イプセン 人形の家 (岩波文庫)作者:イプセン,原 千代海岩波書店Amazon 作品概要・所感 ノルウェーの劇作家、イプセンの1879年作。銀行の頭取に就くことになった夫ヘルメルと、3人の子供たちとともに幸福な家庭を築いているかに見えた妻ノーラだったが、過去の秘密(夫の病気療養のための費用を、署名を偽造して借金していた)が暴露されそうになることをきっかけに、自らの置かれた境遇が「人形」に過ぎなかったのではないか、と考えるに至り、すべてを捨てて家を出ていく決意をする…!という物語。 家庭が舞台で登場人物たちも少なめ、物語はコンパクトかつはっきり言って地味なのだが、緊密な構成が素晴らしく、読めば読…