→茶道
湯を沸かし茶を点てて飲むことそれ自体の総称。 日本の代表的な伝統芸能であり総合芸術。
最も古い文献では陸羽(〜804)が書いた『茶経』より茶の記述は始まる。 鎌倉時代、栄西禅師により「茶」が日本に紹介され、 禅宗の一様式「茶礼」として日本に根付く。
🍵この記事では「茶の湯」についてお話しするわよ! “おもてなし”の究極形!今回は、日本人の心と美学がギュギュッと詰まった伝統――【茶の湯(ちゃのゆ)】についてよ🍵💖ただのお茶会じゃ済まない、深〜い世界へご案内するわ! 「あ、これ抹茶?インスタ映え〜💕」って軽く思っちゃダメよ?茶の湯はね、茶碗の持ち方からお部屋の空気まで、ぜんぶが計算された芸術であり哲学なの。しかも“主役はお茶”じゃなくて“もてなす心”なのよ…グッとくるでしょ? 大人も子どもも楽しめる 社会科見学 👦「オネェさん、茶道って…なんか作法がいっぱいで難しそうなイメージある!」 👠「わかる〜、最初は“お作法地獄”って思うかもね。でもね…
戦国時代の大坂や京都では、有力大名の接待などには「茶の湯」をもって迎えられていたようだ。いざ戦(いくさ)となると、気持ちが興奮して抑えられなかった武将たちが、お茶のカフェインや厳かな作法に浸ることで、心の鎮静化を図ったようだ。わび茶の総帥と言えば、千宗易と言う茶人がピカ一で名を馳せていた。 また有力大名の地元では、茶の湯で使うお茶菓子が流行した時代でもあった。藩内でお菓子屋さんが商いを始め、羊かんなどもお茶請けに使われたが、正規品の羊かんはさて置き、お店で労働する丁稚さんが、お暇を貰って実家へ里帰りするのに、羊かんの本来使う餡子量より少なく配合して、薄味羊かんをお土産にしたそうだ。 その実態は…
一条真也です。たった一字に深い意味を秘めている文字は、世界でも漢字だけです。そこには、人のこころを豊かにする言霊が宿っています。その意味を知れば、さらに、こころは豊かになるでしょう。今回の「こころの一字」は、「歌」です。 歌というものを見直す必要があります。戦国史研究の第一人者である静岡大学教授の小和田哲男氏によれば、和歌や連歌は戦国武将たちの教養として欠くべからざるものであったといいます。加藤清正などは、武士があまりに和歌・連歌に熱中してしまうと、本業である「武」の方がおろそかになってしまうことを警戒していたぐらいだったというのです。 北条早雲は、「歌道を心得ていれば、常の出言に慎みがある」…
おはようございます。 サマータイムとなった、とはいえ、まだ春はつま先程度のソルトレイクシティ。今週初めは暖かめですが、木曜日、金曜日あたりからお天気が崩れて、雨そして雪。 またまだ春満開、というわけにはゆきませぬ サマータイム初日は、一時間とはいえ、睡眠時間がずれてしかも短かったので、どうも頭がすっきりしませぬ。それでもやらねばならぬ家事はあるわけなので、ここで一服、と 久しぶりにお点前など 先日、コストコさんで抹茶の大袋を買ってきましたものでね。誰も見てないし、ってんで、おっそろしいまでの簡略お点前。 実は、竹のしゃかしゃか(なんて言うんでしたっけ?)もいいけれど、もっと簡単に抹茶を楽しもう…
春風亭一之輔独演会@葡萄屋寄席 www.budoya.net 「茶の湯」と「意地くらべ」。 茶の湯は例によって一之輔師流の工夫がふんだんに入るスタイル。 通りすがりの人を拉致拘束して茶の湯に強制参加させたり。 さて意地くらべ、初見の噺。珍品らしい。 実際、聴いたことのない噺です。 タイトル通り、50円借りたはっつぁんと貸した隠居の意地くらべの噺。 「井戸の茶碗」と「三方一両損」を足したような。 正直、ちょっと飲み込みづらかったです。 50円返す際の強情隠居への八五郎の弁明の内容が、一度目と二度目で本質的に同じ (二度目はより詳細に説明してるだけ)。だけど隠居はそれで納得しちゃう。 そこがちょっ…
日本の茶道は、その実践だけでなく、使用される道具や空間の設計においても深い芸術性を持っています。 このブログ記事では、茶道具の美学、茶室の設計、そして茶の湯の儀式がどのようにして芸術と融合するのかについて探ります。 茶道具の美学:茶杓や茶碗などの道具に宿る美意識と芸術性 茶道で使用される各道具は、単なる機能的なアイテムではなく、それぞれが独自の美学を持っています。 例えば、茶杓(ちゃしゃく)は一本の竹から作られることが多く、その曲線美や質感は使用者に穏やかな感覚を与えます。 茶碗もまた、形状、色、釉薬の選択がその季節や茶会のテーマを反映して選ばれ、見る者に美的喜びを提供します。 これらの道具は…
日本の茶道は、単にお茶を淹れる技術以上のものを提供します。 それは心の平穏とリラックスを促す精神的な実践であり、瞑想的な体験としても機能します。 このブログ記事では、茶道がどのようにして心を落ち着かせ、内面の平和をもたらすのかを探ります。 一服の茶の心地よさ:茶道の世界で味わう静寂と癒し 茶道のセッションは、「一服の茶」として知られ、これは文字通り一杯の茶でありながら、その背後には深い意味が込められています。 この短い時間の中で、参加者は外の世界の騒音から離れ、現在に集中することが求められます。 この集中は、心を穏やかにし、日常生活のストレスから解放する静寂と癒しの瞬間を提供します。 茶室の設…
茶道、または日本の伝統的な「茶の湯」は、単なるお茶を飲む行為を超えた深い文化的意義を持つ芸術形式です。 このブログ記事では、茶道の歴史的起源、精神的背景、そしてその美学的な道具について掘り下げていきます。 茶道の起源:茶の湯の始まりと発展 茶道の起源は、中国から日本へと茶が伝わった奈良時代まで遡ることができますが、今日私たちが知る形の茶道が確立されたのは室町時代に入ってからです。 特に、禅宗の僧侶たちによって茶の文化が取り入れられ、精神性と瞑想の一環として発展しました。 その後、千利休によってさらに形式と哲学が洗練され、侘び寂びという美意識とともに、日本独自の文化として確立しました。 茶道の精…
9月下旬の稽古で出て来た主菓子の銘が「雁に月」。薄く黄色なまん丸お月様の上に、雁が二羽飛んでいる模様が付いていた。そこで先生が「雁が手紙を運んでくるという話があったけど、あれは中国のお話だったっけ・・・」とつぶやいていました。 そこで調べてみると、雁信や雁書という言葉あるようです。 前漢の李陵の元同僚である蘇武が昭帝の使者として匈奴へと赴くが、蘇武捕らえられてしまいます。そして匈奴は蘇武は死んだと言って返しません。昭帝は返すように交渉するが埒があかない。そこで一計を案じ、射おとした雁の足に蘇武からの手紙が括り付けてあった、と言って生存している事を主張し交渉に結果返ってくることが出来たとのこと。…
先日先生に指摘されたのは「歩き方や立ち方もすっとしてていいんだけど、持ち出すときの道具が低いのよね。もっと敬ってね」と言われた。 この一言には思い当たる事があった。 自分の点前をしっかりしようと、あるいみかっこつけようと考えて点前の稽古をしていて、道具や客を敬うことまで心が行き渡っていない。 私には気働きがない。茶友を見ていてもそれは思った。ある茶会でお弁当を頂く点心席に入ったとき私は席についてお弁当を開けようとしたが、茶友は部屋の端にあるお茶を取りに行った。私にも同じお茶セットが目に入ったはずだが、お茶を入れようという行為に結びつかなかった。もしかすると自分の喉が渇いていたら、お茶を入れたか…