百人一首No.29. 凡河内躬恒(おほしこうちのみつね):心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花 あて推量でもし折れるものならば折ってみようか、初霜で見分けがつかなくなった白菊の花を。 N君:第444回に登場した文屋康秀は三河国掾でしたが、本歌の凡河内躬恒は淡路国掾です。掾(じょう)というのは中央ではなく地方の国における四等官制「守(かみ)・介(すけ)・掾(じょう)・目(さかん)」のナンバースリーにあたります。 Shall I, by guesswork, pick up a flower of white chrysanthemums which are difficult t…