マユミの手紙 ヒロへ この手紙を書くのは、少し照れくさいけれど、 言葉にして残しておきたいと思ったの。 わたしが、あなたとの毎日を選んだ理由を。 最初は、正直に言うと、迷いもあった。 あなたの体のこと、生活のリズム、 “普通”とは少し違うかもしれないって、何度も考えた。 でもね、気づいたの。 わたしが欲しかったのは、“普通”じゃなくて、“本当”だったんだって。 あなたが笑うと、わたしも安心する。 あなたが黙っていても、その静けさが心地いい。 一緒にいる時間が、特別じゃなくても、 それがわたしにとっては、いちばん大切なものになった。 誰かに説明する必要はないの。 わたしが選んだのは、あなたとの日…