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金子みすゞ

読書

金子みすゞ

かねこみすず

かねこ・みすず(1903-1930) 大正末期から昭和初期の童謡詩人?西条八十から「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されたが早逝のためその作品は散逸し、幻の童謡詩人と語り継がれるばかりだった。「日本童謡集」(与田準一編・岩波文庫 ISBN:4003109317)に載せられた《大漁》という作品に激しい衝撃を受けた童謡詩人矢崎節夫氏の16年間にわたる調査によって1982年、512編の未発表作品を含む遺稿集が発見され、1984年昭和54年)『金子みすゞ全集』(JULA出版局)刊行。死後54年を経て再び世に出て甦った。

代表作に「私と小鳥と鈴と」「お魚」「大漁」「明るいほうへ」「空と海」など。

1903年明治36年)4月11日、山口県大津郡仙崎村(現・長門市)に、父金子庄之助(1874-1906)、母ミチ(1875-1943)の長女として生まれる。本名テル。二歳年上の兄堅助がいた。大津高等女学校卒業後、下関市の親類の書店で働きながら童謡を書き、「童話」や「赤い鳥」に投稿。西条八十に認められ、賞賛・励ましを受けた。1926年(大正15年)発行の童謡詩人会編の童謡集に、北原白秋野口雨情竹久夢二らと並んで選ばれるほどすぐれた作品を発表し活躍していたが、結婚運が悪く生活は不遇。一人娘(上村ふさえ氏)をもうけたが1930年(昭和5年)に離婚、病魔にも冒されており、直後の3月10日に自殺した。享年26歳。

(以上参考文献 KAWADE夢ムック文藝別冊総特集金子みすゞ河出書房新社2000年1月 ISBN:430997578X