このあいだ、日経新聞に「Googleマップがサービス開始から20年を迎え、今度はスマートグラスで使えるようにする」という記事が載っていた。 それを読んだとき、「これは私にとっての救いになるかもしれない」と、ふと心が動いた。 便利そう、とか、面白そう、とかではなくて、もっと切実な気持ち。私はこれまで、ずっと「地図」に迷ってきたから。 私は方向がわからない たとえば「駅から徒歩5分」の場所に行くのに、30分かかることがある。 スマートフォンを手に持って、Googleマップを開いて、矢印の向きを見ながら進む。それでも何度も迷う。どっちを向いていても、矢印が合っているように思えない。何度もルートを外れ…