太極拳などの中国武術において、近現代で決定的な影響を及ぼしたのは王向斉の創始した意拳と、孫禄堂の孫家拳ではないでしょうか。 王向斉の意拳では、馬歩椿功(站椿功)の練習を重要視します。 「椿功」とは、ある一定の姿勢で立ち続ける練習法で、立った状態で行う、「瞑想」のような練習です。 そのため、一部では、立って行う「禅」という意味で、立禅とも呼ばれるものがあります。 この馬歩椿功(站椿功)と呼ばれる練習法は、かつては基礎訓練とのみ考えられており、馬歩椿功(站椿功)が重要な練功法と見なされるようになったのは、当道場の八極拳などの一部を除いて、この意拳の影響だと言えます。 当道場で練習している八極拳など…