本日は、書籍の紹介をしたいと思います。 バチャ・メスキータ (著), 高橋 洋 (翻訳), 唐澤真弓 (解説)『文化はいかに情動をつくるのか――人と人のあいだの心理学』紀伊國屋書店(2024) という書籍です。ざっくり内容紹介は次の通りです。 〈喜び〉〈怒り〉〈悲しみ〉などの情動は、世界共通ではなく、文化ごとに異なる。情動の発生やとらえかたは文化によって異なるため、グローバル化が進むことで、情動に関わるすれ違いが軋轢を起こし得る。よりよい多文化共生社会を実現するためにどのような情動リテラシーが必要か、実証的な証拠を基に提言する書。 【目次】第1章 ロスト・イン・トランスレーション第2章 ふたつ…