タイトルが素晴らしいと思う小説1冊目は・・・ 綿矢りささんの「蹴りたい背中」です! はじめに 綿矢りさ「蹴りたい背中」の魅力 書き出し おまけ 「勝手にふるえてろ」 はじめに 好きな小説の中でも、タイトルが素晴らしいなあと思う小説があります。タイトルが刺さる小説。そしてそういう小説って、書き出しの文章も好みだったりします。 本を選ぶ時、表紙や帯、あらすじも見ますが、タイトルが気になって手に取った小説の最初の数ページの文体、文章が醸し出す空気、リズムが好きかどうかも重要だったりします。 いいタイトルとは、中身を知らなくても見ただけで興味をひかれるようなキャッチーな場合もあれば、読んだあとに「ああ…