくれたわけです。いや~有難いじゃありませんか!ちょうど昼めしはアラビアータソースのパスタにしようと思い、ガーリックや唐辛子を効かせたホットなパスタソースを作ったところでしてね、この小松菜の抜き菜があれば最強ソースが出来上がるってもんです、まさに渡りに船のイタダキものですよ…これも平素の行いが良いからなのでしょう、神様はちゃんと見ていてくれるもんです…って誰ですか、笑っているのは。

小松菜のアラビアータソース de スパゲッティーニ   RICOH XR RIKENON 50mm F2  SONY α7

フライパンでシャキッと新鮮な小松菜をバターソテーし、そこにアラビアータソースを加えてさっとひと煮立ちさせます。そしてそこに茹で上げパスタをダダッと投入して手際よく和えれば完成です、あ~ジツにクイックですね。
もちろんソースはエクセレントですよ、ガーリックと唐辛子のパンチに小松菜のシャッキリ食感…もう言うことはありません。畜肉など動物性タンパク質は入っておりませんが、ヤサイの旨味と香りでキブンはみな実…違う!南イタリアのリゾートレストランの席に腰かけているみたいです。
隣りの席にはボクを熱い眼差しで見つめるみな実が…ってヘンな妄想はヤメておきなさい。
 
 




皐月の庭風景  オランダカイウ そしてケロ助


オランダカイウ(カラー)は花芽をたくさんつけております
そのうち何本かは同時に開いてさぞかし美しいことになると楽しみしにておりますが
単独で見ても麗しきこの造形
先端の雨露さえ愛おしく感ずるものです

皐月の庭風景 オランダカイウ(カラー)   OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4  SONY α7




このハラの膨らみ方と
片手の突き方を見ると
ついさっきまでヤンチャしてたんだなあ…と判ります
もうおとなしくお昼寝でもしていなさい

皐月の庭風景 梔子にケロ助   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 105mm F4  SONY α7




早い春先に幾つも花を咲かせた黄薔薇
再び新葉を伸ばして新フェイズの準備ですか
別の枝には花芽も持っておりますので
近いうちにそのゴージャスな姿を拝見となるでしょう

皐月の庭風景 黄薔薇の新葉   Nippon Kogaku  NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5   SONY α7




 
 
 
 

タケノコ・チーズフォンデュとグリルソーセージ

タケノコ・チーズフォンデュとグリルソーセージ

自画自賛のハイブリッド

庭の草花も夏に向けての切り替わり時期になりました。長いこと楽しませてくれたクリスマスローズもだんだんみすぼらしくなってきて、先日はとうとう母上がバッサリと刈り取り切花にしてありました。
元々が下向きで俯いているような花なのでヨケーにそう感ずるのかも知れませんが、園芸バケツに活けられたそれらにはなんだか申し訳ないような心持になるものでありまして、お疲れ様でした~と声をかけてしまいたくなります。

切花にしたクリスマスローズ   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7

前日は塩味ラーメンのソロ活動をしていただいた新筍でありますが、この日はちょっと変わった舞台に立っていただきました。ええ、スイスの名物料理「チーズフォンデュ」の食材として脚光を浴びせるつもりなのです。
ただしグリルしたソーセージと共にいただくので、ロングブロシェットに刺して溶けたチーズを纏わせながら食すあのスタイルではなく、鍋に溶かしたチーズに予め全体を浸しコーティングをする…そんなカンジでスキレットに盛り込む方法です。

タケノコ・チーズフォンデュとグリルソーセージ   FUJI PHOTO FILM FUJINON 55mm F1.8 (M42)  SONY α7

熱々のスキレットによってタケノコが纏っているチーズが芳ばしく焦げてみたり、また溶け落ちたそのチーズをソーセージにもクルクルと塗りつけながら食すズル賢い食べ方ですね、いや~こいつは美味いです。テキトーな思いつきでやってみたものですが、我ながらコイツは上手くいったぜ!と自画自賛のハイブリッド、テメーに拍手喝采するエロおやぢなのですよ。
しかしタケノコにチーズって合うものですね、こんなに美味しいものだとは思いませんでした。考えてもみればこんな食感と旨味香りを含んだ食材って欧州にはなさそうですものね。もしかして、このことに気づいて既にジッコーしているレストランもあるのかな。
 
 

 
 
 
 

皐月の庭風景  甘夏柑の花と楓の新緑


甘夏柑の花が真っ盛りとなりました
近づくといい香りが漂ってきて爽やかなキブンになります
柚子も花芽を膨らませてはおりますが
今年は数も少なく慌てて追いかけるが如しですね

皐月の庭風景 甘夏柑の花   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7

 
 


すかっり新葉を拡げた楓です
時間によっては朝陽がその葉を透過し
鮮やかなグリーンの光を撒き散らしています
夏が終わるまでこの涼し気な色を楽しむことが出来ますね

皐月の庭風景 朝陽が透過する楓の新緑   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 105mm F4  SONY α7

 
 

 
 
 
 

新筍そば

Croissant


今日は立夏なんですってね
読者さんのブログを拝見するまですっかり失念しておりました
イヤだなあ夏は暑くて...いちばんキライな季節
未明の空には小麦色をしたクロワッサンがぼおっと
 
3:35am, May 05. 2024.

未明の Croissant   Nikon AF-S NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6G ED VR  NIkon D300

 
 

 
 
 
 

新筍そば

農民市場のお楽しみ

このところ農民市場に関する話題ばかりで申し訳ないような気もしますけれど、まあたまたまこんな時期に旬のものやら特色のある商品に向き合ってしまうこととなりましてね、あともう一回くらいは駄文日記でお目汚し…てなことになると思います、どうかお許し下さいませ。

富士山のおっぱい   OLYMPUS FTL F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8 (M42)  SONY α7

かの市場ではいくつかの定番お楽しみがあるのですけれど、この飲むヨーグルト『富士山のおっぱい』もそのひとつでありまして、まあハッキリ申し上げますとスーパーなどで販売されている大手メーカー製のものの三倍くらいの価格です。エロおやぢには似つかわしくない価格とステータスであることは重々承知の上ですが、この美味しさを一度経験してしまうと元には戻れない人生なのでありましてね、もうミエも恥も全てかなぐり捨ててカゴに入れてしまう逸品なのですな。
あなたにもあげたいのは明治チェルシーだけではなく『富士山のおっぱい』も…てなところですが、エロおやぢにはぜひ本物のおっぱいをい願いしたいものです。

さてそんなヨケーなお買い物をしつつ、本命の新筍をまたまた購入した次第です。掘りたて茹でたて運びたて…の三拍子が揃った新筍ですからね、もうどうやって喰ったって美味いに決まっているわけです。今回はスタンダードな和風の煮物と、RTS治療を兼ねたラーメントッピングの二正面作戦で対峙するわけです。

新筍そば   KMZ JUPITER-8 50mm F2  SONY α7

エロおやぢならこう来るでしょ…と想像なさっていた方も多いと思います。ええ、ご明察でございます!
ラーメンにトッピングする分だけ分けておき、薄味の中華スープでコトコト煮ては味付けした新筍です。この香りと甘み、そしてエクセレントな食感を享受する為に他の具材の共演を一切排除いたしました、完全ソロ舞台です。
僅かに舞う粉山椒やトップを飾る山椒新芽などは舞台照明くらいに思って下さい。静かに語る古の物語…年に一度きりの公演ですからね、姿勢を正していただくことにしましょう。RTS治療なんて野暮なことを言っている場合ではありません。
 
 

 
 
 
 

ちょっとお散歩 April 29. 2024.


以前にフシギな玩具が置いてあった倉庫前
今度はもっとフシギなものが置いてありました
これってかなりアヴァンギャルドな作品かと思うのですけれど
とにかくナゾのクリスマスツリーですよね

ちょっとお散歩 April 29. 2024. ナゾのクリスマスツリー   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7

 
 


昭和の日なる連休初日
跨線橋から見下ろす景色はなかなかに爽快です
クルマの停まっていない駐車スペースが
あぁ今日はお休みなのね…を実感させます

ちょっとお散歩 April 29. 2024. 休日の駐車スペース   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7

 
 

 
 
 
 

皐月の庭風景  黄薔薇の枝にケロ助


ケロ助もエンジンがかかってきましたよ
もう元気いっぱいに動き回っております…
と申し上げたいところですが
昼間はこうしてクワイエットなステイでして

皐月の庭風景 黄薔薇の枝にケロ助   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 105mm F4  SONY α7

 
 

 
 
 
 

やきいも

皐月の霞み富嶽


朝のうちは五月晴れってやつでした
それでも相変わらず霞は強く
五合目のあたりから下はモヤってますね
明日あたりは傘雲が出現しそうな気配もあります
 
6:31am, May 03. 2024. @Fujinomiya-City

皐月の霞み富嶽   Nippon Kogaku  NIKKOR-Q Auto 135mm F3.5   SONY α7

 
 

 
 
 
 

やきいも

落葉を集めて…はもう時代遅れ?

毎年秋になると幼稚園のコドモたちが農家の畑を借りて栽培したサツマイモ収穫のニュースが流れます。キャアキャア言いながらサツマイモを引き抜く姿は可愛らしいもので、なんだか秋の風物詩みたいにほのぼのとしたものを感じますが、エロおやぢがコドモのころはそんなイベントなど皆無で、今のコドモたちはそうした自然や農業に触れあう機会もあっていいよなあ…などと思ったりもします。

「紅はるか」B級品

昔はサツマイモと云えば秋から冬にかけての食べ物で、特に焼芋は寒い冬にホッカホッカのものを頬張り、ミもココロも温まって堪らない楽しみでありました。
ところが今はその焼芋を一年中いただくことが出来るようになりました。糖度が高く食感も様々なサツマイモが品種改良によって生み出され、そして何よりその貯蔵技術の飛躍的な発達が我々に極上の焼芋を与えてくれるようになりました。

焼きあがった「紅はるか」   Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8 (M42 Zebra)  SONY α7

昔のように落葉をかき集め焚火を熾す、そしてそこにサツマイモを放り込んでは素朴な焼芋を楽しむ…なんて様子を見ることはなくなりましたね。だいいち屋外でやたらに焚火などすればスグに通報されてケーサツのお世話になり、やれ消防法違反だの廃棄物処理法違反などと犯罪者扱いされてしまうのでしてね、もう非常にメンドっちい世の中になってしまっているわけですよ。時代遅れどころか吊るし上げ対象者、動画で撮影されて迷惑住民などとして SNS で叩かれまくり…なんてことが容易に想像出来てしまいます。

やきいも   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 105mm F4  SONY α7

エロおやぢの焼芋製造方法は市販されている「焼き芋シート」なるアルミフォイル加工品でサツマイモを包み、コンベクションオーヴンで30~50分間ほど加熱してやるだけのものです。ほっくりといいカンジに焼き上がり、香りも甘みも上々な焼芋が出来上がりますよ。
グルメな方々がよく食しておられるような高級サツマイモではありませんが、先日いつもの農民市場にて購入してきたものはB級品ながら " 紅はるか " と云う品種です。
焼き上がりナイフを入れてみると驚愕の品質でした…ねっとりしたボディーに繊維質は全く存在していなくて、まるで「芋ようかん」を切ったが如くの断面なわけです。昨年はバターを乗せて溶かしながら食したりしましたけれど、今年はそんな小細工はせずそのまんまストレートに…あぁそれでいいみたいです。よし、また食べるぞ…と決めました。
 
 

 
 
 
 

皐月の庭風景  門出と卒業


庭のあらゆる木々が芽吹いております
百日紅も枝の先端部だけでなく
幹の途中からも新葉を吹き出して
新たな門出に輝いております

皐月の庭風景 百日紅の新葉   FUJI PHOTO FILM FUJINON 55mm F1.8 (M42)  SONY α7

 
 


疲れ果ててしまったのでしょうか
モンシロチョウが柚子の花蕾に脚をかけてひと息ついています
よく見ると翅はボロボロになっていて
春の終わりを感じさせます

皐月の庭風景 ひと息つくモンシロチョウ   Nikon AF-S NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6G ED VR  NIkon D300

 
 


鉢植えのヴィオラも卒業間近かな
あの溌溂としたエネルギー感は既になく
小振りになった花が哀れを誘います
寒かった冬も頑張ってくれてありがとう

皐月の庭風景 ヲワリのヴィオラ   FUJI PHOTO FILM FUJINON 55mm F1.8 (M42)  SONY α7

 
 

 
 
 
 

イチゴとモッツァレラチーズのサラダ

苺とモッツァレラチーズのサラダ

当家初登場の真打

昨年末から順調な出荷の続いていた県内のイチゴ生産も、このGWあたりでいったん終了でしょうか。東部は伊豆の国市、中部は静岡市や御前崎市、そして西部は掛川市あたりが主要産地でありますが、例の疫病予防措置が五類に移行してからは観光イチゴ狩りも客足が戻りつつあるようで、どうかこのままインバウンド需要にも応えられるようになって欲しいものだと思います。

今回購入してきた苺は静岡県内で生産される主要三品種《章姫・紅ほっぺ・きらぴ香》のうち、最後に登場(2015年)した「きらぴ香」であります。これまでは「章姫」や「紅ほっぺ」を購入しておりましたが、香りや甘みにより優れた「きらぴ香」は県や各種団体が推奨するだけのことはあって、やはり二割ほど高価なものでして、当家の食卓に上ることはありませんでした。
それがシーズン末期ということもあってか例の農民市場で1パック¥400というちょ~お値打ち価格で並んでいるではありませんか。品質も朝獲りそのものでピッカピッカ…真にキラピカしてます。これは予てよりいちど食してみたかったアレをジッコーするしかありません、いよいよ当家初となった真打の登場です。

苺とモッツァレラチーズのサラダ   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 105mm F4  SONY α7

オイルトスしたべビーリーフをアンダーに、ハーフカットした「きらぴ香」と手でちぎったモッツァレラチーズを散らしただけのプリミティヴなサラダ…そう『イチゴとモッツァレラチーズのサラダ』であります。
旨味や香りは既に満たされておりますので、この上からはエクストラヴァージン「サルバーニョ」と、ガリガリすりおろしながら降臨させるブラックペッパーだけです。

サルバーニョ

「きらぴ香」の香りや甘みに程よい酸味、モッツァレラチーズのクリーミィな風味と舌触り…オリーブオイルやブラックペッパーは引き立て役でしかないけれど、これらが混然一体となって織りなす世界は、俄かには信じ難い新たな価値を生み出しているようです。あぁ美味すぎるじゃないか、なんだかバチが当たりそうな気もするけれど、たまにはいいよね…許して神様。
もういちど食べたいけれど、身の程を弁えろよ…ってことで、それは来シーズンのお楽しみにとっておきます。
 
 

 
 
 
 

皐月の庭風景   Freshness of pale green


この背面のツルっとキレイな個体は
このところ八重咲白椿あたりにいつも居るケロ助です
昼間はこうしてジッと身を潜め
外敵や乾燥から生命を守っています

皐月の庭風景 ケロ助@椿   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8  SONY α7

 
 


新緑の名に相応しい鮮やかさ
楓の新葉が青空の下に輝きます
淡いピンクの花も咲かせ
間もなく翼果も現れるでしょう

皐月の庭風景 楓の新緑   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7

 
 


いっぽう梅はその新枝をぐんぐん伸ばし
明るかった庭は日陰の多いものになってきました
そして梅の実もその傘の下で成長し
既に五円玉ほどになっております

皐月の庭風景 梅の実と樹蔭   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7

  
 

 
 
 
 

ネギ間焼鳥

ネギ間焼鳥

地元養鶏場「富士の鶏」

地元の養鶏場が朝霧高原で飼育しているブロイラーです。特に銘柄鶏と云うわけではありませんが、いちおー「富士の鶏」と銘打って販売しており、地元のみならず県内で名のある焼鳥屋さんなどでは頗る評判の宜しい鶏肉であります。

士の鶏 ネギ間串

その昔(と云っても10年くらい前のハナシですが)静岡市内の焼鳥屋さんで、あまりに焼鳥が美味しかったので「どちらの鶏をお使いですか?」と尋ねたところ「朝霧高原のほうの…」とコトバを濁したので「あ~もしかして青木養鶏場さんの?」と云うと、店主の顔色が変わったことを思い出します。
きっと一般には出回っていない鶏なので半分ヒミツにしていて、ヒトにあまり知られたくなかったんでしょう。一見の客がその名をズバリ言い当てたので驚いた様子で、きっとコイツはただもんじゃねえなあと思ったのかも知れません。オカゲで以降の接客は上々だったわけでして、まあグルメなスキルも時と場合によっては役立つこともあるものですな。

さてそんな青木養鶏場さんの「富士の鶏」が生のネギ間串となって販売されているのが例の農民市場です。先日新筍を購入に向かった折にこのパックを久々にメにして、お~っし今夜はヤキトリでGOだぜ!と突然元気モリモリになってしまうエロおやぢなのであります。

ネギ間焼鳥   RICOH RIKENON-P 50mm F2  SONY α7

あ~やっぱり美味いです。特にナニがってものはないのですが、とにかく旨味が深くて心地よい食感なのですよ。いやいや本当に特別なお味がするわけではなく、けれども何かこうナチュラルな鶏肉の風味がたまらなくいいわけです。朝霧高原は恵まれた自然環境と、富士山の湧水という無二のアドバンテージがあって、同じ飼料で同じ飼い方をしていてもその食味に違いが出ることはよく知られておりましてね、この鶏肉ばかりでなく鶏卵もそうですし、豚肉や牛肉も同様な判定が為されているのですな。
富士山が見える土地…確かに見た目の環境には素晴らしいものがありますけれど、こうして隠れた資産を抱えていることは堪らない幸運なのです。よしよし、近いうちにまた青木養鶏場さんの鶏肉を買ってきて料理をしましょう。
 
 
株式会社 青木養鶏場
https://www.aokiyoukei.com/
 
  

 
 
 
 

皐月の庭風景  ベニサラサドウダンとニリンソウ


ベニサラサドウダンは開花が始まって2週間ほどが経過しました
さすがにちょっとお疲れモードでしょうか
少しづつ散り落ちる花弁も目につくようになり
まもなく今シーズンを終えることとなります

皐月の庭風景 ベニサラサドウダン   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8  SONY α7

 
 


母上が知人からいただいてきたニリンソウです
こうして何年も当家の庭のこの場所で花を咲かせていますが
大きな群落になることもなく毎年数輪の開花を見るにとどまります
この楚々として控えめな出で立ちが素敵です

皐月の庭風景 ニリンソウ   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8  SONY α7