今回は、「辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~」(2010年)を読みました。 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~ (光文社新書) 作者:長沼 毅,藤崎 慎吾 光文社 Amazon 本書は、南極や深海、地中や火山や砂漠の微生物を研究されている研究者さんとサイエンスライターさんとの対談本です。へーそうなんだと驚く内容だったのですが、最後の方に書かれている火星起源説が特に印象に残ったので、書いておきたいと思います。 火星起源説 火星起源説とは、「生命の起源は火星にある」という説です。火星で生命が生まれた時、まだ地球は非常に熱く、生命は発生できない、または発生できたとしても何度も海が干上がってしまう…