★★★☆☆ あらすじ 京都で表具商の夫を尻に敷き、一家を取り仕切っていた女だったが、成人した子供たちの自由な振る舞いに振り回されるようになる。 タイトルの読みは「才女気質(さいじょかたぎ)」。 感想 家のことを取り仕切って上手くやっていた女が、息子とその新妻、娘とその恋人といった若い世代とのギャップに戸惑う。こってりとした京都弁で繰り広げられる人情喜劇だ。今の感覚ではそれほど笑えるシーンはないのだが、味わい深さはある。 主人公はなにも利己的に家族に指図をしているわけではなく、家の繁栄のために良かれと思ってやっている。それが本当に家族の幸せになるのであれば全く問題ないのだが、他の家族がそうは思え…