(フランス語:gastronomie、英語:gastronomy)
ガストロノミーは、文化と料理の関係を考察することをいう。 日本では「美食術」、「美食学」とも訳される。 美味しく料理を調理して食べることだけを指すものと、誤って理解されることもあるが、これらは分野の一部にすぎない。 ガストロノミーとは、料理を中心として、様々な文化的要素で構成される。 すなわち、美術や社会科学、さらにはヒトの消化器系の点から自然科学にも関連がある。
「ガストロノミー」は、古代ギリシャ語の「ガストロス」(gastros、消化器)+「ノモス」(nomos、学問)から成る合成語であり、1835年、時のアカデミー・フランセーズによって公認された言葉である。