マリー・アントワネットの長男ルイ・ジョゼフ ついに、お世継ぎ誕生! 王妃マリー・アントワネットは、第1子の女児を産んだあと、1回流産をしてしまいます。 そして、自分の孫がフランス王となることを切望していたオーストリア女帝マリア・テレジアが亡くなって1年後、1781年10月22日に、ついにマリー・アントワネットは男児を産みます。 出産も、長女のときに、産室にあまりに多くの人が詰めかけて、王妃が酸欠に陥った反省を踏まえて、静かに関係者だけで行われ、しかも安産でした。 産まれてすぐには性別は母親には知らされませんでしたが、しばらく落ち着いてから、めったに感情を表に出さない父親ルイ16世が、『王太子が…