澄川喜一(すみかわ・きいち)さんは島根県出身で、東京藝術大学で彫刻を学んだのち、 彫刻家として本格的に活動を始め、木材を曲線の形に削り出して組み合わせた、 「そりのあるかたち」という一連の作品で高い評価を受けました。 その後も石や金属などを使った抽象彫刻などで数々の賞を受賞して活躍するかたわら、 東京藝術大学で後進の指導にあたり、1995年から2001年までは学長も務めました。 また、大型の施設や記念碑などのデザインでも多くの業績を残し、 東京湾アクアラインの川崎人工島「風の塔」や、 国立科学博物館のモニュメントなどを手がけたほか、 「東京スカイツリー」のデザインも監修しました。 こうした功績…