地域包括ケアシステム推進のカギと位置づけられるサービスの1つが、定期巡回・随時対応型訪問介護看護(以下、定期巡回型)です。サービスの稼働は2012年度から。今年で10年目を迎えました。しかし、2020年10月1日時点で事業所数は1,099件にとどまります(介護サービス施設・事業所調査より)。 定期巡回型誕生から10年。その現状は? 上記の2020年10月1日時点の調査では、訪問介護事業所が3万5,075件、訪問看護ステーションが1万2,393件。前者との対比で30分の1、後者との対比でも10分の1以下となります。定期巡回型が後発サービスとはいえ、10年たってもなお、同じ訪問系でこれだけ資源数に…