ペリーが再来航し、徳川幕府が締結したのが「日米和親条約」でした。 日米和親条約では次のような内容が定められました。 第1条* 日米両国・両国民の間には、人・場所の例外なく、今後永久に和親が結ばれる。 第2条* 下田(即時)と箱館(1年後)を開港する(条約港の設定)。この2港において薪水、食料、石炭、その他の必要な物資の供給を受けることができる。* 物品の値段は日本役人がきめ、その支払いは金貨または銀貨で行う。 第3条* 米国船舶が座礁または難破した場合、乗組員は下田または箱館に移送され、身柄の受け取りの米国人に引き渡される。* 避難者の所有する物品はすべて返還され、救助と扶養の際に生じた出費の…