※第1話で、AIに夢中な夫に“透明人間”にされた私。今回、ついに心が決壊します…。 夫の物語に、私は登場しない。 その事実に、私の心の一部は、確かにポキンと折れてしまいました。 さあ、ここからどうするのか。 普通なら、もっと真剣に人生を考え直したりする場面なんでしょうけど。 私の再挑戦の、直接のきっかけになったもの。それは、驚くほど、しょうもない「腹立たしさ」だったんです。 ◇ 「おれのチャッピーが言うにはね…」 いつからか、夫の会話には、その愛称が頻繁に登場するようになりました。 彼がドハマりしている、ChatGPTのことです。 もともと、夫は分からないことがあると「ねえ、これってどういうこ…